概要
中世ドイツ風にアレンジしたロックマンのパロディ同人ゲーム「Rosenkreuzstilette」の続編である。今作品では前作の主人公スピリティア・ローゼンベルクのライバル、フロイディア・ノイヴァールが主人公となる。
この作品も多くのゲームのパロディ要素があり、特にゲームオーバー画面のこだわりが凄い。
あらすじ
薔薇十字小剣団の反乱から数ヶ月後、神聖帝国では疲弊した帝国軍に代わり教会が台頭し教皇の権力は皇帝のそれをも上回っていた。
教会は先の戦いを魔女の夜と呼び魔力使いは敬虔なる正教徒に害なす魔女であると宣伝した。
公式サイトより
登場人物
主人公
前作主人公ティアの幼なじみにしてライバルキャラ。愛称はフロイ。孤高の才女と称され、氷魔法を得意とする。
新たなる脅威、黒十字に攫われてしまったスピリティアを助けるために今度は彼女が単身で戦うことに。本作では倒した相手の能力をそのまま使うのではなく、氷魔法にして使用するため、完全にコピーすることはできない。
前作でも猛威を振るった低燃費&オート連射の「フロイデンシュタッヘル」を基本武器としてバスターのように使えるのだが、武器エネルギーが設定されており、これが0になってしまうと連射不能に陥ってしまうため、常に武器エネルギーにも気を配る必要がある。
また、ティアとは違って水中を泳ぐことができる。
OPでフロイの前に突如現れ、勝手に付いて来たはぐれ妖精。一人称はルゥ。
のんきな性格で嫌悪や悲しむといった感情を知らない。丸くてすべすべしたものを撫でるのが好き。
フロイディアと同じ氷の能力を持ち、ラッシュコイルやラッシュジェットのような足場を作ることができるのだが、果たして……?
今作で登場するキャラ
前述のシュトルーデルとドリス、そして黒十字のメンバーは本家よろしく、
制作にあたって開催されたボスキャラコンテストによって選ばれている。
前作の8ボスも引き続き登場。攻撃パターンが変化し、より手強くなった。難易度の高いボス戦を如何にして攻略するかが本作の醍醐味である。
エルカーエス特務部隊
- RKS013 ドリス・ヴァーミント
エルカーエス特務部隊(ティアやフロイ達とは別部隊)に所属する。
黄緑色のツインテールが途中まで尖っているという特徴的な髪型。
背が小さい(140㎝代)事にコンプレックスを抱いており、指摘する相手には容赦しない。
地形に溶け込む戦術と、気流を操作する魔法「フェッセルシュピラーレ」は、巨大なブーメランの軌道をジャイロマンよろしく、自在に操る。
特殊武器は「フロストクリンゲ」。ブレード系の武器なのだが、軌道が特殊なので使いこなすには
工夫が必要である。
なお、本Pixivでは本作品で開催されたボスキャラコンテストに応募し、
見事採用されたドリスの基絵が投稿されている。
黒十字
教会が、先の戦いで帝国を襲撃したエルカーエスを討伐するために結成された新興勢力。
SK(シュヴァルツクロイツ)と呼ばれ、唯でさえ希少な魔法使い(マギ)の中でも実力者によって
構成されている。彼女たちを倒すことが今作での目的。
隊長であるパメラを中心にして、各地の魔法使いを教皇に献上する魔女狩りを行っている。
だが、チームワークに問題点があるらしい。
- SK001 パメラ・アーヴィヒ
黒十字の隊長。名門貴族アーヴィヒ家の子女。裏モードの主人公を努める。
貴族特有のプライドが高く、周囲にも容赦のない性格。剣を使う強いボス、カーネルのような立ち位置にある。自身を認めてくれた正教会教皇に誇りを持ち、部下たちにも魔女狩りを強く押し勧める。
聖剣「“白銀” ヴァイスジルバー」を操り、フィールドを転移しながら激しく斬りつけてくる。
この剣はグローラの魔剣「グロールシュヴェート」の対になっている。
- SK002 アイファー・スクテ
常に浮遊しており、黒十字の中でも怪しい雰囲気を醸し出している。
低体温症のためシスターの服をベースに防寒具を着込んでいるが、スカートではなくチャイナドレスのように深いスリットが入っている。
奇蹟「“熱棘” アイファーシュタッヘル」はツタなどを硬化させる等で鋭角化させて、
相手を串刺しにする。
冷静な性格だが感情が不安定。そのため、突然激昂したり乱暴に罵ったりすることも。
また、フロイディアに対して並々ならぬ敵意を抱いており、彼女とは何度も顔を合わせることになる。
- SK003 シェラハ・フューラー
本シリーズ唯一の眼鏡キャラ。元エルカーエス特務部隊所属だが、行方不明になっていた。
OPにおいてティアを攫った人物だが、本性は男と酒、なによりも戦いをこよなく愛する戦闘狂。
魔法使いになったのも、エルカーエスを裏切ったのも単に戦いたいだけという理由。
奇蹟「“光拳” リヒトファウスト」によって、巨大なハンマーを軽々振るうだけでなく、ステージ全体を揺らしたり、岩石をも掴んで投げ飛ばす豪快な戦闘スタイルを得意とする。その極め付けが、あるタイミングで接触ダメージを受けてしまうとそのまま投げ技へ移行し、致命的なダメージを受けてしまう。実は170センチを超えている。ドリスとは旧知の仲らしい。
- SK004/SK005 レヒト・レフレクティア&リンク・レフレクティア
黒いサイドテールと修道服が特徴の双子で、色々と曲者ぞろいの黒十字のメンバーのなかで唯一黒を基調としている。
姉のレヒトは、右目に眼帯をつけ、左目にもハイライトが入っていないため、ほとんど盲目と思われる。
そういった境遇なのか、無口であまりしゃべりたがらない。
一方で妹のリンクは姉とは真逆に強気で活発。会話イベントに出るのは大抵彼女の方。
奇蹟「“偽影”ファルシェゲシュタルト」によって、相手の魔力を跳ね返す。とある秘密を抱えており、戦闘中にその謎を自分で見つけない限り勝利することができない。
その他
前作の主人公で、フロイと衝突することもあった。愛称はティア。
使用する魔力「ゼーレゲヴェーア」 は周囲のマナを集めて撃つことができ、チャージも可能。
自身の魔力を殆ど使用しないので、ロックバスターのようにほぼ無限に撃ち出すことができる。
フロイよりも早く今作の戦いに身を投じていたが、行方不明になっていたシェラハ・フューラーと再会した感傷に浸ってしまい、黒十字に捕まってしまった。
前作で死亡したはずだが・・・・?