概要
かぶき町四天王の一人であり、『かまっ娘倶楽部』のママ。周囲からは「鬼神マドマーゼル西郷」という異名で通っている。
男よりも女よりも美しい心(魂)を持つオカマ。本人曰く「妻が亡くなり、自分が母親代わりにならなければならないという思いが行き過ぎてこうなってしまった」との事。つまり、父親兼母親という人物。
若い頃は「白ふんの西郷」と呼ばれた攘夷戦争の初期に活躍した攘夷志士で、銀時・桂ら若い世代の攘夷志士の大先輩にあたる人物。天人襲来時に彼らの戦艦に白いふんどし一丁で乗り込み、ふんどしが彼らの血で染まるまで倒し続けたという。その頃の腕前は鈍っていないらしく、(不意打ちながらも)桂や銀時を一発で仕留める、巨大な宇宙生物を素手で倒す、更にはかぶき町四天王篇云うに人の3倍はある巨大な槌を駆使して源外の戦闘ロボを幾体もまとめて破壊する程。
作中唯一の黒星はかぶき町四天王篇で神楽に一撃で倒されたものであるが、このとき西郷は息子を人質に取られ嫌々戦っていただけであり手加減をした上で倒されたふりをしていただけにすぎない(銀時いわく『甘ちゃん』、『オカマ寝入り』)。
行き場を失った攘夷志士達を迎え入れている事から、オカマ帝国の建国を目論んでいるのではないかと、華陀に疑われている。
四天王の中ではお登勢に次ぐ貴重な良心的存在で、かぶき町四天王篇では黒駒勝男襲撃は「お登勢が銀時をけしかけたものである」という事を四天王の中でただ一人否定し続けたが、実の息子のてる彦を人質に取られ、従業員共々銀時達の手助けをする事が出来なくなってしまう。しかし、新八・神楽・キャサリンの手により息子を救出されてからは、現役時代を思い起こさせる八面六臂の大暴れを見せ、華陀の部隊を潰すのに活躍。隠居した泥水次郎長と失脚した華陀の代わりにお登勢と共にかぶき町を取り仕切ることになった。
解放軍襲撃の際にはオカマ軍団と共に天人兵と交戦し、かつての鬼神の如き強さをまざまざと見せつけた。
名前のモデルは西郷隆盛。