→攘夷(銀魂)。
概要
「攘夷志士」とは「攘夷」と「志士」の合成語。
「攘夷」とは、夷人(外国人)を実力行使で排斥しようという日本において江戸末期に広まった考え方。
「志士」とは、広義には「高い志を持った人」、狭義には「(尊皇)攘夷思想のもと江戸時代末期に活動した人」の意。
…だが、pixiv内で「攘夷」といえば、週刊少年ジャンプ連載作品『銀魂』における主義・思想のことを指す。すなわち「天人」に対する排外主義、あるいは「天人」に恭順する幕府を討たんとする倒幕思想。
そして「攘夷志士」は、この「攘夷」を掲げて活動する者を指す。
同作第一話以降描かれる時間軸(以下「現代」)から20年前に勃発した「攘夷戦争」に参戦し、敗北。
その後は現代に至るまで活発に活動する者もいるが、攘夷思想は持ち続けているものの活動家としては穏健化し実態がない者、「攘夷志士」を自称してはいるものの思想が伴わないただの強盗と化している者、すでに引退しているが過去の活動が原因で幕府から狙われており市井に潜伏している者など、現代における在り方は様々。
また、「攘夷四天王」すなわち坂田銀時、桂小太郎、高杉晋助、坂本辰馬だけを指して「攘夷志士」と呼ばれることもある。
この4人は攘夷戦争末期に活躍し、その勇姿は現代でも知る人ぞ知るところとなっている。現代では、銀時・坂本は攘夷活動から退いており、桂・高杉は活動を続けている。
ちなみに攘夷志士とは彼ら側、および彼らに対して比較的好意的な側からの呼称。廃刀令を無視して帯刀し、時に倒幕をも企てる彼らのことを体制側である真選組や見廻組は「攘夷浪士」と呼び、テロリストとして警戒している。
※『銀魂』世界では現在、(名目上は)刀を提げることが許されているのは幕臣(警察、同心、役人など)のみとされている。