あたしゃ勢力なんて一人たりとも持っちゃいない。アイツら、なーんの役にも立たない、ただの‥あたしの家族さ。
プロフィール
人物
万事屋の1階にある「スナックお登勢」のママで、万事屋銀ちゃんの大家である。
万事屋の滞納する家賃に手を焼いているが、銀時を陰で支えている人物でもある。
人情に厚く面倒見の良い性格で、時にはそのせいで騙されてしまうこともあるが、自分の性分として受け入れる懐の広い人物である。
銀時には家賃を中々払おうとしない為かキツい態度を取りがちな一方で、新八と神楽には銀時に振り回されがちなのを知ってかあまり怒鳴ったりはせず、冷静な態度で接してはいるものの、苦手意識を持たれがちである(ただし神楽が万事屋を一時期やめた時は寂しがっていた)。
しかし彼らもなんやかんやで彼女を慕っており、かぶき町四天王編では間接的にだがお登勢が次郎長に斬られるように仕向けた椿平子に対し新八が「かぶき町の、僕らのお袋さんを傷つけたことは許さない」と静かな怒りを向けたほど。
かぶき町四天王の一人でもあり、周囲からは「女帝お登勢」という異名で通っている。
「お登勢」という名は源氏名で、本名は寺田綾乃という。
殆どはツッコミだが、たまにボケることがあり、第50話のテコ入れでキャサリンとともに「ふたりはタマキュアSilver Soul」(ふたりはプリキュアのパロディ)というボケをやったことがある。
名前のモデルは寺田屋の女将、お登勢。
実写映画版では銀時へのツッコミが原作以上にはっちゃけており、彼を拳でぶっ飛ばした末に追い討ちとばかりにジャイアントスイングを行う、スマホゲームに課金しまくって金を溶かすなど原作とは別ベクトルでしょうもないボケをかましている。
過去
50年前は、「かぶき町のアイドル」と言われるほどの和服美女だったらしい。その容姿はどことなく現在の志村妙に似通っている。
団子屋で働いていて貧しい子供達に内緒で団子をあげていたが、それが原因で団子屋をクビになってしまった。
その後、ジリ貧の生活が続いていたが、たまたま道端に落ちていたパチンコ玉を拾ってパチンコ屋で挑戦した結果、フィーバーとなったらしく、その後もパチンコ屋には出入りしているとのこと。
また、かぶき町四天王にして溝鼠組の組長である泥水次郎長とは幼馴染であった。
銀時とは、攘夷戦争終結後のある雪の日に、彼女が気まぐれで夫・辰五郎の墓参りに行った際に出会った。腹を空かしていた銀時に供え物の饅頭を食べていいか聞かれた際は「これはアタシの旦那のものだから旦那に聞きな」という遠回しな返事で銀時に饅頭を食べさせた。これに恩義を感じた銀時が「饅頭を譲ってくれた旦那に代わり、生い先短いバーさんを必ず護る」という誓いの下、銀時との長きにわたるドタバタな腐れ縁が始まったのである。