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1.21ジゴワット

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いってんにいちじごわっと

映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に登場する概念で、タイムトラベルをするのに必要な電力のこと。

概要

概説

タイムトラベルをテーマにした映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』には、デロリアン製DMC-12を改造した自動車タイムマシンが登場する。

このタイムマシン(通称:デロリアン)は時速88マイル(時速およそ142キロメートル)まで加速した状態で、タイムサーキットを稼動させることで、時間転移を可能にするものであるが、このタイムサーキットを稼動させるのに必要電力が1.21ジゴワットであると説明されている。

しかし実際にそのような単位現実科学では定義されていない。

またメガギガのような10のn乗倍を示す単位「ジゴ」なのか、ある電力量を示す「ジゴワット」という単位なのかも不明

「ジゴ」の由来

本来ギガワットなのだが、脚本担当のボブ・ゲイルが“gigawatts”の発音を“jigowatts”だと勘違いし、脚本にそのまま“jigowatts”と書いたことが原因であると、DVD音声による解説にて語っている。

小説版やSCREENPLAYの名作映画完全セリフ集などのスクリプトでは“gigawatts”と正しく綴られているが、2009年発売のフィルムスコア曲名には思いっきり1.21 jigowattsと書かれており公式からもネタにされている。

また、サイエンスフィクションである今作で実在しない単位が出てくること(と、作品構成破綻するほどの間違いでなかったこと)で、却って作品のフィクションらしさが向上しているという視点可能であるため、あながち悪いことばかりとは言い切れない。

日本にはこれを面白がって、フィクション架空の単位として採用したり、社名に採用した会社まで存在する。

1.21ジゴワットを発生させるには…?

劇中ではデロリアンに搭載された小型原子炉(核融合?)にプルトニウム燃料装填してタイムサーキットを作動させる事で発生する。ただし、一回の時間転移で燃料消費する為に瞬間的に発生するのが正しいと思われる。後に「ミスター・フュージョン」と呼ばれる劇中の2015年一般化されているらしい融合炉に換装している為、燃料は廃棄物でもよくなっている。

あとは88マイルで走行している上で装置に落雷させる事である。

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