1.21ジゴワット
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いってんにいちじごわっと
映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に登場する概念で、タイムトラベルをするのに必要な電力のこと。
概説
タイムトラベルをテーマにした映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』には、デロリアン製DMC-12を改造した自動車型タイムマシンが登場する。
このタイムマシン(通称:デロリアン)は時速88マイル(時速およそ142キロメートル)まで加速した状態で、タイムサーキットを稼動させることで、時間転移を可能にするものであるが、このタイムサーキットを稼動させるのに必要な電力が1.21ジゴワットであると説明されている。
「ジゴ」の由来
本来はギガワットなのだが、脚本担当のボブ・ゲイルが“gigawatts”の発音を“jigowatts”だと勘違いし、脚本にそのまま“jigowatts”と書いたことが原因であると、DVDの音声による解説にて語っている。
小説版やSCREENPLAYの名作映画完全セリフ集などのスクリプトでは“gigawatts”と正しく綴られているが、2009年発売のフィルムスコアの曲名には思いっきり1.21 jigowattsと書かれており公式からもネタにされている。
また、サイエンスフィクションである今作で実在しない単位が出てくること(と、作品の構成が破綻するほどの間違いでなかったこと)で、却って作品のフィクションらしさが向上しているという視点も可能であるため、あながち悪いことばかりとは言い切れない。
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