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クララ・クレイトン

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くららくれいとん

クララ・クレイトンとは、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』の登場人物。PART3の実質的なメインヒロイン。

演:メアリー・スティーンバージェン

吹き替え:吉田理保子池田昌子藤田淑子戸田恵子

概要

1885年の女性教師。

PART3の実質的なメインヒロインであり、ドクことエメット・ブラウンの恋人的な存在。

人物像

作中でドクに語ったところによると、幼少期にジフテリアに罹ったため隔離されており、その頃に父からもらった望遠鏡で毎日空をのぞいて過ごしていたことから、星に興味を持つようになったという。

ジュール・ヴェルヌの愛読者でもあり、同じ趣味を持つドクとは意気投合する。

経歴

本来の歴史では、1885年にヒルバレーへ転任した際、馬車で家へ向かう途中で蛇と遭遇。これに驚いた馬が暴走してショナシュ峡谷へ転落死する。この事件がきっかけでショナシュ峡谷は彼女の姓にちなみクレイトン峡谷と改名される。

クララが峡谷に転落死した事件は100年後の1985年まで語り継がれており、ヒルバレー高校の歴史の授業に登場するほどである。マーティがドクにこの話をした際に、「学校じゃみんな言ってるよ。峡谷に落ちて死んでほしい先生がいっぱいいるって」と語っている。

PART2の終盤、稲妻の直撃によってデロリアンのタイムサーキットが誤作動し、ドクが1955年から1885年に飛ばされたことで、歴史が変わる。

ヒルバレー駅に着いた際、ヒルバレーの町長ヒューバートから頼まれ迎えに来たドクと出会うことになり、詳細な経緯は不明だが彼と恋に落ちる。後述のマーティによる介入前の歴史では、ドクはビュフォード・タネンに銃撃され9月7日に死亡。PART3の序盤で1955年でマーティが発見したドクの墓石には、「永遠の愛と共に クララ」と刻まれている。この墓石に刻まれた名前が、クララの本編への初登場である。当然1955年のドクは知りえないため、「クララって誰だ!?」と混乱した。

PART3では、前述の墓石からドクが死亡する運命にあると知ったマーティが1955年から1885年にやってくる。ドクと再会したマーティだったが、ドクはこの時点でクララとは出会っておらず、墓石に刻まれている名前を見ても心当たりがなかった。しかし、直後に鍛冶屋へやって来たヒューバート町長に今度赴任してくる女性教師をヒルバレー駅まで迎えに行くよう依頼され、その女性教師の名前がクララ・クレイトンであることを知る。

歴史を不必要に変えたくなかったドクはこの依頼をすっぽかしたが、1985年へ帰還するための作戦の下見のためマーティと共にショナシュ峡谷を訪れたところ、馬車の暴走に巻き込まれているクララを救うことで出会う(その直前にはマーティとドクがヒルバレー駅に路線図を見に行っているシーンがあるが、同じシーンにはドクに出迎えをすっぽかされて待ちぼうけを食っているクララの後姿が映っている)。

その後、町のお祭りを経て親密になっていく中で、未来に帰るために離別を覚悟したドクから別れを切り出されたが、最初はタイムスリップを包み隠さず話したことで荒唐無稽な嘘をついて別れようとするドクを不審に思っていたが、ドクが酒で荒れていた事を知り、さらにドクの工房にあったタイムトラベルのプランとして作っていた模型を見てドクが今よりも未来から来た事を(女の勘かはたまた科学の勘か)確信し、彼に会うべく追いかけたものの、マーティとドクの列車強盗の末に起きた機関車で起きたアクシデントで彼女は大ピンチに陥りホバーボードを利用したドクにより救出される事となる。そのせいでマーティだけが1985年に戻りドクが結局1885年に残ってしまった原因となってしまった。

最後は、新たなタイムマシンでマーティに会いに来たドクと共に子どもと共に登場する。

紆余曲折あったが、ドクとクララがなんで恋に落ちたかの謎は結局のところ互いに一目惚れ(クララの方は命の恩人となったドクに吊り橋効果が働いたと思われる)だったのである。

ちなみに彼女が転落するはずだったショナシュ峡谷は代わりにマーティが機関車ごと転落した(事にされた)ため、彼が使っていた偽名からイーストウッド峡谷に改変された。

『アントールド・テイルズ』によると彼女の生年月日は1855年10月25日。作中は9月なのでドクと出会った時点で29歳。時代背景だけみれば姉さん女房となるわけだが、ドク自身の実年齢からするとクララは30歳以上も年下である。まぁ、色々ややこしい事だらけのBTTFなので深く考えるとキリはないだろう。

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