概要
ジフテリアは、ジフテリア菌という細菌によって起こる危険な感染症である。
一般的にアフリカ・中南米・ロシアなどの発展途上国で発生している。ワクチンが普及している日本などの先進国での発生は稀。
感染経路
ジフテリア患者の咳やくしゃみに含まれる唾液を通して感染する。
症状
高熱・のどの痛み・犬が吠えるような咳・嘔吐がみられる。のどや鼻の粘膜に偽膜(白い膜のようなもの)ができるのが特徴。
重症の場合、偽膜がのどにつまって窒息したり、神経麻痺や心筋炎などを起こして死亡することもある。致死率は10%と高く、危険な病気といえる。
治療
血清および抗生物質を投与する。致死率・感染力ともに高い危険な病気のため、原則、入院が必要である。
予防方法
ワクチンで予防する。