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京都物語

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きょうとものがたり

原由子の楽曲であり、桑田佳祐が作詞・作曲・編曲を務めた。京都を舞台に悲恋が描かれた楽曲となっている。

概要

歌:原由子

作詞・作曲・編曲:桑田佳祐

ストリングスアレンジ:原由子、片山敦夫

2010年6月23日に発売された自身の2作目のベスト・アルバム『ハラッド』の1曲目に収録されている。

タイトルにある通り舞台はかねてから作者の桑田が「好きなんです」と著書などで述べていた京都であり、京都の名所(鴨川、南禅寺、嵐山、河原町)やそこでの四季を想起させるフレーズ(花灯路の東山、祇園囃子、送り火、紅葉、雪、桜)と悲恋が描かれた楽曲となっている。桑田は「京都に久しぶりに行ったときに日本の文化の良さを再認識して、そういうことに触発されてできた」「原さんにぴったりな楽曲」とこの曲の制作経緯と出来栄えを自ら簡潔に語っている。そもそも桑田はかねてから日本の文化や古より伝わる日本語の美しさに敬意を払っている事を語っており、後にこの国に生まれて良かったなと思いますという言葉も残している。また、桑田は原の歌声に対しても「日本の原風景を感じさせる要素がある」というイメージを持っており、この曲以前にも「鎌倉物語」(1985年、サザンオールスターズ名義)、「花咲く旅路」(1991年)、以降にも「旅情」(2022年)といった日本情緒を感じさせる楽曲を提供している。

歌唱した原は過去に女友達と共に京都を旅行した経験があったため、歌詞の内容に対してより共感できたという。

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