概要
暇空茜「どうも、認知プロファイリング探偵暇空茜です」
なる「助手のなる子です」
本名は水原清晃。男性。1982年または1983年生まれ。出身は大阪府。自身の祖父が戦後シベリア抑留で亡くなったとされ、以来ソビエト連邦及びロシア連邦が嫌いだと主張している。
noteやTwitter(現X)を中心に活動しており、YouTubeチャンネルを開設している。YouTubeに投稿する動画の作成は助手の「なる(参照)」に任せている様である。
イラストは「こふじ 参照)」氏が担当。なお、こふじ氏によるとイラストの権利は暇空側にあるという(参照)。
元々は「認知プロファイリング探偵空白」と名乗りいらすとやによる男性探偵の画像とSofTalk(ゆっくりボイス)の音声を用いていたが、YouTubeでのゆっくりボイス収益停止への対策で唐突に女体化した(参照)。
別名義は「空白」「Apos」「Touya」「暇なアーニャ」「暇な空白」など。
本項ではアバターを「暇空茜」、本人を「暇空」の呼称で統一することとする。
注意:
暇空茜氏が行なっている事に対して他に適当な呼び名が無い為に同氏は「認知プロファイリング探偵」を名乗っていると思われますが、各国の警察などで行なわれているプロファイリングに対しても「ちゃんと正しい結果を出せているか?というエビデンスや研究が不足している」「単なる偏見や経験則に基く判断に、もっもらしい理屈を付けただけ」「科学や統計学の皮を被った職人芸に過ぎず『誰がやるか』によって信頼性はピンキリ」という批判が有ります。ましてや、素人が行なう「プロファイリングごっこ」の信頼性に関してはお察しください。
全てのキャラクターの中で一番好きなのは『HUNTER×HUNTER』のクロロ=ルシルフルであると公言している。自身のツイッターアイコンで身につけているイヤリングや本はクロロになぞらえたものである。
近畿大学卒。以下の経緯からかなりの資産を有しており、現在は殆ど仕事をしていないという(参照)。
「清晃」は「近所のお寺のお坊さんに付けてくれた名前」で「名付けの由来を聞いて萎えた」という。
この事実は、本人による公開情報である。なお、暇な空白時代のブログで診断はしてもらっていないが自分は発達障害]だろうと分析している。
※ただし読者諸兄に関しては気軽な自己診断は行わないことを勧める。
「何の因果かレアな個体」として出生した彼は、小学生の頃IQテストで理論最高値を叩き出した。それによって両親に受験を押し付けられ、東大寺学園中学に入学するも高校で中退。
以降は『ウルティマオンライン』や『FF11』をのめり込む程にプレイするネトゲ廃人となり、攻略本の作成に勤しんでいた。取り分けFF11に関しては最初に初期ラスボス「闇の王」を倒した事もあってか、スクウェア・エニックスやファミ通から取材を受けていた。
ゲームクリエイターを志した彼はセガやgloops、グラニ、Cygamesといったゲーム会社を転々としていた。UOの攻略本に関わっていたほどの廃人だったので吉田直樹のUO語りはエアプかただ適当に遊んでいただけと断じている。
このうち何社かは記録が残っており、グラニは裁判時代の記事が現存する他、Cygames時代の氏を開発者とした特許も存在する。(参照)
gloopsの面接官を担当した谷直史と共に株式会社グラニを創業したが、『神獄のヴァルハラゲート』をリリースをして取締役に就任した時に、経営陣から理不尽な解雇を下されてしまう(ちなみに貯金も会社に貸し付けたため、実質無一文であった)。これに泣き寝入りはしないと決めた彼は7年かけてグラニを相手に5つの裁判訴訟を起こし、紆余屈折あって最終的に勝利を収めて6億円の賠償金を受け取った(尚、グラニは件の賠償金に加えて新作のヒットに恵まれなかった事もあってか、実質倒産に至った)。
このあたりの経緯は彼のnote「シン・ネトゲ戦記」(後に暇空茜名義で『ネトゲ戦記』としてKADOKAWAから発売)に詳しく書かれている。
Colaboとの対立
元々はHUNTER×HUNTERなどを主な題材としていたが、ツイッタラー「シュナムル(引退済・参照)」との対立を契機にフェミニストやその関係者を取り上げるようになる。
そして『宇崎ちゃんは遊びたい!』や『温泉むすめ』の炎上騒動を契機に、本格的に対立するようになった。
まず、炎上の発端となった「ツイフェミ」勢力の調査を行い、その結果を動画として投稿した。
この流れの中で、上述の2件の炎上のきっかけとされるツイートを行った仁藤夢乃と彼女が代表をつとめる「一般社団法人Colabo」に着目、「納税者の権利」であるとして追求を開始する。
それに対してColabo及び仁藤夢乃は『ネット上の攻撃(結成した弁護団による意訳)』を理由に弁護団(→通称:セブンナイツ)を結成、11月29日に暇空への訴訟を提起することとなった。
2024年2月16日に、Colaboへの名誉毀損の容疑で警視庁新宿署により書類送検される。
なお、この暇空茜に対する書類送検において、警察側は「相当処分」(事件性は認められるが有罪に出来る確証は無いので、起訴するかは検察の判断に任せる)の意見を付けた。
提訴記者会見
後日に文字起こしも公開されている(参照)。
暇空は記者会見を受けて「徹底抗戦」を表明。
刑事、民事を含めてあらゆる法的措置を視野に入れており、引き続き動画投稿やブログでColaboとその関連団体(若草プロジェクト、BONDプロジェクト、ぱっぷす)を追求するとした(参照①②)。
同時に訴訟費用の支援寄付も呼びかけており、2024年6月時点で約1.6億円もの金額を集めている。「最高裁まで戦い抜く」としており、自身の弁護団には全額使い切るように要請している。
こうした強硬な態度の背景には、過去の法廷闘争の経験もさることながら、「(フェミニスト相手には)話し合いなど通用しない」という信念がある。とあるインタビューではウクライナ侵攻に準えながらネット全体の戦争であるとまで主張していた。
- 12月29日に暇空が出した住民監査請求が認められ、2023年1月4日に東京都監査委員はColaboに「不適切な経費計上があった(妥当性が疑われる点も含む)」とする監査結果を公表。福祉保健局に対し、実際に事業に必要な経費を調査と特定をし、過払いがあった場合は同法人に返還請求するよう勧告した。過去に行われた東京都の住民監査請求は、ほとんどが「監査実施せず(却下)」或いは「理由なし(棄却)」としてここ4年程一切請求が通っておらず、「理由有り(認容)」になることそのものが異例の事態であることから、請求には妥当性が認められたと解釈できる。
- 一方で、暇空の主張の大半については住民監査請求に記載された表3を理由に「妥当でない」として退けられた。そのため暇空はこの結果に不服として住民訴訟を提起し、監査委員の判断に対して「論理矛盾だ。一貫性を持たせるべきだ」と疑問を呈するコメントを発した。
- ちなみに住民監査請求の全文はこちらを参照。
- 東京都は2023年3月3日に再調査結果を公表し、一部の事業費192万円は経費として認めなかった一方、その他の事業費2713万円は経費として認めた。経費が委託費の上限2600万円を上回っていたため、都に返還される委託費はゼロという結果になった。
- 暇空はこの結果に不服としている
- 前後して2023年1月、一連の動きで自身の名誉を傷つけられたとして、暇空は神原元、太田啓子、伊藤和子3弁護士をはじめ、「Colaboと仁藤夢乃さんを支える会」の代表者とされる北原みのり、そして望月衣塑子(東京新聞記者)、菅野完、桜井平(共同通信名古屋支部デスク)、堀口英利、さらに一般人男性3名に対して訴訟を提起している。また2024年からは谷家幸子(武蔵野市議会議員選挙候補)、羽鳥大輔(日本共産党中野区議選)、勝部元気(フェミニスト)も新たに提訴した。
顛末
一連の流れを受けてかどうかは定かではないが、東京都の若年被害女性等支援事業は、令和5年度(2023年4月)より「委託契約」から「補助制度」に変更されることとなった(参照)。
これにより支出監理が厳格化され、補助金の申請に際しては誓約書の提出が必須になるという。誓約書の内容については以下の通り。
- 1 交付要件を全て満たしていることを確認しました。また、申請書及び提出書類の内容に虚偽や不正はありません。
- 2 実施要綱及び補助要綱の記載内容を理解し、その内容を遵守します。
- 3 東京都暴力団排除条例第2条第2号に規定する暴力団、同条第3号に規定する暴力団員又は同条第4号に規定する暴力団関係者等が、法人の活動に参画していません。
- 4 宗教活動又は政治活動を主たる目的とした団体ではありません。また、本補助事業の実施に当たり、宗教活動や政治活動は行いません。
- 5 申請した経費について、他の補助事業等を申請・受給している経費は含んでいません。
- 6 補助要綱別記補助条件13に基づき都が実施する検査に応じることに同意します。
- 7 都が行う調査研究等に協力することに同意します。
- 8 事業の履行確認に必要な個人情報を提供することに同意します。
あくまで一般論としての告知であり、Colaboからの申請を受け付けないという話ではなかったはずなのだが、仁藤代表は「安心した支援につながらない」という理由で申請を断念したと発表(参照)。追求の中核であった公金の支出を自ら止めるという判断をした。
前後するが、Colaboは「バスカフェ」という、その名の通りバスを用いて食料や支援物資を配給するイベントを度々開催していた。ここにYouTuber「煉獄コロアキ」らが凸行為を行うようになり、場外乱闘に発展。2023年3月には東京地裁からYouTuber側に半径600メートル以内への接近禁止が言い渡されている。
一方Colabo側も東京都から「安全を確保できない」「ビルを借りるなどの代替策は無いのか」などと活動の見直しを促された。
なお、時折この件についても暇空との対立の一環として語られている場合があるが、暇空はYouTuber側に同情の意を示したのみで直接関与してはいない。
この後東京都は令和五年度の若年被害女性等支援事業対象公開すると予告したため暇空は開示請求を行ったが不開示と回答。そこで弁護団からの提案を受け東京都に対して国家賠償請求を行い、2024年3月26日に東京地裁で勝訴(11000円+不開示取消命令)している。
Colaboとの対立が本格化する直前には、『戦国ランス』のMOD(作者の名誉のために断っておくと、公式の許可を得たもので単なる改造ではない)を「解釈違いである」という理由で批判し、結果的に公開を取り下げさせるという争いを起こしている。
表現の自由を標榜する立場としていかがなものかという声もあったが、界隈では「表現の自由には批判する自由も当然に含まれるし、取り下げの判断をしたのは作者自身である」として問題視しない立場が大勢を占め、実際その後の支持拡大にもほとんど支障しなかった。
暇空はColabo単独の犯行とは見ておらず、広範囲の人間が関わる体系化された汚職であると妄想している。「ロッキード事件」に匹敵する規模なのではと見立てたこともある。しかし結局Colaboから都に返金されることすらなかった。
暇空はこの体系を「公金チューチュースキーム」、関わった人間を「ナニカグループ」と表現しているが、それらが指し示す範囲は時々で一定しない。させる気も無いようで、定義論争のような話には不快感を示す傾向がある。暇空によればジャニーズを潰したのも安倍元首相を殺害したのもナニカグループであるらしい。
Colaboとの対立は国会にまで飛び火し、日本維新の会の音喜多駿、浅田均、NHK党の浜田聡、東谷義和らが公金管理のあり方などを追求している。
政府参考人として招致された厚生労働省の役人には同調する者もいた(参照)一方、加藤大臣や岸田総理からは「監査の結果に従う」といった一般論しか引き出せなかった。
特に岸田総理は、同時期に女性や子供の福祉について小池都知事と対談していたこと、親族のスキャンダルに見舞われていたことから、一部の暇空支持者はグルなのではないかと妄想をしている。
本筋であるいわゆるColabo問題ではないが、のりこえねっとに著作権に関する裁判で敗訴した。
第三者が追求することは自由としているが追求に際して誹謗中傷になりかねないことはやめるよう釘を刺している。それを守れず切り捨てられたのが避難所こと片倉真二である。
ひまそら あかね都知事候補
2024年6月20日、ひまそら あかね名義で都知事選挙に立候補した。
「公金チューチューをなくす」「東京都をデジタルで楽しませる」この2つを公約とし、政治献金の一切を受け取らないことを宣言している。
その他、漫画やアニメやゲームなどの作品を愛していると語っており、作品を守るとも述べている。
現在のところ、政見放送に出ない、街頭演説をしない、顔出しをせず、ネット選挙に全コミットするという非常に異例な選挙戦を展開している。
顔出しに関しては「都知事選に勝利したら顔を出す」と宣言していた。なお本人は7月3日には顔の公開と称して自身の子供時代(小学生になる前)の写真を出すという行動をXで取っている。だが5歳前後の頃と40歳では顔立ちは全く異なるため、何も意味は成してない。
2024年7月5日には、Xで大きな反響を呼んだこなみによる応援のWEB漫画『漫画、アニメ、ゲーム、全ての創作を愛するひとへ』が公開された。
結果は7位(11万票)で不当選。
なお、本人はこの結果に対してまたも不服な態度を取っている。
都知事選における暇空支持者の問題行動
暇空支持者は期日前投票にて投票所で写真撮影をすると言った行動を取っている(他の支持者にも少なからず存在したが、暇空支持者が圧倒的に多い)。東京都選挙管理委員会はこの行為は禁止されてないものの、そもそも都内自治体が撮影を禁止しているケースも多く、実際グレーゾーンに近い。この行動も世間では物議を醸している。
また、彼の不当選が確定したら、その事を不正選挙と述べる者もいる。
その他
前述の通り以前まではゆっくりボイスを使用していたためか一時期収益が停止され、その対策で音声を変更し現在の女性のような声と姿になった。しかしその見た目がVOICEROID及びA.I.VOICEのキャラクター「琴葉茜」(助手のなるは「紲星あかり」)に酷似していることから、キャラクターの政治利用ではないかと指摘される。具体的には、キャラクター使用ガイドライン第2条の2「本キャラクターは、次の態様での使用をしてはならないものとします:①当社、本製品又は本キャラクターの評価・評判・イメージを著しく損なうような態様での使用。」に該当すると言われている。
これに対し暇空は自身のアバターをオリキャラであると主張(参照)。また音声に関してもなるは「ボイスチェンジャーである」と言っており案の上批判が相次いだ。暇空及びなるは上記のような指摘に対応する気はなく、暴言とブロックを繰り返すなどで未だ強固な姿勢を貫いている。更に暇空を支持する者が琴葉茜・葵の公式絵を選挙活動の旗に使用したりと、もうやりたい放題である。
これに関し問い合わせが殺到したのか、琴葉茜を運営する株式会社エーアイは2023年4月20日と2024年6月21日にプレスリリースも公開した。
一応追記はしておくが、なるがXに投稿した画像には琴葉茜・紲星あかりを使用している場面がある為、VOICEROIDを使用している事実は存在する。
(参照 なる本人が元となる投稿を消しているためスクリーンショット。)
さらに、上記の件に限らず暇空は自身への批判的な言動を拒んでおり、動画のコメント欄やXにて批判をされると即削除、アカウントのブロックといった態度を貫いており、このような態度も世間から批判を買う原因となっている。
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献血ボイコット:『宇崎ちゃんは遊びたい!』の炎上から派生して起きた騒動。仁藤夢乃の手によるものではなかったが、ネット世論、特にオタクや男性の多くが暇空側に付く契機になった。なお暇空本人もそれを引き起こしたTwitterユーザーを分析する記事を投稿している。
ネトゲ戦記:著書。