概要
1931年7月20日・静岡県田方郡大仁町(現:伊豆の国市)に生まれた。
本名・鈴木隆信。出生名は芸名と同じだが、成人後に親類との養子縁組で改姓していた。
1951年、俳優座養成所を卒業し、俳優として活動。養成所の同期には愛川欽也や塚本信夫がいた。
持病といじめから非行に走った実の娘との葛藤の日々を綴った『積木くずし』の著者としても有名。また、その実の娘に先立たれることとなってしまった。
声優としてはアニメ・ゲーム出演はほとんどないが、青野武と並ぶマッドサイエンティストのような博士役が多い。どちらかと言えば吹き替えでの活躍が多く、主人公から悪の大ボスまで幅広い役柄をこなす。
バック・トゥ・ザ・フューチャーのエメット・ブラウン(ドク)のテレビ朝日版での吹き替えを担当しており、ビデオソフト以外ではこの穂積版が長年放送された事からドク=穂積隆信の印象が強い人も多い。このウケが良さから、後にドクを演じるロイドが出演したパニック映画「ピラニアシリーズ」で再度ロイドを演じ、話題となった。
『積木くずし』のヒット後は悪徳会計士に騙されるなどして多額の負債を抱え、高齢ながら妻の介護に追われるなど晩年も苦しい生活を送るも、俳優として現役を貫いた。胆嚢癌のため2018年10月19日に他界。