演:森岡豊
概要
戦士の側面を持つ「武」を司るラクレスの右腕。
同じく側近であり、「智」を司るボシマールと共にラクレスの側で控えている場面が多い。
第6話では、オージャカリバーを振るいラクレスに斬りかかるギラをたやすく抑え込むなど、その実力は確かなものである。
第9話における発言から息子がいるらしい。
第21話における履歴書によれば、1973年2月18日生まれの50歳とのこと。これは演者の森岡豊氏と同じ生年月日である。また、大学には一浪し、卒業してから近衛兵になるまで2年かかっていたりと決してエリートというわけではない模様で、むしろ現場叩き上げと言った様相といえる。
人物像
王の最側近たるポジションにふさわしい、謹厳実直な堅物。生真面目が過ぎて遊びがない言動も随所で見せている。
基本的にはシュゴッダム国王に忠誠を誓っている武官だが、第7話から次第にラクレス個人への不信感や不満が募っているのか、時にラクレスの横暴じみた言動を諫める姿を見せるようになった。
また、シュゴッダムを離れンコソパにてギラの捜索をしていた第9話では、変装したギラを運良く発見したドゥーガはそのまま捕縛……と思いきや「IQ2万の超天才中学生のキイト君!?」と見間違える粗忽者な一面を披露しており、根っこはこちらの国王と同じ、役目に忠実過ぎて無理をしているのかもしれない。第13話ではヤンマ・ガストがやらかした失策を目の当たりにした際、ボシマールが人目を憚らず爆笑したのに対し、ドゥーガは吹き出しこそしたがすぐに顔を強張らせていた。
その後、バグナラクの謀略で一時的にシュゴッダムが彼等の手に落ちた際、ドゥーガはそのような状況下でも職責を務めんとしたが、第19話でラクレスがバグナラクの指図で自分に刃を向けたのを契機に、さすがに耐えられなくなってコーカサスカブト城から逃げ出した(スズメが誘導した部分もある)。
その後の第20話では彼は登場せず、ボシマールのある真実が明らかになるが、それを知ってか知らずか、第21話で他国への懸命の就活が描かれた。
※とんでもない国の動乱に巻き込まれたがドゥーガだが、彼は妻と息子ある身であり、齢50歳にて就活をする姿にテレビの前のお父さん達の涙を誘ったとか。
しかし、ンコソパ、イシャバーナ、トウフで面接に臨んでもすべて不採用。残るゴッカンはモルフォーニャによって強制的に採用されそうになったものの、人員が不足かつ頼る囚人も不真面目な連中ばかりな上、あまりに寒かったために自ら辞退(これにて視聴者にもゴッカンがブラック企業扱いされてしまう事態に…)。
そして再びシュゴッダムへ戻り、ラクレスを倒し国王となったギラと再会。恥を忍んでギラに頭を下げて再仕官を願い出る。側近でありながらラクレスを置いて逃げ出した自分と、王族でありながら逃亡者を続けたギラ。似て非なる境遇故に互いの足りない部分を補えると思ったのと同時に、「長く王に仕えた者として、僕に王様を教えてください」と乞われたことで、改めてギラへの忠誠を誓う。
しかし、ドゥーガがいない間に4国の王達との勝負に負けたギラは様々な無理難題を約束させられており、それ等は(一部を除いて)シュゴッダムの権勢をも揺るがすレベルだった。対応に悩むギラに対し、「何をなす王になりたいのですか?」と疑問を投げかける。
そこにダイゴーグが侵攻。迎撃に出たギラは逃げ遅れたブーンを攻撃からかばうと、「バグナラクの夢を踏みにじり、子供たちに夢を見せる邪悪の王」を高らかに宣言。そんな彼を誇らしげに見ながら、ブーンを避難させていた。
第24話では民と気安い関係であるギラに「王であることをお忘れなく」と釘を刺していたが、その後はチキュー祭りでブーンと遊ぶギラの姿を見て「それが新しい王の姿なんですね」と穏やかな笑みを浮かべていた。なお祭りを満喫していたのか屋台の食べ物やアイテムを大量に持ち歩いていた。
第25話ではゴッドキングオージャーを起動させるのに必要なシュゴッドの適合者を探すためとはいえ、民を戦争に巻き込むことを苦悩するギラに対し、無理やりオージャカリバーを手にして自身が適合者であることを示した。
ドゥーガには家族がいると躊躇するギラに「だからこそ私は死ぬつもりも諦めるつもりもありません」と告げた。
ゴッドキングオージャー合体時はガーディアンヘラクレスのパイロットとなった。
バグナラクとの戦いから2年後を描いた第27話では立派な王となったギラが色々とやらかした王に代わって会議にやってきて謝罪をしているだらしない姿の各国の側近達に呆れたり、その側近たちに大丈夫ですからと労っているギラの姿を見て微笑むなど、後見人としてギラを見守っている。
新たな敵宇蟲王が狭間の国バグナラクの次にシュゴッダムが襲撃された際にはギラの指示で民をコーカサス城に誘導している。
第29話では、ヒルビル・リッチの洗脳を受け自分の意思とは関係なく他国の側近と共に王達を切ってしまうという自体に陥ってしまう。
第34話では、家族を人質に取られスズメから家畜の豚のような扱いを受けていた。
第35話では追跡すると言ってゴッドタランチュラにしがみついてギラ達の後を追いかけバグナラクに着いた後、ギラ達王様戦隊が別地球でデーボス軍と戦ってる間の事を話しており、最初にチキューのライフラインであるンコソパがダグデド一派の襲撃を受けてンコソパ民の必須アイテムであるヘッドホンにビルビルが洗脳をして一晩で陥落した事を話す。
第40話では、ゴーマ・ローザリアとの戦闘直後のため、満身創痍のキングオージャーの援護を受けられない中、シュゴッダムを襲撃したゾンビサナギムの大群と交戦。
逃げ遅れた少女に「おじさんが守るよ…」と優しく声をかけ、剣を構えた直後、駆け付けたミニティラと遭遇し、感謝の言葉を伝えて共闘する。
その際、ミニティラの放った咆哮が宇宙に響き渡り…
第43話ではミノンガン・モウズの能力でゴローゲ共々老人の姿にされてしまった。
第49話ではラクレスと民達と共に最終決戦でに参加し満身創痍のギラ達王様戦隊の体力回復の時間を稼ぐもほとんどが非戦闘員の為苦戦を強いられるとデボニカの力によって死の国よりボシマール達が加勢に入り再び復活した王の双剣の一角として味方の士気を挙げた。
余談
名前の由来はドウガネブイブイと思われる。
第43話の回想にて17年前のボシマールが自身を「王の双剣の一人」と称しており、この台詞からドゥーガには前任が居た可能性がある。
関連タグ
日下部彦馬:当主の戦隊レッドの側近等似た要素を持つキャラクター
五色田介人/桃井陣←ドゥーガ/シオカラ/セバスチャン/モルフォーニャ/クロダ/ゲロウジーム→ブンドリオ・ブンデラス/ビュン・ディーゼル/細武調