君の青春は輝いているか 本当の自分を隠してはいないか
君の人生は満たされているか ちっぽけな幸せに妥協していないか
概要
職業に就くための活動の総称。
通常、学生・失業者など職に就いていないか、フリーターなど非正規雇用の者が、企業や官公庁などに正規雇用されるための活動を指す。
pixivにおいては大学生の就活に関するものが多い。
新卒の就職活動
就活サイトに登録
リクナビ、マイナビなどに登録することで、様々な企業の情報を検索したり、説明会の予約を行ったりできる。近年では企業からサイトに登録している学生にオファーを出すタイプのサイトも出てきている。
サイトからのメールでメールボックスがいっぱいになってしまうこともしばしば。
自己分析
自分が何に向いているかを自分で分析し、そこから自分に合った業種や職種を見出すこと。
心理テストなどの質問に答えていく形で行うことも多い。
就活セミナー
就活に必要な知識等を教える講座。面接や履歴書への対策から挨拶などマナーに関するものまで内容は多種多様。
大学が無料で行うものもあれば、企業が有料で行うものもある。
大学によっては1年生から(半ば強制的に)参加させるケースもあるらしい。
会社説明会
企業が学生に自社のビジネスや業務内容などについて説明する説明会。司会者が前に立って行うものから、座談会のような形式の物まで様々。
基本的には人事部の人間が行うが、社長や現場の社員が出てきて仕事を説明することも多いようだ。
人気企業の場合、説明会(しかも参加必須)の予約があっという間に埋まってしまい、門前払いになる学生も多い。
学生によっては100社以上の説明会に足を運んだり、一日に何社も回ったりするという。
履歴書・エントリーシート作成
志望動機や自己PR、趣味特技、研究テーマ等を書くもの。履歴書はコンビニ等に売られているが、大学生向けだと職歴欄が少なく、志望動機や研究について書く欄が多い。
エントリーシート(以下ESと表記)は、履歴書の各企業が出しているバージョン。A4一枚の物から何ページにも及ぶものまで分量はバラバラ。大抵の場合、ネットでDLするか、説明会で受け取る。ESの場合、履歴書と聞きたいことは同じでも、変則的な聞き方をする場合がある。
また、一般的な質問以外に、小論文などを求める企業もある。
面接
志望動機や自己PR、趣味特技、研究テーマ等を聞かれる。
対策本にはやたらとマニアックな質問の例が載っているが、実際にそのような質問をされることは稀である。
グループディスカッション
面接形態の一つ。学生がグループになって指定されたテーマについて話し合うというもの。
数ある選考過程の中でも、採用基準が特に不明確。
筆記試験・Webテスト
一般常識・教養等を問うテスト。微分積分のような難しい問題は基本的に出ない。マスコミ系では、難しい漢字が出たりするので、志望者は要対策。
Webテストは誰が解いたか分からない為、複数の学生で解いたり代行を依頼するといった手口もあるとか…
新卒就活(大卒)の問題点
早期化・長期化
大学では、3年の4月から就活セミナーが始まり、場合によってはもっと早い段階で始まる。この為、学生は本来の勉強とは別に就活を行わなくてはならなくなる。また、企業も早いところでは3年の夏頃には説明会を始める。インターンシップなどを含めるともっと早い。
また、内定が取れない学生は4年の夏以降も就活を続けなければならなくなる。このように、どんどん長期化していき、また企業によっては欲しい人数を確保する前に次年度の採用活動を始めなければならなくなったりする。長く就活をする学生は、研究等に専念できなくなり、面接でも話題が無くなる。そして、もっと就活を続けなくてはならないという悪循環に陥る。
志望の偏り
大学生への就職希望アンケートでは、大手と言われる大企業が上位に並ぶ。大手企業の中でも総合商社や一般消費者向けの製品・サービスをもつ企業(金融や保険会社、コンサル、電気機器・自動車などのメーカー、航空会社、旅行会社、マスコミなど)の人気が高く、どうしてもこれらの業界に行きたいなら競争率の高い大手より中堅・中小も視野に入れるべきであろう。
一方、BtoB主体で一般に知名度がない企業(素材メーカー、医療機器メーカー、工作機械メーカーなど)はそれほど学生が集まらず、大手でも(比較的)競争率は低め。BtoB専業で経営体質が独自の強みを持つ企業は「穴場の優良企業」と言われている。
中小企業は一般に採用に苦戦している。大半は労働環境が悪かったり、賃金が安かったり、経営が不安定だったりするので大手より人気がないのも無理はない(そもそも高卒の叩き上げの方を評価し大卒者を求めていないケースも少なくない)が、地域密着だったり(転勤がない)、型にはまらない人材を評価する、若くても有能な人材であればすぐ出世できるなどの特徴があったりするので、自分の強みを生かせるかということにこだわって注目してみてもいいかもしれない。
希望の職種に行けるとは限らない
日本の大企業の場合、専門職採用でないかぎり様々な部署を回されるため、志望の職種に携われるとは限らない。志望職種や大学での専攻にこだわりすぎないことが大事だが、就活の中で「特定の職種にこだわりたい」という思いに変わりのない場合、中小企業まで選択肢を広げた方がいいかもしれない(最近は中小企業で実績を積んで大企業へ...というキャリアパスも開けてきた)。もっとも中小企業はOJTといえば聞こえがいいが現場に放り込むだけで人材を育てる体制が無いというところも多いので注意。
O:お前が
J:自分で
T:トレーニング
選考基準が不明瞭
どこの企業でも、「求める人物像」にはリーダーシップ、グローバル、協調性など、半ばテンプレに近いことが書かれている。もっとも、その会社に合うか合わないかは数値で表されるものではない為、不明瞭な部分が出るのは仕方ないとも言える。特に大企業では見る目のない人事担当者がテンプレ的な人材ばかりを求めるので、隠れた有能人材を見逃していると批判されることも多い。
学生の意識不足
「売り手市場」で危機感が薄く、意識が低いと思われる学生もいる。具体的には、説明会で居眠りをしていたり、履歴書や面接で話す志望動機がテンプレを使う等。要は「御社には興味がありません」と言っているのと同義。
また一般に「サークルとアルバイトの話は厳禁」と言われる。アピールポイントにサークルとアルバイトの話に関しては逆に減点の対象となるので注意。バイトリーダーの職歴に関しては特に嫌がられる。ただし、就職上有利となるサークル活動(鳥人間コンテスト、自動車関連等、就職先と関連のあるサークル活動)なら逆に加点の対象となるので、興味をもたれるよう活動履歴をまとめておいた方がいい。
また、他人の成功例(都市伝説を含む)を鵜呑みにして失敗したり、自分の成功例を後輩に押し付けてしまうというケースもあるようだ。就活における強みは人それぞれであり、下手に人真似して自分の強みを殺すより、得意分野で勝負すべきである。