説明
実も蓋もなく簡単に言えば仕事をやめること。
定年に達した場合や、有期雇用で契約期間が満了した場合のほか、健康を損ねた場合、転職に伴うもの、家庭の事情によるもの、会社の事情によるものなどさまざまな理由が考えられる。結婚に伴い退職する場合は「寿退職」「寿退社」 という。
雇用側からの一方的な労働契約の解除は解雇というが、これも退職に含まれる。
保険
失業した場合、雇用保険(失業保険)はハローワークから申請可能で、転職までの合間に毎月給料のようなもの(失業給付金)が貰える。
ポイント
- 退職に関しては労働者の意思が優先され、雇用者の許可は必要ない。
- 退職に対して※特別な条件をつけることは労働基準法違反
- 退職させないのは強制労働にあたり労働基準法違反
- 退職前に有給休暇を全消化するのを拒否したり妨害するのは労働基準法違反
- いざとなれば退職届を内容証明郵便で送りつけたり、退職代行といった手もある
※特別な条件:土下座して謝罪させる、口頭や文章で納得のいく理由を提出させる、損害賠償・罰金を支払う、代わりを連れてくれば退職を許可する…など。
一部の労働基準法をガン無視した悪徳企業において行われるが、労働契約書(雇用契約書)に書いてあったとしても(違法な契約内容は)無効である。