「ヤンマ総長、オイラがいないとすぐ揉めるでしょ!」(第1話)
「王のために!!命張れっから側近やってんだ・・・テッペン、行けよ・・・」(第35話)
演:千綿勇平
概要
カールした前髪が特徴。一人称は上記台詞の通り「オイラ」。ヤンマに心酔しており「側近」よりかは「舎弟」ポジションが似合う。
ただし、人前以外では「ヤンマく~ん!」と砕けた物言いで話しかけたり、ヤンマの喧嘩っ早さにツッコミを入れたりと気の置けない間柄らしい。
剽軽なビビリだが、国や世界の平和のために気にすべき案件はキッチリ指摘する等、例えるなればおどけ混じりの諫言で王の意思決定を制動・微調整する参謀役も担ったとされる宮廷道化師的なポジション。
炭酸飲料が苦手である。
活躍
正体を確かめるためにギラを持ち帰ってきたヤンマにツッコミを入れるが、意に介されずダンゴムシの死体の解析を命令される。
暫くヤンマの側近として行動を共にしていたが、ヤンマがラクレスへの謝罪を拒否したため、ンコソパの危機に怯え号泣…と思われたが、ヤンマが「誰にも負けず民を導く」と宣言したためそのカッコ良さで嬉し泣きしていた。ボダルジーム襲撃の際は、予め解析していたダンゴムシの死体を丁度いいタイミングでガーディアンローリングに改造し、ンコソパ一丸となった大戦闘の大トリを飾った。
突如現れた謎の人物ジェラミー・ブラシエリを裁くため、モルフォーニャの手配でンコソパ特製超高性能嘘発見器(嘘をつくと高圧電流が流れる)を使用。しかし彼の「だいたい二千歳かな?」の言葉に反応しない。ヤンマの命令で代理で装着し、「ヤンマ君のバカ!!」と叫ぶと高圧電流が流れ、一時は心肺停止状態に陥っていた。その後ンコソパの民の処置と、お約束の奇行で無事に蘇生した。
- 上記の言葉で電流が流れたことから、ヤンマへの本心からの忠誠心が窺える一幕であった。そして、モルフォーニャが仕える国王の奇行が自身の一命をとりとめた。ある意味では、「影の命の恩人」とも言えなくもない…。
ギラの戴冠式当日、デボニカによってあの世であるハーカバーカに導かれた
王様五人はハーカバーカに閉じ込められてしまい、脱出しようとしたり、逢いたかった人に会えたり会いたくなかった人にあったり、ご先祖様と会ったりしていた。
そんな中、ヤンマはハーカバーカから脱出しようとする。
どうにかシオカラに連絡を取り彼が出した指示はンコソパ特製のあのウソ発見器を使えという。シオカラは指示に従い嘘をつき、雷を浴びた。そしてハーカバーカの扉が開き、シオカラはハーカバーカにたどり着いた。
そう、ヤンマはウソ発見器の雷によってシオカラを瀕死にし
臨死体験をさせることでハーカバーカの扉を開けたのである(この辺りは高野水登氏のスペースでも語られた)。
…のだが、シオカラは開いていたハーカバーカの扉を閉めてしまった(さすがにヤンマは「閉めるな!」と叫んだ)。
しかしこの一連の行動を他国の従者達も見ていた。
他国の従者達もシオカラと同じ方法を使いハーカバーカに行き、王たちの元へ辿り着いたのである(なお、このシーンは本編ではカットされているが、ディレクターズカット版にて他の側近たちがハーカバーカに行く場面も描かれている)。
ヤンマのオージャカリバーをンコソパらしくケンカの末にゲットし、ゴッドキングオージャーのガーディアンローリングのパイロットとしてガーディアンウエポン隊の指揮を取った(ガーディアンローリングのパイロットになった理由は、ガーディアンローリングはンコソパでシオカラの手で作られたからだと思われる)。
ンコソパがヒルビルに占領されたものの、シオカラは耳栓をする事で洗脳を逃れていた。そしてヒルビルの狙いがンコソパ全体のシステムを総括するノートパソコン、テッペンコンピュータ(通称・ボロ)だと知る。テッペンコンピュータが破壊された場合、国中の全システムが崩壊し、ンコソパはシュゴッダム下請け国へ逆戻りしてしまう。そんな中ヤンマはシオカラに、「そうなったらまた偽札づくりで一儲けすっか」と提案。ここでシオカラは自らの過去を回想する。
ンコソパがテクノロジー大国になる以前、彼はアッカ、ウスバ、マユタと共に偽札を流通させていた闇組織のゴロツキであり、口調もドスの効いたヤンキーそのものであった。そんな中ヤンマが「偽札鑑定機」を作り偽札をバラまけなくなってしまう。シオカラたちはスクラップ場にいたヤンマに詰め寄りリンチを始める。
「ンコソパは終わってんだよ!!」そう言い放ちパソコンを壊そうとするが、テクノロジーの可能性を信じて疑わないヤンマは必死に抵抗する。偽札流通のボス、スジに突き出されて殴られても抵抗をやめない。生まれた時から下請け国のスラムに生まれ、国王も逃亡、未来などないと思っていたシオカラにヤンマは言い放つ。
『0から1を生み出す!それがテクノロジーだ。』
その姿に感化されたシオカラはスジを殴る。
「彼はこの国を変えてくれる気がする」
こうして、シオカラ達はヤンマについていくことにしたのだった(その際、感激して今のキャラになった)。
そして現在、ペタ城にヒルビルが現れ、耳栓をつけていたことで反応が遅れた彼は洗脳を受けてしまう。しかし、駆けつけたヤンマを殴るすんでのところで拳を止める。ヒルビルに洗脳されながらもヤンマが成し遂げてくれたンコソパの発展、その忠義や恩を忘れていなかったからこそシオカラの本能が洗脳に対抗し始める。超高性能嘘発見器を被り「ぶっ壊す!」とヤンマへ敵対する虚偽の意思を言い続け、電撃を受け続けるシオカラ。
その姿は、まさしく真の忠誠を誓った側近そのものであった。
それを見たヤンマは彼を洗脳から救うため、彼の命を失わないため、国ではなく仲間の命を選択。自らテッペンコンピュータをオージャカリバーで真っ二つにして破壊した。
シオカラが目覚めると、全システムが崩壊し荒廃したンコソパが広がっていた。
「えっ? まさか…………
ウソでしょ?」
「見ろよ。
全部、ブッ壊されてよ…。
あの頃みてぇだな」
「ふざけんじゃねぇぞーっ!!
ドタマ空っぽになったのか!?
あんた、王だろ?
何してくれてんだよ!!」
いつの間にか贅沢者になっちまってたのかもな」
「………ヤンマくん…ごめん!…………ありがとう…………ごめん……」
自らのせいで国を失わせてしまった、と後悔に駆られその場に泣き崩れるシオカラ。
その姿を見たヤンマは、言い放つ。
「泣くなスカポンタヌキ」
余談
名前の由来はシオカラトンボからと思われる(まあ食品にも塩辛はあるが)。
演者の千綿氏は初登場時の年齢が31歳で、ヤンマ役の渡辺碧斗氏よりも6歳年長である。
また台本での一人称は「俺」であったが、千綿氏の提案で「オイラ」となったという経緯がある。ただし監督の許可はとったものの脚本家の許可は取ってなかったため、台本ではしばらく「俺」のままであった(「側近戦隊ソッキンジャー」より)。
関連タグ
ウール(仮面ライダージオウ):一部の視聴者から既視感を覚えさせたとか。
五色田介人/桃井陣←ドゥーガ/シオカラ/セバスチャン/モルフォーニャ/クロダ/ゲロウジーム→ブンドリオ・ブンデラス/ビュン・ディーゼル/細武調