概要
『ダウンタウンのごっつええ感じ』の末期に製作された架空のヒーローソング。1997年9月26日発売。c/wはごっつのEDに使われたバラード「ああエキセントリック少年ボウイ」。どちらも作詞は松本人志、作曲は増田俊郎。
妙に耳に残るメロディと松本が手がけた不条理極まりない歌詞から凄まじい人気を誇り、シングルCDは50万枚を超える売り上げであった。番組本編でコントは行われていないが、ライブの模様などが放送されており、他局の音楽番組にも出演(後述)した。『ごっつええ感じ』がプロ野球中継差し替え事件で途中終了しなければ、『エキセントリック少年ボウイ』の本編とも言えるコントも作る予定があったらしい。
三番の一部は番組内で作詞された。♪正義のトドメは~(体当たり!)はほんこん作詞、♪だけど気になることがある~(だけど気になることはない)、は松本作が採用された。
なお、『ミュージックステーション』(通常放送)にこの曲で出演した時期(1997年10月31日)はちょうど『ごっつええ感じ』のボイコット騒動真っ只中での緊急出演であり、たまたまダウンタウンお気に入りの西川貴教(T.M.Revolution)も居合わせていた事から西川のトークに散々割り込み、それにタモリも悪乗りしたため、西川がろくに話も出来ずに実質トーク枠を潰される被害を受けた。
登場キャラクター
かっこ内は演じた人物。
- エキセントリック少年ボウイ(浜田雅功)
「さあ、みんな行くぞ!」
今日も地球が平和なのは彼がいるから。他にも裸足の大人が増えているのと何かフガフガ臭いのも彼が居るから。親父の顔は二度と見たくないが、おばさんには合わせる顔がない。条例が気になって眠れない、そしてうどんぐらいしか食べる気がしない。どうせ今夜も金縛りに合うらしい(しかも三日連続)。
- 犬ドッグ(板尾創路)
「ワオ~ン!」
すぐどこかにシールを張る。トラウマだらけ。
- 鳥バード(今田耕司)
「ホロッホ~!」
彼の後に風呂に入ると変なものが浮いている。何を食べても「うまい」と言う。常に高いところから吊るされて登場するため、演じる今田も結構辛いとか。LUNA SEAのSUGIZOからは気に入られている。
「ウッキ~!」
留守番電話を聞こうとしない。鍵だらけ。
- ニイハオ(東野幸治)
「もちろんね!」
チャイナドレスの美女。同棲相手。オヤジの2号。今はフリーのワケあり。アホほど湯を沸かし、大量のティッシュを使う。
- カーボウイ(松本人志)
「敵かな? 味方かな?」(バキューン!)
敵か味方かわからない。左腕がサイコガンのような銃になっている。ロビンからはカーボウイの兄貴と呼ばれているが、よく金を借りに来るらしい。
アイテム
- エキセントリック号
速すぎて装備も充実してる1人乗りのオープンカー型のマシン。仕置きの手段のOHMY!ボールをボンネット内部に、シャーシの下部には正義の刃アンビリーバブルカッターを内蔵。
- 岩井のレーズン
甘い香りと口当たりで腹持ちのいい未来のお菓子。カーボウイも「お母さんもぜひお子さまにすすめてあげて下さい」とイチ押しするほどで、甘みは効いてもシュガーレス。未来のお菓子なのにローテクかよと思うが、当時から見れば未来である現在となってはオーガニック志向が尊ばれるので、案外先見の明はあったのかもしれない。
昆布の香りとお酢加減で腹持ちのいい未来の生寿司。酸味は利いてもローカロリー。
- 謎の小袋
詳しくは少年ボウイも知らないとのことだが、とにかく投げて喰らわせる。10袋を一度に投げる模様。中身はテイクアウトしてOKらしい。
関連タグ
桃太郎:恐らくこの曲の元ネタと思われるその1
キャシャーン:元ネタと思われるその2