曖昧さ回避
概要
数々の物語と帰らぬ冒険者を生み出した名作フリーゲーム「Elona」の続編。前作のローグライクなゲームプレイを引き継ぎつつ、クラフトやサバイバル要素、拠点の建設と運営機能が追加され、さらに自由でカオスな作品に仕上がっている。
プレイヤーは冒険者として、仲間やペット達と気ままに生活していく事になる。この世界に如何なる足跡を残し、傷跡を付けるかは、全てプレイヤーの生き方・行き先一つで決まっていくのである。
(※Steamストアの紹介ページから抜粋しつつ、文体を若干変更)
基本的にElonaのゲーム内容と世界観を引き継いだ形で開発されており、Elona開始時の約30年前を舞台としている。
開発初期にクラウドファンディングが行われたが、約46分で目標額の3300万を達成。2024年11月1日のアーリーアクセス開始時にはSteamの売り上げトップランキングにおいて、ほぼ同時期にオープンベータテストを開始したモンスターハンターワイルズを一時的に追い抜くというインディーズの枠に収まらない快挙を成し遂げた。
ゲームシステム
Elonaのシステムを元にしている為、ターン制の行動、空腹、8つのステータス等ローグライクゲームらしいゲームやElonaの特色部分が活かされている。
前作では開発途中で終わったサンドボックス(モノ作り)要素がとてつもなく強化されており、手に入れた土地に掘っ立て小屋を作るところから始まるほど。制作・建築・住民の勧誘など、思い通りの街作りが楽しめる(無論、かかる労力も凄まじいが)。
難易度はElonaと同じく骨太の辛口で、ゲーム内のほぼ全ての不親切な要素はその部分を手探りで開拓していく事までが設計意図に含まれる、すなわち仕様であることが明言されている。「イラついてゴミ箱にダンクシュートしてから禁断症状を起こして掘り起こすまでがワンセット」という良くも悪くも上級者向けの作りは相変わらずであり、話題作だからと気軽に手を出して良いものでは断じて無い。
しかし今回は(あくまでElonaと比べれば、だが)チュートリアルがかなり手厚く、一通りこなしていけばちょっとした本拠地と冒険経験を得られるようになっている。
なお、UIはゲームパッドでも問題なかったElonaとは違い、基本的にキーボードとマウスでのプレイに完全に最適化されている。
ストーリー
これは繁栄と滅亡を繰り返した大地・イルヴァにおける第十一紀、シエラテールの物語。
砂漠の古代帝国から端を発した十年に及ぶ戦乱が終わり、勝利を収めた人類は徐々に日常を取り戻していったが、この戦いで静観を決め込んだエレアの裏切りを忘れる事はなかった。
それから十五年ほど経ち、時は485年。
行き倒れ何者かに介抱されていた「あなた」が目を覚ます所から、物語は始まる。
登場キャラクター
※アーリーアクセス初期版の情報をもとに記述しており、今後の開発次第で変更される可能性があります。
- エイシュランド&フィアマ
行き倒れていた主人公を介抱してくれた二人組。ノーランド(パルミア人)を名乗っているが、どこかエレアに似た雰囲気を感じる。
主人公に最低限の生活基盤の整え方とノースティリスの生き方を伝授してくれるチュートリアル担当。30年後のあいつらと違って得られるものはそこまで有益ではないため、無理してまで倒そうとしなくとも良い。
- ロイテル
主人公の開拓する土地の管理のためにミシリアからやって来た開拓監査官。あるトラブルでミシリアに帰るに帰れなくなり、主人公と二人三脚で開拓を行っていく事になる、ある意味での今作のヒロイン(※男性です)。
- ネルン
要所要所で解説に現れる妖精。ややナメた態度を取るが伝える情報はほとんどが有益という、30年後の名前の似たクソ妖精とは真逆の存在。
関連イラスト
関連動画
関連リンク
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- Elona …前作。こちらはシエラテール517年の物語。