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わんだふるぷりきゅあ

わんだふるぷりきゅあ

『わんだふるぷりきゅあ!』の表記揺れ。このページでは、同作品に登場するプリキュアチームについて解説。
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説明編集

  • 正式なタイトルはわんだふるぷりきゅあ!。作品全体については当該項目参照。
  • 本記事では当作品に登場する同名のプリキュアチームについて説明する。

概要編集

動物モチーフとしたプリキュアチーム。動物が人間、さらにはプリキュアに変身する。(もちろん従来通り人間のプリキュアも登場する)


初期メンバーは4人。ペットの犬飼こむぎキュアワンダフル)と飼い主の犬飼いろはキュアフレンディ)、ペットの猫屋敷ユキキュアニャミー)と飼い主の猫屋敷まゆキュアリリアン)である。


本作はペットと飼い主がペアとなり、共に行動するのが基本スタイルとなる(後述)。

また、初期メンバーのうち、ユキとまゆの2人は「準追加キュア」としての要素を持っている。


なお、純粋な追加キュアは12年ぶりに登場しない。(映画版では、プリキュアではないものの、新たな戦士が2人登場する)

加えて、本作は従来のようなパートナー妖精も存在しない。


過去シリーズの妖精の役割はメエメエが担っているが、彼はどちらかといえば協力者的な立場として描かれている。

ニコについても、その外見は妖精枠に見えるが、実際は女王様ポジションにあたる。


なお兎山悟は、作中ではプリキュアに変身しないが、豊富な動物の知識でプリキュアたちをサポートする協力者である。

悟のペットのウサギである大福についても、プリキュアについて知っていると思われる。


本作は、敵の怪物であるガルガルガオガオーン一切の攻撃を行わないという作風になっている。


これは、キラリンアニマルニコアニマルアニマルタウンの動物たちが闇に当てられたのがガルガル・ガオガオーンであり、そんな彼らを攻撃することは「動物虐待」にあたるため。


そのため、本作のプリキュアは、ガルガル・ガオガオーンを安全に捕獲し、鎮静化してニコガーデンに送ることが目的である。


ゆえに、プリキュアたちは暴れまわるガルガル・ガオガオーンに対応しながら追っていくチェイスアクションを中心に展開する。


中には反撃してくるガルガル・ガオガオーンもいるが、この場合も回避や防御が中心で、メンバー全員が盾やバリア技を持つ。

これにより、チーム全員がいわば「盾キュア」であると言える。


当初は浄化技を用いることなく、ガルガルをなだめるだけで浄化することができた。

そのため、本格的な浄化技が登場したのは第7話と遅い。


また、プリキュア変身時のフィジカル自体は超人的だが、能力によってはガルガルに劣る分野がある。さらに、寒さや暑さへの耐性がない、自前の飛行能力を持たないなど、フィジカル以外の能力には乏しい傾向がある。


これらを補うため、基本的にプリキュアたちはキラリンアニマルの能力を借りながら戦う。

しかし、第31話などのように、(様々な要因が重なった結果だが)キラリンアニマルに頼らず、自分たちの力だけでガオガオーンの足止めをしていたりもする。


敵組織の幹部であるトラメからは、「そんなんでオイラ達を止められっかよ」「オマエ達、弱ェなァ」と雑魚認定される場面も。これは挑発ではなく、真っ当な評価である。


物語後半で強化フォームである「ダイヤモンドリボンスタイル」を得たが、現時点ではガオガオーンに対抗するための必殺技を発動する時にだけ変身する。

それゆえ、このフォームでの戦闘力はまだ不明。元の戦闘力は向上しておらず据え置きのままの可能性もある。


実際、戦闘力を表す決定打となったのが複数の敵との戦いをあまり意識していなかった事。ガオウとの最終決戦において後半からは4人で基本1体のガオガオーン相手の戦闘だった作風ゆえの経験不足からくる弊害も生んでいる。


敵も敵で、人間への復讐を目的としているにもかかわらず、その行動には矛盾が目立つ。

任意で怪物を呼び出せる能力を持ちながらも、効果的な侵攻作戦を最終決戦時まで何故か実行されず、次第に私情に基づく行動ばかりが目立つ。


全体的に、このチームは悟の的確なアドバイスと、敵側の戦術能力の低さでなんとか戦い抜いていると言える。


秘密主義について編集

本作には、シリーズおなじみの他人にプリキュアの存在を知られてはいけないという掟がある。


しかし、その理由は(主にメエメエが)「ニコ様に怒られる(責められる)から」という保身的なものである。

(実際、復活したニコにプリキュアの存在を他人に明かしたことがバレた際には、彼女に笑顔で威圧される場面があった)


また、こむぎといろはが極端に隠しごとが苦手な性格であるため、例年以上に正体がバレるリスクが高まっている。

さらに、「秘密主義が逆効果になるのでは?」という、従来の変身ヒーロー・ヒロイン作品の定番設定に対するアンチテーゼ的な描写も見られる。


第16話時点で、プリキュアに関する事情を知っていたのは、当事者と協力者以外ではユキのみだったが、第17話でユキがキュアニャミーの変身者であることが発覚する。


なお、ユキはニコガーデンとは無関係に覚醒していたため、ニコガーデンの詳細についてはほとんど知らなかった。


その後、いろはの両親にも、こむぎが抱える秘密やニコガーデンの存在が知られることになる。

ただ、両親を心配させないため、メエメエの配慮により、こむぎといろはがプリキュアであることは伏せられている。


ユキは第23話で、これ以上秘密を隠しきれないと判断したのか、まゆの母・猫屋敷すみれに「喋れること」と「人間化できること」をカミングアウトした。

しかし、これもすみれにはプリキュアやニコガーデンについては話していない。


敵のガルガルやガオガオーンは街中で暴れることもあるが、一般人が退避するか、人目につきにくい場所で戦闘が行われるため、プリキュアが一般人に目撃されることはほとんどない。


唯一、知覧友真チンチラがガオガオーンになった際、友真とその母親にプリキュアの姿を見られている。

しかし、チンチラを元に戻した後はすぐにその場を立ち去るなど、一般人に気づかれないよう細心の注意を払っている。


そして本作の最終決戦ではこむぎ達プリキュアと悟と大福以外のアニマルタウンの住人達は蔦によって眠りについており、目撃者がいない。これは令和プリキュアシリーズでは初めてであり、こむぎ達がプリキュアだということを知っている且つニコが女神だということやニコガーデンの存在を知っている一般人は悟以外には居ないということになった。


最終回においてもアニマルタウンではいろは達がプリキュアだということはおろか、プリキュアの存在自体さえ認知されていない事が判明。


1チームで2組編集

本作では基本的にペットと飼い主の二人一組で行動する。チームは、ワンダフルとフレンディ(以下、犬組)、ニャミーとリリアン(以下、猫組)の2組に分かれる。

このような編成はプリキュアシリーズとしては初めての試みである。


ただし、2組は互いに連携しているため、チームとしては一体感が保たれている。


それぞれの組には専用の変身アイテム変身バンク(BGM)、さらにキラリンアニマルやニコアニマルをニコガーデンに帰すためのバンクも別々に用意されている。


4人同時変身バンクも犬組をメインにしたものと猫組をメインにしたものの両方が制作されている。また、変身BGMも犬組に統一されるわけではなく、猫組の変身BGMもロングバージョンが制作され、状況に応じて使い分けられる。


当初、ユキは自分が猫であるにもかかわらず、「ワン」という犬の鳴き声が入った「わんだふるぷりきゅあ!」と名乗ることに違和感を抱いていた。


そのため、飼い主のまゆの提案で、ユキとリリアンのペアは「ニャンダフルプリキュア!」と名乗ることになった。


つまり狭義的には「わんだふるぷりきゅあ」というチーム名はワンダフルとフレンディのペアのみを指していた。


しかし、第30話でユキが「2組ずつでは敵であるガオガオーンに太刀打ちできない」と考え、4人全員で力を合わせることを提案した。

これにより、4人揃って「わんだふるぷりきゅあ」と名乗るようになった。


劇場版では、フレンディとリリアンが敵に囚われ不在の中、ワンダフルとニャミーの2人で「二匹はプリキュア!」と名乗る場面があった。

これは初代プリキュアのセルフパロディで、台詞やポーズ、背景まで忠実に再現されている。


本作のプリキュアの伝説編集

本作におけるプリキュアは、ニコガーデンでは伝説の存在とされているが、その伝説の詳細や過去の時代のプリキュアについて作中では言及されていない。


戦わないためか、「伝説の『戦士』」という明言はないものの、第29話でメエメエが「伝説のプリキュア」と発言している。


なお、プリキュアの力を与える存在であるニコ様は、目覚めるまで主人公たちがプリキュアであることを知らなかった模様である。


また、敵組織であるガオウたちも当初プリキュアの存在を把握していなかった。


メンバー編集

こむぎ/犬飼こむぎ/キュアワンダフル編集

CV:長縄まりあ

本作の主人公。犬飼いろはに飼われているメスのパピヨン犬

元野良犬だが、いろはに保護される形で犬飼家に迎えられる事となった。

主人公では初となる犬キュアで、ガルガルに襲われたいろはを助ける為に人間態のプリキュアへと覚醒した。元々が犬と言う事もあり、足が速く身軽な動きで敵を翻弄する。


犬飼いろは/キュアフレンディ編集

CV:種﨑敦美

アニマルタウンに暮らす中学2年生の少女。動物が大好きで、「世界中の動物と友達になる」のが夢。ペットとしてこむぎを飼っており、日々愛情を注いでいるが、奔放なこむぎに振り回される事も。運動神経抜群で、よく運動部の助っ人として呼ばれる。

第2話でこむぎがキュアワンダフルに変身し、一人で苦戦する姿を見て「こむぎと一緒に戦いたい!」と願った瞬間、鏡石からワンダフルパクトが現れ、キュアフレンディに覚醒する。


ユキ/猫屋敷ユキ/キュアニャミー編集

CV:松田颯水

猫屋敷まゆに飼われているメスの白猫。シリーズ初の純然たる猫キュア

第12話で突然現れ、素性や行動目的は一切不明のまま、事実上の第三勢力として行動しており、

ガルガルに対して引っ掻く等の肉弾戦で攻撃することも辞さない。

第17話で正体が開示され、行動原理が「まゆを守ること」である事が判明し、

続く第18話でニコガーデンとはほぼ無関係に覚醒した事が明らかになった。

まゆがリリアンに覚醒してもチームに加わるつもりは無かったが、

後に考えが変わり、第20話で正式にチーム加入を承諾した。


猫屋敷まゆ/キュアリリアン編集

CV:上田麗奈

アニマルタウンに引っ越してきた中学2年生の女の子。メイクや裁縫が得意で、飼い猫のユキには溺愛レベルの愛情を注ぎ、定期的に猫吸いをして精神を落ち着かせている。引っ込み思案で人見知りな性格だが、好きな物の話を始めると饒舌になったり、一つの事に集中し始めると周りの事が一切見えなくなるオタク気質な部分がある。その為、転校前の学校ではそれが原因で人間関係が拗れてしまった過去がある。第14話でプリキュアやガルガルの事情を知って協力者になり、第19話にて遂にプリキュアに覚醒する。


サポーター編集

兎山悟編集

CV:寺島拓篤

チームのマネージャー(アシスタント)。

いろはの幼馴染で、大福を飼っている。

こむぎといろはがプリキュアだと知り、動物の豊富な知識を駆使して彼女らをサポートする。

いろはに片想いをしているような描写があるものの、いろは本人は全く気付いていなかった。

しかし、ある時メエメエの思わぬ一言により互いを意識するようになり、周りの応援もあってか晴れて恋仲となった。


大福編集

CV:なし?

悟に飼われているオスの兎。正式なメンバーでは無いものの、序盤からプリキュアの活動に関わろうとしている。

基本的に無口(そもそも声帯がない)だが、こむぎ曰く、「大福にとって悟はマブダチ」との事。

そして、映画版で遂に…!?


メエメエ編集

CV:立花慎之介

ニコガーデン出身の羊のニコアニマルで、ニコガーデンを管理する執事

ガルガルにされていたがキュアワンダフルに救出され、プリキュア達を指導・支援する。


ニコ編集

CV:植田佳奈

ニコガーデンを統治する創造主にして、メエメエの主人である幻獣・ダイヤモンドユニコーン

プリキュアの力の源でもあるニコダイヤを祀る巫女的存在で、ニコガーデンが元の姿を取り戻した事で第24話で卵の姿で登場。その後第29話で孵化する形で完全復活し、第30話からは協力者として犬飼家に居候することになる。



アイテム編集

コンパクト型の変身アイテムで、キュアワンダフルとキュアフレンディが使用する。

「プリキュア・マイ・エボリューション(My Evolution)!!」の掛け声で変身開始。


タクト型の浄化アイテム。元々はこむぎ用のリードだったが、コンパクトを通して鏡石がフレンディとワンダフルの思いを具現化させた。


上記と同じくコンパクト型の変身アイテムで、キュアニャミーとキュアリリアンが使用する。

「プリキュア・マイ・エボリューション(My Evolution)!!」の掛け声で変身開始。


シャイニーキャッツパクトタンバリン型の浄化アイテムに変化した物であり、プリキュア・アミティールミエールを放つ事ができる。更にフレンドリータクトと同じくキラリンアニマルの特殊能力を借りる事も可能。技の使用時以外はシャイニーキャッツパクトの形態を取っている。


ニコガーデンに行く時やキラリンアニマル達を保護する際に使うトランク型のアイテム。

普段は手の平サイズだが、使う時は大きなトランクに変化する。


プリキュア達をダイヤモンドリボンスタイルへパワーアップさせる城型アイテム。

「ニコの力をみんなに!」の掛け声でニコから出現したキーを用いてワンダフルがダイヤモンドリボンキャッスルを開錠・変身する。


余談編集

動物メンバーの二段変身のシーンを挿入する関係なのか、変身バンクは45秒程度と比較的短い。


最近のプリキュアチームとしては珍しく初期メンバーに黄キュアが存在しない。これは魔法つかいプリキュア!以来となる(なお次回作のチームも初期メンバーに黄キュアがいない)。


本作でプリキュアに変身する存在は、人間に拾われた動物とその飼い主という共通点がある。


上記の通り初期メンバー4人での同時の名乗りは歴代で最も遅い第30話となった。


近年は勝手に出てきたチーム名を名乗っただけで終わり特に深い意味もないシリーズが続いた中、地味にチーム名に対する由来や言及がある久々の作品になった。


最終的にはスタートゥインクルプリキュア以来となる、変身能力を完全に喪失という結末を迎えた(ヒープリデパプリの初期メンバーも基本は変身できなくなったが、変身に必要なパートナー妖精と再会する事は可能)。動物組は人間に変身する事も出来なくなったが、本来の姿のまま人間の言葉を話す能力だけは後に取り戻している。




関連タグ編集

わんだふるぷりきゅあ!


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