概要
『わんだふるぷりきゅあ!』に登場するキャラクター群で、ニコガーデンを現住地とする。
メエメエ曰く、『ニコアニマルの中でも特別な存在で9体存在する』との事。
本作における「妖精枠」に相当する存在。
地球に住む様々な動物の姿をデフォルメした姿を持ち、色使いも派手である等々、実際の動物とは異なる存在である事が示唆されている。人語を喋ることも可能。語尾は「キラ」。
首に宝石の付いたリボンを付けており、全員背中に天使のように小さな翼が生えている。体色もモチーフの宝石に対応している。
しかし何より特徴的なのは、額に宝石が埋め込まれていること。これはキラリンアニマルにとっての命の源のようなものであるらしく、肉体に強いダメージを受けるたびにの宝石にヒビが入っていく。それを治すためにはニコガーデンで静養するしかない(つまり浄化されない限りダメージ回復はない)。キラリンアニマルに「死」という概念があるか不明だが、この宝石が砕け散ると取り返しのつかない状態になることが示唆されている。
ニコガーデンでかくれんぼをして遊ぶなど、精神年齢は見た目相応の幼さがある。
本編第1話時点において、ニコアニマルやキラリンアニマルのほとんどが何者かによって黒い卵に封じられてしまい、その卵は人間界にばら撒かれてしまった。卵が孵化すると中に封じられていたニコアニマルやキラリンアニマルはガルガルと称される怪物として再誕する。それを元の姿に戻してニコガーデンへ帰してあげるのが本作のプリキュアたちの目的である。
キラリンアニマルはニコガーデンの神殿的存在(キラリンハウス)を司り、ハウスに主が帰還すると、鉱石から発する光で傷ついたニコダイヤが少しだけ修復される。ニコダイヤの奇跡の力を完全に取り戻すためには、黒い卵に封じられたキラリンアニマルをできるだけ多く助け出すことが必要である。
また、フレンドリータクトとアミティーリボンタンバリンを介してプリキュア達に動物としての力を付与することもできる。これはプリキュアのアクションシーンが追いかけっこだけだとバリエーションが無いと考えた佐藤SDにより設定されたアイデアとなっている(アニメージュ2024年9月号82頁より)。
他にも額の宝石を輝かせることで、離れた位置にいるキラリンアニマル達とテレパシーのように交信できる能力がある。
なお、メエメエはリアルな羊とは異なるデフォルメされた姿をもち、人語を話すことができるなど、キラリンアニマルのような性質を持つが、玩具設定的にはキラリンアニマルとされていない。
そんなメエメエに対しては割と雑な反応をしているが、日々お世話をしているメエメエに感謝の気持ちは抱いている。
9体のキラリンアニマルがキラリンハウスへ帰還したとき、ニコガーデンの真の統治者であるニコ様が帰ってくる(かもしれない)と言われていた。後にキラリンアニマルが全員帰還し、ニコガーデンは完全復活。更に謎の卵が現れるが、メエメエとキラリンアニマルがニコの卵であると断定した。後に卵が孵化して正式に復活。
そのニコも普段の姿は「ユニコーンのキラリンアニマル」といった感じだが、最上位の存在だけあって彼女もキラリンアニマルには含まれない(メエメエとは異なりバンダイの商品ラインナップには含まれる)。
因みに第6話に登場したキラリンライオンのガルガルや第18話に登場したキラリンハムスターのガルガル等と言ったそれぞれ3匹目、6匹目のキラリンアニマルのガルガルは、前後編に登場し、長期戦になる程の苦戦を強いられる等の強力な個体が多い。
一覧
余談
どういう分けか合計9体の内、4体のモチーフになっている動物が食肉目に分類されている。
残りの5体のモチーフの動物は全て目が違う。キラリンウサギのウサギはウサギ目、キラリンペンギンのペンギンはペンギン目、キラリンコジカのシカは偶蹄目、キラリンハムスターのハムスターは齧歯目、キラリンスワンのハクチョウはガンカモ目。
キラリンアニマルの声優は、本作の他のキャラクターと兼任している。
CV | キラリンアニマル | 本作内での他の役(端役を除く) |
---|---|---|
松岡美里 | キラリンウサギ | 鳥枝 |
飯田友子 | キラリンペンギン | 大熊 |
池田朋子 | キラリンライオン | 猿渡、羊田 |
首藤志奈 | キラリンベアー | 烏丸 |
嶋野花 | キラリンコジカ | 蟹江 |
和久野愛佳 | キラリンハムスター | 牛込 |
斎藤千和 | キラリンキツネ | 猫屋敷すみれ |
喜代原まり | キラリンパンダ | お亀 |
廣原ふう | キラリンスワン | 知覧友真 |
第23話のアニマル神社こと鏡石神社にはキラリンアニマルと似たモチーフの像が置かれ、亡くなった動物を供養するとあるが、キラリンアニマルには背中に翼が事からもしかしてその正体は…?
関連タグ
エレメントさん、レシピッピ:コレクションアイテムに類する妖精キャラクターの先輩。
ヒーリングアニマル:同じく動物の要素が全面的に押し出されている妖精ポジション。こちらは個体毎にデフォルメ具合の差が激しく、成体はリアル寄りの容姿である。また、現住地の名称が『ヒーリングガーデン』と近似している。
スタープリンセス:同じくプリキュアに力を与える決まった数がいる存在。キラリンアニマルはプリキュア達と度々交流をして信頼を深めているのに対して、彼女達は交流が皆無で特にとある猫モチーフのメンバーと信頼を結べたとは最後まで言えない関係。
キラリン(プリキュア):7年前の作品にて登場した妖精。名前と語尾が完全に一致している。ただし、こちらはプリキュアに変身する。