概要
『わんだふるぷりきゅあ!』に登場する異世界で、「動物たちの楽園」と呼ばれる聖域のような場所。
人間界との行き来はキラニコトランクを使うことで容易にできる。
キラリンアニマルと呼ばれる小さな動物型の妖精と、ニコアニマルと呼ばれる現実の動物とほぼ同様の姿の者たちが住んでいる。ただしニコアニマルたちは我々が知る動物たちとは微妙な部分で異なっている。
「ニコ」と呼ばれる神様的存在がこの世界の創造主にして統治者であるのだが、本編冒頭で行方不明になってしまった。そのため、ニコの執事であるメエメエがニコガーデンの管理を代理で受け持つことになった。
メエメエの説明によると、元々ニコアニマル達は人間界に生息していた普通の動物であったが、いつとも知れぬ昔の時代にこの世界へと連れてこられ、異世界の食物を摂取したことで時代と共に変化していったのだと云う。当然、人間界では激減しつつあるイヌワシやアムールトラやマウンテンゴリラ、そしてジャイアントパンダのような希少動物も暮らしている。
なお第15話においては、人間界では既に絶滅して久しいジャイアントモアさえもが当たり前に生息していると判明した。
また第27話においては、ツチノコのようなUMAも生息していると判明した(メエメエ曰くシャイな性格らしい)。そもそも創造主のニコ自身もユニコーンという空想動物である。
その一方で広義の動物に含まれるヒトに相当するニコアニマルは存在せず、敵組織とは別の方向で人類を排斥した世界になっている(但し、ウマやアヒル、ニワトリやブタ、そしてアルパカ等と言ったヒトによって品種改良されて生まれた家畜や家禽は普通にニコガーデンに存在する)。
更に自然豊かなこのニコガーデンには、上述の様々なニコアニマル達が暮らしやすい環境を各エリアごとに設けられている。例えば、第20話にてユキが逃げ込んだ後かくれんぼをしていたキラリンコジカに遭遇した「熱帯植物エリア」には、ヤシの木や大きなキノコ、そしてシダ植物等の熱帯性の植物が鬱蒼と茂っている。
そして第25話にて、アオウミガメのニコアニマルが登場しているが、ニコガーデンにも海という概念があるのかは不明。
人間界では肉食動物にあたるニコアニマルがニコの実を主食としていたり、どの個体も鳴き声が「ニコ」だったりする。また、キラリンアニマルたちはニコを崇拝している。
因みに「ガーデン(garden)」=「庭、庭園、野外施設」という意味だが、面積は現在の所どれくらいの広さなのかは不明。ただ少なくともあまりにも広いので、遥か上空にあるキラリンアニマル達の住まいであるキラリンハウスや別の場所に行くには、鳥のタクシーに乗って移動する必要がある。
その時の運搬鳥は、話数によって異なる。
主な運搬鳥
第29話で正統統治者であるニコが帰還した。しかし、彼女の希望で第30話からしばらく人間界で暮らすことになり、当面はメエメエが引き続き管理を行う事になる。
自然豊かな世界で人工物は極めて少ないが、人間界と同様機械文明も発達しているようで、メエメエがスマホのような端末を所持していた。また、キラニコトランクを介したワープ・小島を浮かせる反重力など、一部の技術は現代の地球よりも優れている。
ガーデンの中心の山には「ニコダイヤ」と呼ばれる巨大なピンクダイヤモンドが存在し、このダイヤの奇跡(メエメエ談)により犬飼こむぎが私立湾岸第二中学校に通えるようになるほどの常識改編を起こすことが可能(戸籍とか諸々どうやってクリアしたのかなど具体的なメカニズムは不明)。当初は昔のシリーズで行われた記憶操作を疑う人もいたが、近年では「本当の信頼関係ではない」事から避けられており(直前にリードは信頼の証と言う回をやったばかりなのでこのやり方は説得力を欠く)、いろははいつまでも両親に隠し通せないと第17話で本当の事を話して信頼を得ている。ユキも第22話でまゆの母・猫屋敷すみれに人間に変身できる事と猫の姿でも人語を喋れることを自ら明かした(ただしすみれにはニコガーデンの事は話していない)。
本編第1話が始まる直前の時期に、ニコガーデンが暗い闇のようなものに覆われたかと思うと、住民たちの殆どがガルガルの卵に変えられてしまい、人間界へと強制転移されてしまった。さらに統治者のニコも行方不明となってしまった。
ただそれでも壊滅状態とまではなっておらず、小型のニコアニマルは何匹かガルガル化を免れて棲息している。
上記のニコダイヤもその時に欠けてしまっていたが、キラリンアニマルがニコガーデンに帰還するとダイヤが修復されていき、破壊されていたガーデンの一部も元に戻る。
そして、第24話で遂に全9体のキラリンアニマルが帰還し、最後の力を合わせた事により、空には大きな虹が架かり、キラリンアニマル用の観覧車やコーヒーカップ・滑り台が設置されていた、ガーデン本来の姿を取り戻した。
尚、ニコガーデンを襲った災厄の詳細は当初不明であり、自然現象という可能性も考えられたが、第7話でガルガルを煽り、嗾ける黒幕の存在が示唆された事から、従来通り何者かの悪意により引き起こされた可能性が高まった。
そして第29話でニコが復活すると共に、ニコガーデンを蹂躙した敵対勢力の存在も明らかになった。
第23話の鏡石神社にある供養像や人間の手で絶滅された動物がいる説明やアニマルタウンにはニコガーデンによく似た湖がある事、第26話予告で暑さにうなされたこむぎが「あっちにニコガーデンが見えるワン…」発言からまさかこの世界は…?
住民
王族
ニコアニマル
ニコガーデンに住んでいる動物達。
キラリンアニマル
本作の妖精枠に相当しており、ニコアニマルの中でも特別な存在で、9体存在する。
キラリンウサギ(声:松岡美里) |
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最初に救い出されたキラリンアニマルの一羽で、いつもニコニコ笑顔のウサギの女の子。 |
キラリンペンギン(声:飯田友子) |
ちょっとクールなペンギンの男の子。 |
キラリンライオン(声:池田朋子) |
優しく頼りになるライオンのお兄ちゃん。 |
キラリンベアー(声:首藤志奈) |
筋トレが好きな情熱家のクマの男の子。 |
キラリンコジカ(声:嶋野花) |
元気いっぱいで人懐っこいシカの男の子。 |
キラリンハムスター(声:和久野愛佳) |
負けず嫌いでやんちゃなハムスターの男の子。 |
キラリンキツネ(声:斎藤千和) |
ちょっと不思議なマジシャンのキツネの男の子。 |
キラリンパンダ(声:喜代原まり) |
お昼寝大好きマイペースなパンダの男の子。 |
キラリンスワン(声:廣原ふう) |
最後に救い出されたキラリンアニマルの一羽で、美しいバレリーナのハクチョウの女の子。 |
関連タグ
ヒーリングガーデン:4年前の作品の異世界。神秘的な環境と豊かな生態系、そして魅力的な動物たちなど共通点が多い。
プリキュアシリーズ歴代の異世界
スカイランド→ニコガーデン→???