前後のサブタイトル
概要
『わんだふるぷりきゅあ!』第44話のサブタイトル。2024年12月8日放送。
あらすじ
お鶴の飼い犬のフクちゃんは大変長生きで、次の土曜日でお鶴の家に来てから18年になる。それを記念していろは達はお祝いパーティーを企画。お亀・お鹿達と協力して準備を進めていた。
パーティー当日、フクちゃんは体調が悪化して起き上がれなくなっていた。そこにティラノサウルスのガオガオーンが現れ、いろは達は現場に向かうが、その直後にフクちゃんは危篤状態に至る。今までとは段違いな強さを持つティラノサウルスのガオガオーンにプリキュア達は全く歯が立たず、戦いで山道が破壊され、フクちゃんを連れてフレンドリィ動物病院&サロンに向かっていたをお鶴を阻む。しかし、それを見ていたトラメがお鶴から事情を聞くと、ガオガオーンを制止させ、プリキュア達はガオガオーンを浄化することができた。
フクちゃんを診察した犬飼陽子から告げられたのは「今夜は越せないかもしれません」や「お別れの準備をして下さい」という残酷な真実であった。フクちゃんはお鶴の家に戻った後、いろは達が作ったパッチワークのブランケットを贈られる。そして最期に立ち上がり、お鶴の膝の上で安らかに眠りについた。
お鶴はみんなに感謝を伝えるが、いろははうつむいたままであった。
余談
プリキュアシリーズでは極力「死」の描写が避けられており、回想で描かれる(本編開始前に死亡している)か作中で死亡するにしても敵やプリキュアの関係者に限られていた。
劇場版では希望のドレスで「死」の描写がなされていたが、該当者は映画本編よりも過去に既に死亡していた上に作品の悪役を担っていた。しかし、今回はテレビ本編内でプリキュアとはほぼ無関係なキャラクターの死が描かれたシリーズ初の事例となった。
放送後、いろは役の種﨑敦美氏は自身のXで「もしまだ全部は分からなくても小さいお友達にも大切な何かが届いていたらいいなと思います 考えたり伝えたりお話するきっかけになっても素敵だなと」とコメントした。