概要
第23話でその存在が判明した、人里離れた山奥にひっそりと佇んでいる、絶滅したニホンオオカミを供養するべく昔の人が建立したとされる廃神社。
神社の入口に鎮座して境内を護っているのは狛犬ではなく、オオカミとなっているのが最大の特徴。何の目的でか卵型の石像も大量に置かれている。
既に人々にも忘れ去られて久しく、手入れする者とておらず苔むし放題、鳥居は朽ちて崩れ石段下に無残な姿を晒し、あまつさえ社殿に祀られていた御神体は、亡骸から抉り取ったと思しき血痕も惨たらしい狼の牙一本だけだという、供養とは名ばかりの冒瀆もいいところな有様であった。
本作の黒幕である、人間達の都合で滅ぼされたニホンオオカミ達の頭領の怨霊と思われるガオウとその眷属達の拠点となっていた場所であり、かつてこの一帯は彼らのテリトリーであったとされている。
ちなみにその神紋は、鏡石神社とまったく同じもの(幾何学模様風に描かれた肉球)である。これはいったい…?
余談
アニメージュ2025年2月号77頁によると、モデルとなった神社が実在しており、その神社には実際に狛狼があったという。