概要
頭の横に斜めのピースサインをして、ウインクをしながら「てへぺろ」と言ってポーズを決めるというもの。発想の元にはペコちゃんや古い漫画やアニメ作品に見られる「てへっ」や「ペロッ」といった擬音とポーズがあるため、その影響からか人によっては舌を出すこともある。
相手がイラっとした時にこのギャグを使うと、そのかわいさから相手の気分を鎮められる。ただし、考案者である日笠本人がやると気持ち悪いと突っ込まれ、ほかの女性声優やアイドルが実践した場合はカワイイと評価されるのが定番の流れである。
初出は2009年6月のラジオ関西「おどろき戦隊モモノキファイブ(中村繪里子・日笠陽子)」第12話(DJCD1収録)。日笠が気持ち悪いと言われて2年間封印していた持ちギャグを番組内で公開。
中村「女子高生とか絶対使うよ」
日笠「流行語大賞を獲るてへぺろ」
と言ってしまったがために・・・。
二人がラジオ関西の他番組や事務所、「けいおん!」「アイドルマスター」関連のラジオなどで普及活動(?)を行なったことから、モモノキファイブの商業漫画家リスナーが紙面で活用したり、ほかの声優や地上波の芸能人にまで伝染。「声グラWebが勝手に選ぶ流行語2009」および「女子中高生ケータイ流行語大賞2011」にもうっかりノミネート。ギャルの流行語大賞「GRP AWARD 2011」では2位に選出された。
一般的なギャグと違ってセリフ、ポーズ、文章、顔文字と複数の表現方法が規定されており、音声や実写、イラスト、文章とどの方法でも伝えやすい点が特徴。コンテンツの口コミや多メディア対応が重要視されるなか、時代の先端を行く持ちギャグといえる。使い勝手の良さから、近年ではバラエティーやアニメ、ドラマ、特撮、CMなどで見かけることも増えてきた。
顔文字を打ち込むのが面倒なためか、「てへぺろ」や「てへぺろ☆」と記載されることが多い。
pixivのタグでも、顔文字の部分が全角・半角で分かれるため「てへぺろ」で検索することをオススメする。
遂に放送大学に
2017年9月20日放送の『日本語リテラシー』第12回「レポートを書く(1):論点の整理まで」(但し1は正しくは括弧ではなく丸囲い)内にて、顔文字の一例にとうとうこいつが現れた。その他にも結構知られた顔文字群があったりする(\(^o^)/オワタ等)、その中に燦然と光り輝くこの四文字…。放送大学の放送講義内で紹介されたのだから遂にこれは学術的にも価値ある存在となったのである。
補足
てへぺろ(・ω<)の派生形として、てへぺろをした後に、自分の頭を握り拳にした手で軽く小突く「てへぺろコツン」なるものも存在する。
関連商品
2017年7月より、Caravan.Inc運営の通販サイト"COCOLLABO"にて、『ヤマノススメ』関連商品として、本ギャグをモチーフとした新商品が2種発表され、同年8月開催の"コミックマーケット92(初日11日は同年の山の日)"にて先行販売、8月末より一般販売されている。商品名はアニメ第二期に因んだものである為に"ヤマノススメ セカンドシーズン"を冠名に持ち、商品としては"つながる缶チャーム"と"アクリルキーホルダー"がある。各れも主要四名の本ギャグポーズイラストが一人ひとり設定されている(一商品一名イラスト)。…のだが、その内の一人"斎藤楓(但し表記揺れは甚だし)"のポーズはまんまこれである。尚、かえでさんの中の人が当の元凶である日笠本人だったりする…ので、かえでさんの本ギャグは果たして可愛いのだろうか?興味は尽きない。
関連項目
日笠陽子 - 創始者