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概要
事の発端は『フレッシュプリキュア!』第2話『つみたてフレッシュ! キュアベリー誕生!!』の1シーンから。
それは、同話の蒼乃美希（キュアベリー）が競泳水着の姿でプールで泳ぐシーンである。1分あるのかないのかの程度だったが、プリキュアシリーズ初の水着回である事が覗える。
実は彼女は「セクシーな魅力が男子にモテる」という設定があった為、それを子供にもわかりやすく演出する方法としてこの姿を選んだというのが制作側の考えだった。
しかし、このシーンは「周囲の男子たちが水着姿の美希を色目で見る」ような演出になってしまい、これが視聴者の親から「扇情的でよろしくない」との抗議が届いてしまった。
その後の影響
これによって、美希はこれ以降「男子にモテる」という設定自体が薄められてしまう事になった。さらに以降の全てのプリキュア戦士に「セクシーな魅力が理由で男子にモテる」という設定自体を付けられなくなったという影響まで出てしまう。
これをきっかけにプリキュア水着規制が始まった……という情報も一部には残されていたものの、それ自体は親記事の内容によると初代からあったらしく、このリンクでも否定されている。
本来ならこれを反省として生かし、以降は扇情的と誤解される演出にならないよう配慮して水着回を制作すれば良いのであるが、スタッフは反省するどころか「プリキュアの水着姿を地上波で放送する事は不可能」と余計に怯えるようになり（中には水着そのものを悪ふざけとして扱うシリーズディレクターまで現れる事態となった）、以降カレンダー等によるTVシリーズ以外での水着描写など例外はあったものの、ハピプリまでプリキュア水着規制が続く事になった。
余談
Go!プリ以降は、前述の扇情的と誤解される演出にならないよう配慮されている事から大きい苦情には至っておらず、結果的に一部を除き、水着回が必ず放送されるようになっている。しかし、残念ながら視聴者の中には水着回目当てでプリキュアを見る心もとない人々がいるのも事実である。
プリキュアの水着回のみを期待している方々に言いたい。水着回があるといつもより歓喜したり、水着回が無いだけで悲観したり、一部プリキュアの水着姿などを卑猥扱いする等『プリキュア＝水着回があって当然』『プリキュアの一部には卑猥な水着をするキャラもいる』という短絡的な思考をしていないだろうか？こういう行為は前述の水着解禁が遅れる原因となった「水着姿のプリキュアを色目で見る」という行為そのものではないだろうか？
プリキュアシリーズはキッズ向けアニメであって、11PMやスーパージョッキーのようなお色気番組ではないし、大きいお友達へのサービス回でもない。あまりにプリキュアの水着を色目で見るような行為が続けば同様の騒動が再発し、最悪の場合は水着回そのものが再度消滅する可能性もあるため、大きいお友達はそれを踏まえた上で、無駄に騒がず大人しくプリキュアの水着回を楽しむように。
