概要
サウラー(南瞬)×蒼乃美希(キュアベリー)の男女カップリング。
サウラーのスイッチオーバー前後・美希のプリキュア変身前後にかかわらず、カップリング表記にはこの名称が使われる事が多い。
主人公チームフレッシュプリキュアのヒロインと管理国家ラビリンスに所属する敵幹部という関係。互いのパーソナルカラーが対応し、OPでの並びや14話での3対3の組み合わせで相対している。
シリーズ内のプリキュアと敵幹部の中ではシナリオ上の関わりが深い方で、
クールで知性的な完璧主義という共通点に加え、リアリストだが頭でっかちで繊細なサウラーと長女体質で前向きな努力家の美希という絶妙なバランスの組み合わせであり、美男美女同士である事からも人気が高い。
38話ではクローバーボックスを持っていた幼女がサウラーに襲われた際、間一髪でベリーが救出に入る。
クローバーボックスを叩き潰そうとするサウラーにベリーが壊さないよう懇願すると、サウラーはクローバーボックスを盾にベリーを一方的にいたぶり続けた挙句、追い打ちにシフォン強奪とクローバーボックスの破壊を宣告するが、
「ブルーのハートは希望のしるし…あたしはプリキュア、キュアベリー!どんな時も希望は捨てない!」とベリーソードを囮に逆転したベリーに、サウラーが「我々も野望は捨てないよ」と捨て台詞を残すという展開で、
二人のライバル関係と女児向けアニメにあるまじきサウラーの鬼畜ぶりを印象づけた。
46話ではウエスターと共に総統メビウスから廃棄物処理空間でプリキュアを始末するよう命じられたサウラーが、再びベリーと対決する。
「僕たちラビリンスの者はメビウス様のためにいる」と言うサウラーに、「幸せの形はみんな違う筈。全員が同じ事を言う世界なんておかしいわ!あなたの幸せは何?」と説得するベリーだが、サウラーは「僕の幸せはメビウス様のおそばにお仕えする事」と聞く耳持たず。
逆にベリーはサウラーになんのために戦うのかと聞かれて「笑顔」と答え、何度襲われても笑顔を取り戻すクローバータウンの人々を「まったくおめでたいよ」とあざ笑うサウラーに、
ベリーは「どんな困難に遭っても、みんなで助け合っていけば笑顔になれるの。みんなと一緒に笑う事が私の幸せよ」と答え、
「くだらない」と返されると「それはそっちじゃないの?なんでもメビウス様のためにって、そんなのメビウスの言いなりじゃない。操り人形よ」と反論するが、サウラーに話を打ち切られて追い詰められてしまう。
メビウスがデリートホールを起動すると、サウラーはプリキュアを消去する捨て駒にされたことを察しながら認めようとせず、取り乱すうちにデリートホールに吸い込まれかけた時、ベリーの手に掴まれる。
敵である自分を助ける行為が理解できないサウラーにベリーは「戦うより、笑いあう方がいいじゃない。言ったでしょ?みんなと一緒に笑う事が私の幸せだって。みんなの中にあなたも入ってるんだよ」と話す。
サウラーは「今日まで自分の生き方が正しいと信じてきたが、このザマだ」「みんなで助け合っていけば、笑顔になれる、か。一緒に笑いあう時間が無いのが、残念だ…」と、ベリーを巻き添えにしないように彼女の足場を崩して自分の手を離させ、デリートホールに吸い込まれてしまった。
49話でウエスターとサウラーはシフォンによって漂白されて生還しており、サウラーがベリーに「君の手の温もりが僕を目覚めさせてくれた」とお礼を言い、ベリーは「そりゃあ私、完璧だからね」と答えるのだった。
(あっさりな反応だったが、照れ隠しという見方もあるとかないとか)
50話ではベリーとサウラーが背中合わせで戦う場面がある。
敵対萌えという嗜好もあり、pixivでは38話の展開からR-15的な反応をするユーザーはいたが、
46話以降のいきなりの公式の燃料投下や、幾分想像の余地を残した終わり方でファンを増やしていった。
pixivでは、本編の補填的な二次創作や、本編後に西東(ウエスター×東せつな)と並行して交際し始めたという設定の二次創作が複数投稿されている。