概要
惑星ゼーベスに生息する巨大な怪獣のようなモンスター。実際本当に巨大になったのは『スーパーメトロイド』以降で、初代『メトロイド』ではサムスと同じくらいのサイズだった。また、初代では背中に毛が生えているなど大きくデザインも異なっていた。初代のリメイク『メトロイドゼロミッション』では『スーパーメトロイド』と同程度に巨大化している。
爪を飛ばしたり、腹部からトゲ状の寄生生物を発射する他巨大な腕を振り回したり口から吐く岩などで攻撃する。成体になるまでに60年かかると言われているが、地球基準なのか惑星ゼーベス基準なのかは不明。
初代『メトロイド』と『スーパーメトロイド』ではこのモンスターのニセモノである「偽クレイド」が登場する。
初代の場合は本当に見分けがつけづらいただの偽物だが、『スーパーメトロイド』でははるかに巨大になった本物より先に登場することで、以前のクレイドの大きさを意識させ、後で登場する本物のインパクトを強調する役割を持っている。
『メトロイドドレッド』ではスペースパイレーツのものとは別の個体が久々に登場。大乱闘スマッシュブラザーズシリーズでの登場を除けば初の3Dモデリングとしての登場である。
惑星ZDRのカタリスにて、高熱エリアの奥で拘束された状態でサムスと対峙する。首と両腕が拘束されてるためサムスに直接攻撃できないが、お馴染みの爪飛ばしや寄生虫、火炎弾、岩は健在。
今作では新たに腹部から毒液を飛ばす新技を披露し、第2形態では左腕の拘束具を外して直接攻撃を繰り出すようになる。
なお、別個体とはいえクレイドと再度相まみえたサムスはというと、初めはアームキャノンを構えて警戒していたが、相手がクレイドだとわかった途端に、「なんだお前か」と言わんばかりにアームキャノンを降ろして棒立ちになり、クレイドが吠えたと同時に口内に向かってチャージビームで先制攻撃するというなかなかに辛辣な態度を取っていた。だが、このやり取りは(口が弱点という)攻略のヒントでもある。
なお、先にボムを入手しておくと、モーフボールで体内に侵入し、そこにボムを仕掛けて瞬殺可能(初代『メトロイド』でクレイドがボムで倒せるのが元ネタと思われる)。
また、同作のチョウゾメモリーによれば、マオキン族が一丸となって捕らえた個体らしく、公式サイトやPVでも、「ZDRの原生生物」として扱われており、クレイドの出身が惑星ZDRである事が示唆される。
更に、フェーレニアのとある一室にはマザーブレインの指揮のもと、ゼーベス星人と戦うマオキン族の壁画があり、マオキン族が惑星ゼーベスにてスペースパイレーツと交戦した事がある事が考えられる。
Xに寄生されたレイヴンビークが変貌したクリーチャーは様々なボスクリーチャーの要素が含まれているのだが、身体はクレイドがベースになっている。
また、本作ではリドリーが登場しない(とある一枚絵のみに留まっている)のでまさかの逆転現象が発生している。
漫画版ではゼーベスに侵入したサムスを腹のトゲで吹き飛ばしたり大きな足で踏み潰したものの、クレイドの足を粉砕しながら飛び上がったサムスに意表を突かれ、口にミサイルを叩き込まれて倒されている。
外部出演
『大乱闘スマッシュブラザーズDX』では隠しステージである「ブリンスタ 深部」に登場。溶岩から登場し、爪で引っかいて地形を回転させてくる。たまに回転についていけずにステージ下部で取り残される人が出るのが恒例行事。ちなみに、この作品のおけるクレイドは他の作品と比べ物にならないくらい大きい。なお、出典は違うが『大乱闘スマッシュブラザーズDX』におけるガノンドロフのホームステージでもある。BGMも「怖い」ともっぱらの評判。
後に『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』で久々に「ブリンスタ深部」が復活した他、「灯火の星」では道場のマスタースピリットとして登場し、スピリットを倒した後は「重戦車流」の流派の道場の師範となる。
一応セリフはあるのだが、異星の生物であるためか怪獣の咆哮のようなセリフばかりで何を言っているのかは分からない…。