概要
萬子、筒子、索子でそれぞれ同じ数字を刻子、または槓子にすれば成立。2翻。食い下がり無し。
その性質上対々和と相性がよい。同じく三色、という名のつく三色同順と比べるとなかなかでないレア役といえる。
刻子をコンスタントに作る、ということが難しいため、配牌にそれぞれの対子が存在する、とかでも無い限りまず完成出来ない。それでいて2翻であるため、割に合わない役と言われる事もある。
しかしながら他のプレイヤーの警戒心はそれ程強くならないことが多い為、二副露していても対象牌が出てくる事は十分有り得る。
門前で完成させれば三暗刻と複合できることもあり、こうなれば満貫以上が確定の高い手になる。しかしながら、シャンポン待ちの場合三色同刻にならないことがある上、他に役が無ければ片和了の形になってしまう事もあるが、後述のローカル下位役『三色「小」同刻』を採用しているなら和了可。
後付け無しルールだと聴牌時に本役が確定していない(残りの1組で本役成立の形で聴牌の片あがり状態)ために和了出来ないケースも(但し役牌を最初に仕掛けている、対々和が確定している等なら高めで和了可)。
三人麻雀だと老頭牌のみ三色同刻が出来うるが、この場合、清老頭や混老頭を疑われやすく、完成は難しい。また、三色同刻を認めないケースもごく稀にある。
中国麻雀では16点役『三同刻』が本役に相当し、下位役として『双同刻』(二種類の同じ番号の牌を刻子として揃える役。2点)も存在する。
WSOMルールでは120点役で、後述の下位役『三色「小」同刻』は30点役。
余談だが、萬子・索子・筒子で同じ数字の刻子2組と雀頭を揃える2翻役『三色「小」同刻』(通称『小タテ』)がローカル役に存在し、採用する場合、上位役である本役が3翻役として扱われる。また、世界麻雀大会(WSOM)ではレギュラー役の一つとなっている。