概要
暗刻または暗槓を3つ持った状態で和了すると成立する役。2翻。食い下がりはない。
上位役には四暗刻がある。
三面子を暗刻(暗槓)にする必要があるため、副露してもオッケーだができるのは事実上1回のみで、大抵の場合は門前で完成させることが多いのではないかと思われる。
ただ、注意したいのはシャンポン待ちの場合にロンで完成した刻子は暗刻ではなく明刻になるという点である。暗刻を3つ揃えて聴牌したなら問題ないが、暗刻2つの状態でシャボ待ちになった場合はツモ和了が成立の絶対条件になる。
同様に四暗刻のシャンポン待ち(通称「ツモり四暗刻」「ツモスー」)でロン和了した場合は四暗刻とならず三暗刻となり、この場合点数的には落差が激しい(それでも対々和+三暗刻で満貫確定、手役やドラ次第では跳満、倍満も見込めるが)。
あまり出ない役であることもあり、初心者は三暗刻の存在を忘れたり誤解したりしがちである為、要注意である。
三人麻雀では萬子の2~8牌が抜かれているため、刻子メインになりやすく、和了する頻度が比較的高い。
中国麻雀では16点役で、2点役『双暗刻』(暗刻を2組揃える役)の上位役として扱われている。
台湾麻雀では2台役として扱われている。なお、手牌の構成上(5面子1雀頭)、暗刻系最上位役『五暗刻』(8台)が存在。