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麻雀格闘倶楽部

まーじゃんふぁいとくらぶ

コナミ→(コナミデジタルエンタテインメント→コナミアミューズメント・以下KAM)が、2002年にアーケードで稼動を開始したオンライン対戦麻雀ゲーム。略称はMFC。もしくは、Mリーグに参加するKAMのチーム「KONAMI麻雀格闘倶楽部」の略称。本記事ではゲームについて解説する。
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誘導編集

コナミがオーナーを務めるMリーグのクラブチームについてはKONAMI麻雀格闘倶楽部』の記事へ


ゲーム概要編集

最新作は2022年に稼働開始した『Extreme』(17作目。詳細は後述)。家庭用ではPS3DSPS VITAなどで発売されている。携帯電話(フィーチャーフォン)アプリとしてMFCmobile、スマホアプリとしてMFCSpも配信されている。現在では4人打ちの東風・半荘戦の他、3人打ちや連盟の競技ルールに近い半荘戦などのルールがある。


KAM(およびコナミのグループ会社KPE)からパチスロが4作(2014年・2016年・2019年・2021年)、パチンコが1作(2018年)リリースされており、これらのBGMも条件を満たせばアーケード版で使用できる。


シリーズ名編集

MFC1から7まではナンバリングが付されていたが、8作目以降は我龍転生(8)→ultimate version(→u.v.絆の章)(9)→NEXT(10)→頂の陣(11)→彩の華(12)→ZERO(13)→豪華絢爛(14)→GRAND MASTER(15)→疾風(16)→Extreme(17)とサブタイトルが変化している。


参加プロ雀士編集

MFC2以降「日本プロ麻雀連盟公認」となっており、灘麻太郎二階堂姉妹ら実在のプロ雀士がCPUとして登場(過去作ではムツゴロウこと畑正憲や故人の安藤満小島武夫なども参戦していた)。本人と対戦できる可能性もある。


声優大亀あすか(Extremeで降板)や伊達朱里紗パチスロライターの沖ヒカル、元乃木坂46中田花奈も連盟所属プロ雀士として登場する。


上記の内、二階堂姉妹はEX風林火山、伊達はKONAMI麻雀格闘倶楽部、中田はBEASTJapanext所属としてMリーグでも活動。


段位システム編集

黄龍まで編集

最初は級位として始まり、経験値を貯めると四神青龍朱雀白虎玄武)に昇格。その後は対局で1位を取るともらえるファイトオーブを集めることが目的となる。

オーブが一定数集まり、八段の状態でさらに昇格することで「マスター」になる。この状態で三連勝することで「黄龍」位になり、一つの区切りとなる。


黄龍編集

黄龍昇格後はファイトオーブの代わりに「黄龍オーブ」をやり取りするようになり、一定数集まることでさらに黄龍レベルが上昇していく(グラフィックも変化する)。また、約10日ごとに行われる黄龍闘技場モードに参加できる。


真龍編集

黄龍レベル20を突破することで「真龍転生の欠片」を入手できるようになり、これが4つ集まることで「真龍」位へ変化する。


真龍となった状態では、通常のリーグ戦とは別に「18戦の試練」状態となる。この間に真龍ライフ(最下位になると一定量減少)または真龍オーブを全て失うと黄龍に戻される。一方で「18戦の試練」が終わるまで真龍位を維持した場合は「真龍クライマックス」となり、「18戦の試練」の間に獲得した一位の回数内に一回でも一位を獲得することで「真龍転生」となり、真龍属性が再設定されて「真龍グレード」が上昇する(最大30)。

なお、失敗した場合(「18戦の試練」中一度も一位を取れなかった場合も含む)は「18戦の試練」の途中(試練第11戦目・真龍ライフ12)からやり直しとなる。


麒麟編集

これとは別に「麒麟」という階級も存在する。『豪華絢爛』から稼働を開始した「ハイグレードモデル」専用モードである「2対局買取モード」でのみ挑戦可能な特殊段位である。

2対局買取モードでは通常のリーグ戦とは別に「麒麟コロシアム」が常時開催されている。麒麟コロシアムは麒麟召喚戦と麒麟オーブ獲得戦に大別されている。


2018年2月からのルールではプレーヤーはまず麒麟召喚戦において、以下の6条件を満たすことを目指す。

  1. 真龍以上の段位になること
  2. NEXTリーグ(豪華絢爛)、Sリーグ(GRAND MASTER)以上に所属すること
  3. 満貫以上の大物手を一定回数上がること
  4. 1プレー内で一定回数以上上がる、一定数以上のドラを使う、一定点数以上で終わる、一切の放銃をせず原点以上で終了する、のいずれかの条件を3回満たすこと
  5. 直近5プレーの合計成績を一定以上にすること
  6. 直近5プレー中で一定回数以上1位で終わること

これらの条件を満たすことで「麒麟召喚」となり、麒麟位となる。

麒麟位になった後は、プレーヤーは麒麟オーブ獲得戦において麒麟オーブの争奪を行う(正確には麒麟モード1プレー2対局それぞれの順位結果に応じて規定数が増減する)。この時麒麟オーブを喪失した場合には「麒麟パワー」を同数喪失し、これが0になると麒麟位は剥奪されて麒麟召喚戦を再度行うことになる。

なお麒麟オーブは半年ごとの精算でもリセットが行われる。期間内に各モードで麒麟オーブを最も多く獲得したプレーヤーには連盟プロ雀士試験の一部が免除される(年齢制限あり)他、上位者には「特選雀士」の称号が与えられるなどの特典が得られる。


麒麟コロシアムは『GRAND MASTER』の2019年期を最後に一時中止となっており、『Extreme』となった2022年現在でも再開されていない。


麻雀としてのルール編集

※ 基本モードのルールであり、『5』から『彩の華』まではイベント卓としてここから改変されたルールのモードもあった。『ZERO』以降は改変ルール卓はいったん廃止され、期間限定モードの実の開催であった。さらに『豪華絢爛』では競技ルールが毎月5・15・25日限定となった。『疾風』では久しぶりの改変ルール卓「大逆転三麻卓」が登場した。

  • 花牌を除く136枚を使用。三人打ちではそこからさらに萬子2~8を除外
  • 20000点持ち(東風)・25000点持ち(半荘・三人打ち)・30000点持ち(競技ルール)
  • 0点以下でぶっとび(立直で0点になる場合は全員聴牌で流局した場合もぶっとび)
  • 順位点あり。4位からi位へ5000点(東風・半荘)、3000点(三人打ち)、浮き・沈みによる計算(競技ルール)
  • 切り上げ満貫なし
  • 多家和あり。供託分は頭はね
  • 包あり。大三元大四喜四槓子に適用
  • 九種九牌は流局(連荘)
  • 四風連打、四槓は流局(競技ルールのみ連荘)。四家立直は競技ルールのみ流局(連荘)
  • 食いタンあり、後付けあり、食い平和なし
  • 赤五(赤五筒は2枚。三人打ちでは赤五索も2枚)・裏ドラ・槓ドラ・槓裏あり(ただし競技ルールではいずれも無し)
  • 競技ルールでは立直一発なし
  • 競技ルール以外では流し満貫あり(流局扱い)
  • 天和あり、地和あり、人和は役満扱い
  • ダブル役満あり。国士無双十三面待ち四暗刻単騎待ち純正九連宝燈、大四喜に適用
  • 三人打ちにおけるツモは親子無関係に二人で折半
  • オーラスにおける親和了は二位以下の場合連荘、一位になった場合は終了
  • ローカル役満の大車輪八連荘あり。

コラボレーション(自社)編集

AC版のみ記載。

BEMANIシリーズ編集

  • pop'n music 13 カーニバルにはMFCのメドレー曲が収録されており、その曲の担当キャラクターとして黄龍が登場している。
  • 2011年に開催されたKONAMI ARCADE CHAMPIONSHIP 2011(KAC2011)に関連して開催タイトル(BEMANIシリーズ・QMA8・天下一将棋会2・エターナルナイツ4・BBH2011)の曲を対局BGMにできるイベントを行った。
  • 2017年からはKAC(BEMANIシリーズ・QMA、2018年以降はエルドラクラウン・ボンバーガールベースボールコレクションも追加)の曲を対局BGMにできるイベントを毎年行っている。
  • なおKACでは第1回から第10回まで毎年開催タイトルに選ばれている(BEMANIシリーズ以外では唯一)が、2020年2月開催予定だったTHE 9th KACの決勝ラウンドは新型コロナウイルス感染症の影響で2021年3月に延期したものの、緊急事態宣言の延長に伴い(ほかの非BEMANIシリーズも含めて)中止となった(BEMANIシリーズの影響は9thの決勝ラウンド開催済みのため、「10thの予選・決勝ラウンドの延長」のみ)。なお10thは1年延期したがボンバーガールを除き開催された。
  • REFLEC_BEAT

MFCNEXTのタイトル→東一局→立直のBGMメドレーが収録され、アイコンとして四神・黄龍が登場した。

BEMANI SUMMER DIARY 2015(BEサマ)編集

  • 「助けて!ジャンサマ」として通常BEMANIシリーズをプレーして書いていく絵日記を代筆してくれる(本来の絵日記と代筆された絵日記の2種類が閲覧可能)。初めにBEMANIシリーズをプレーすることが条件であるが、MFCだけでプロローグ翌日からエピローグ前日までの絵日記を完成させることも可能。ジャンサマではBEMANIキャラをアレンジした独自のキャラ(隅田レイコチャン・高橋ゲンゾウ)が登場する。
  • 期間限定の『八牌麻雀』(ZEROで初登場した「麻雀プラネット」モードで通常デザインとして復活)モードではBEMANIキャラが登場するほか、数牌にBEMANIキャラを使用したデザインの牌が登場した。
  • リーグモードを期間内に規定数消化すると、BEサマで登場した楽曲をBGMとして選曲できる。なお一部BGMは変化しない(彩の華・夏を流用)。

サウンドフェスティバル編集

いちかのBEMANI投票選抜戦2019編集

  • MFC恒例のプロ雀士投票イベント「投票選抜戦」とBEMANIシリーズのコラボイベントで、MFC(とベースボールコレクション)をプレーしても投票権がもらえた。また、このイベント期間中にBEMANIデザイン牌が復活した(キャラは一部変更)。

クイズマジックアカデミー(KAC関連は上述)編集

2020年に登場したハイグレードモデルの筐体は本作(及び麻雀ファイトガール)と共通である。

QMA賢者の扉とのコラボイベント(2013年実施)編集

条件(期間内に特典元→特典先の順にプレー)を満たすと以下のような特典がある。なおQMA賢者の扉・暁の鐘のサウンドセットはサウンドフェスティバルで復刻していない

  • MFCでQMA賢者の扉のBGMが使えるようになったり、ミニゲームの背景が女子生徒になったりした。
  • QMAでは三元牌にまつわるカスタマイズアイテムと、二階堂姉妹とヤンヤンの壁紙(期間限定)がもらえた。

暁の鐘との連動(2015年実施)編集

条件を満たすと以下のような特典がある。このほかにもQMAではMFC監修の麻雀検定が登場(2017年稼働のEVOでも麻雀検定がアーカイブ検定として復活。コラボはないが出題範囲に「麻雀格闘倶楽部」と明記されている)。また、マジック☆コロシアムの対戦相手「サマーダイアリードラゴン」は黄龍がBEサマ対象作品のキャラクターを乗せて参戦したものである。

  • MFCでQMA暁の鐘のBGMが使用可能になる(期間内にQMA→MFCの順にプレー)。なおBEサマ同様一部BGMは変化しない。賢者の扉のBGMは変化したのに…。
  • QMAでは点棒をモチーフにしたアイテムが配られる(期間内にBEMANIシリーズ→MFC→QMAの順にプレー)。

天下一将棋会(KAC関連は上述)編集

格闘倶楽部シリーズとして筺体が流用されているほか、条件を満たせば同作品の対局BGMを本作で使用できる。


コラボレーション(他社)編集

麻雀ゲームである性質上、必然的に麻雀漫画とのコラボが多い(『アカギ』、『むこうぶち』『スーパーヅガン』など。雑誌として近代麻雀杯も行われた)。MJシリーズではよく行われている『咲-Saki-』シリーズとのコラボはなかなか行われていなかったが(『雀魂』との咲-Saki-のコラボの方が先に開催されるほど)、ついに2022年3月に全国編とのコラボが開催された。


麻雀漫画以外でのコラボとしては『北斗の拳』・クローズ×WORST(厳密には自社もしくはハドソンから継承したソーシャルゲームとのコラボ)がある。


2018年4月、MFCSp公式twitterに『ときメモ』コラボの後にまた「樹の下で待っている」というメッセージと「©大川ぶくぶ/竹書房」と書かれた画像が掲載。どう考えてもあのクソ漫画とのコラボじゃねえかという予想通りポプテピピックコラボが開催され、AC版豪華絢爛でも麻雀プラネットモード(期間中はポプテピピック クソ銀河になっていた)を中心にコラボが開催された。


関連タグ編集

青龍 朱雀 白虎 玄武 黄龍

麻雀


麻雀ファイトガール:2023年3月に稼働開始した美少女麻雀ゲーム。ルールやシステムが若干異なる。

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