言葉の由来
元々はラテン語のパテル(父親)から派生したパトロヌスに由来して生まれた言葉。
パトロヌスは古代ローマに実在した私的な庇護関係における保護者を指した、また被保護者のことはクリエンテスと言う。
パトロヌスはクリエンテスに対して法、財政、政治的援助を与える立場にあり、こうした役割を担っていた事もあり、より一般的に保護者を意味するパトロンという言葉が使われるようになった。
対象に応じて変わるパトロン
例えば芸術家の場合は資産家や企業がパトロンになるが、特定の女性に対して月々に手当金を渡したり、開業資金を提供したりする男性を指すこともある。
また、みんなに食事などを奢ってあげる人や図書館の利用者もパトロンと言う。