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「またを飼ったようだが、何度でも殺してやろう」


概要編集

CV:綱島郷太郎/英:ニコラス・ロイ

「アイビスの火」が起こる以前からルビコン周辺星系で活動していたという老境の独立傭兵

アリーナランクは第15位のCランク、エンブレムは3匹の絡み合ったヘビ。

彼は第1世代の強化人間で、番号は「C1-249」。第1世代型強化人間の手術は成功率が1割にも満たない危険なものであり、アリーナでの紹介文によれば「彼の傍らには常に死の気配が漂っていた」という。


極めてひねくれた性格の持ち主であり、ハンドラー・ウォルターとは浅からぬ因縁を持つ様子。

しかし、彼の性格や言動が手術を受けさせられた心理的な影響、あるいは手術自体の副作用によるものかは定かではない。


ストーリーでの活躍編集

「ウォッチポイントを襲撃するとは...相変わらずだな、ハンドラー・ウォルター」


チャプター1のラストミッション「ウォッチポイント襲撃」にて制御センターに向かう621の前に敵として立ちはだかる。

チャプター1の時点では彼の他にAC戦は数えるほどしかなく(特に1周目は大豊の訓練生インデックス・ダナムリトル・ツィイーぐらいしかいない)、また序盤ゆえろくに装備も揃っていない。

そこにいきなり上位パーツで固めたCランク帯のランカーが出てくるわけであり、やっとの思いで壁越えを果たした621にとってさっそく次の関門となる。やられまくって彼の台詞を嫌でも覚えた621も多いことだろう。


ウォルターには終始無線越しにネチネチと皮肉や嫌味を垂れており、いちいち名前を呼んでくる。

ウォルターにとって苦い思い出であろうハウンズを指して「死んだか?」と問うたうえで「私が殺ったのは何番だったか」と自慢げに煽ってくる。

621を倒せば「また1匹お前のせいで死んだぞ」とウッキウキ。

ただ621本人を侮っているわけではなく、621を第4世代型強化人間と見抜き、「うまく育てれば優秀な猟犬になる」と評価している。


アセンブル欄にも記載しているが、決め球のバズーカは食らうと痛い反面、撃つ時は必ず足が止まるためチャンスタイムでもある。ウォルターのアドバイス通り戦闘に集中し、引導を渡してやろう。


621に撃破されると、スッラは最期にウォルターに対し「ウォッチポイントはやめておけ......」と、忠告じみた言葉を遺す。

それを聞いたウォルターは自分が傷ついているだろうにもかかわらず「奴の事は気にするな…だが、よくやった」とねぎらってくれる。ありがとうごす。


...だが、その直後に621は彼すらも前座に過ぎなかったことを、その身に叩き込まれることになる。


乗機「エンタングル」編集

彼の乗機は中量二脚型AC「エンタングル(ENTANGLE)。

アーキバス製のフレームをベースにした機体で、パルスガンとプラズマミサイルで削りつつ回避を誘い、EN切れで足が止まったところにブーストキックとバズーカでの手痛い一撃を狙いに来る堅実な構成。

おまけに姿勢安定性能も高く、スタッガーによる硬直時間が短いため致命傷を入れるのはなかなか難しい。

スッラの老獪さがうかがえる。


本作における戦闘の仕様をこれでもかと叩き込んでくるいわば教官ポジションであり、彼を難なく倒せるようになったら初心者卒業と言っていいだろう。

もちろん機体データを入手して、自分で使う分にも強力である。


ちなみにバルテウスの項にも記載しているが、武装がバルテウス対策のヒントとなっている。

最期の言葉といい、親切なのやら意地悪なのやら……


アセンブル編集

VP-44Dアーキバス製中量頭。機体負荷は重めだが、トップクラスの姿勢安定性能とスキャン持続時間は魅力的。
コアVP-40Sアーキバス製中量コア。とりあえずこれを選べば間違いない、能力バランスの良さが光る一品。
VP-46Sアーキバス製中量腕。重量級にも匹敵する高いEN防御が持ち味。
06-041 MIND ALPHAオールマインド製中量二脚。ベイラムの「LG-011 MELANDER」を一回り重く堅くしたような、重量級に近い性能の持ち主。
ブースターBST-G2/P06SPDファーロン・ダイナミクス製。QB性能を犠牲に、推力とブースト速度を重視したモデル。
FCSFCS-G2/P05ファーロン・ダイナミクス製。全FCS中最も高い中距離適性を持ちながら、近距離・ミサイルの適性も備える汎用性の高いFCS。
ジェネレータVP-20Cアーキバス製。これといった欠点がなく、かなりの構成で選択肢に入る優秀なジェネレータ。
コア拡張なし装備していない理由は不明。

右腕武器44-141 JVLN ALPHAオールマインド製のデトネイティングバズーカ。他のバズーカよりも衝撃力・直撃補正に優れ、負荷掛け・スタッガー時追撃どちらもこなせる。かなり重めの重量が玉に瑕。
左腕武器HI-18: GU-A2タキガワ・ハーモニクス製のパルスガン。かなり長めの射程と大きめの当たり判定で的確に相手を削りつつ、被弾を嫌う相手に回避を強要できる。もちろんパルスガンなのでパルスアーマー剥がしにも便利。
右肩武器Vvc-703PMVCPL製のプラズマミサイル。威力そこそこ、弾速・軌道良好、爆風で削りもOK、おまけに軽いと器用万能な一機。
左肩武器45-091 JVLN BETAオールマインド製のデトネイティングミサイル。飛翔軌道に時間差で爆風を発生させる特殊なミサイルで、シールドを持った敵機にも直撃が入りやすい。その爆発挙動から付いたあだ名はずばり爆導索

余談編集

本作で名前が発音しにくい人物の筆頭。

元ネタは共和政ローマの政務官、ルキウス・コルネリウス・スッラと考えられている。

実は彼は「(軍団を連れて)ルビコン川を渡ってはいけない」というルールを作った人物であり、また「ルビコン」から連想されるガイウス・ユリウス・カエサルのちょうど前の世代にあたる。

旧世代型の強化人間であるスッラ、そして同じく旧世代型だが彼よりも後の世代である621の対比といい、なかなかに意味深である。


スッラを演じた綱島氏のねっとりとした演技が一部で人気を呼んでおり、彼の口調を真似する文章(特にウォルターに呼び掛ける場合)を書く際は、半角の「ン」を挟んだり、巻き舌をのラ行を表現した「ンハンドラー・ウォルター...」「ンハンドルァー・ウォルタァ……」などの表記が広まりつつある。


二次創作になるとただの犬好きおじさんと化す例がみられる。

「飼い犬の散歩とは、相変わらずだな、ハンドラー・ウォルター」

「また何度でも散歩してやろう…619と20はどうした? 寂しがってないか? 前に散歩したのはいつだったか…。(621ワシャワシャ)


関連タグ編集

アーマード・コア ACVI

ACVIの独立傭兵 強化人間



































彼はアリーナに登録されているため、エンタングルと模擬戦闘をすることも可能なのだが、何故か突然の通信障害が発生する。

Cランク帯はCHAPTER3でアイスワームとの対決の準備期間に当たる時期に解放される為、当然だがスッラは既にこの世にいない事になる。

なのでスッラによる通信妨害の可能性はないし、そもそもスッラがわざわざしゃしゃり出てくる理由もないだろう。

だがこれ意外に通信障害があるのは、Bランク/11位のシンダー・カーラによるハッキングくらいなので、何故スッラのときだけ意味深な雰囲気で通信障害が発生するかについては、「ただの偶然」と片付けるには一抹の疑念が残る

肝心のオールマインドも、AIとはいえ淡々と通信障害を受け流すに留まっており、復旧作業にあたるでもなくプレイヤーの勝敗が決まるまで様子見に徹し、勝利後も通信障害は治らずに終わる。





















※ある分岐点における変化



















周回プレイ3周目に突入し、3度目の「ウォッチポイント襲撃」(ALTミッション)に到達すると、やはり621とウォルターの行く手を阻んでくる。

しかし3度目に至ると台詞が大きく変化する。


「あまり手を煩わせるな ハンドラー・ウォルター。余計だ、その犬もな」

「だがお前危険だな。臭いでわかる。消えてもらうが上策のようだ」


特に621を明らかに危険視するようになり、排除対象として敵意を隠さなくなる。

また、かつて彼が手にかけたハウンズの番号を「618」とはっきりと記憶しており、挑発するためというよりも、むしろウォルターに対する老婆心の裏返しのような感情が見え隠れし始める。


「この犬は死んで正解だ。お前のためにもな、ハンドラー・ウォルター」


機体構成を見直すとわかるが、幾つかのパーツはオールマインドから提供されており、スッラの活動の裏でオールマインドが糸を引いていることが示唆されている

何より内密に動いていたはずの今回の「ウォッチポイント襲撃」に際して、2周目までこそ偶然に居合わせた風であるが、3周目はわざわざ追加戦力を率いて621の抹殺を宣言してくるあたり、今回についてはこの先の強敵の排除と同等に621の抹殺を優先事項に上げている時点で異質といえるだろう。


戦闘でも、何処で入手したのか、AIで遠隔操縦できる狙撃用エネルギー兵器搭載のMTを2機引き連れ、突破してきたゲートの屋上から支援射撃による波状攻撃を仕掛けてくる。

スッラのエンタングルの機体構成や行動パターンに変化はないものの、MT2機による高火力・高ACS負荷の狙撃が鬱陶しく、MT2機からの横槍で不意にスタッガーを貰って動けなくなり、その隙にエンタングルからブーストキックやバズーカによる追撃を喰らって、ジリ貧に追い込まれしまう。


前述の通り、エンタングルそのものには変化がないため、狙撃のタイミングを警告音で察して回避しながらエンタングルを先に撃破するか、MT2機も大した耐久性はないので一旦スッラをガン無視して手早くMTを始末するか、の2択になる。

中途半端に同時に相手取ると、エンタングルと狙撃MTによる火力とACS負荷の高い波状攻撃に翻弄されながら力尽きる事になる。

3周目と舐めてかかると痛い目を見るものの、この先は補給用シェルバによる完全回復があるので、遠慮なく全部出し切って問題ない。




そして……













「ハンドラー・ウォルター… その猟犬はやめておけ…」




変異波形反応を確認 やはり生じています

トリガーにはあの老兵が適任でしょう 計画の第3条件を取り込むのです

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