概要
アーマード・コアシリーズにおけるプレイヤーの立ち位置は(ごく一部の例外を除けば)『如何なる勢力にも加担せず、報酬と引き替えに様々な依頼をこなす』という傭兵であり、大多数の傭兵もこれに準じた立場で活動を続けているものであった。
アーマード・コアVIの舞台となる惑星ルビコン3は半世紀前に「アイビスの火」によって消失したとされる新物質・コーラルを巡る覇権争いを2大企業とルビコンに住まう人々(ルビコニアン)、更には覇権争いそのものを封殺せんとする惑星封鎖機構によって繰り広げられている。
こういった事情もあり、ACパイロットはいずれかの勢力に所属していることの方が多く、特定勢力に属さず傭兵稼業を続けているパイロットはあまり多くはない。
レイヴンズ・ネストやリンクス管理機構・カラードという「依頼を斡旋・投入する傭兵に対し、身辺保障する仲介組織」が本作にはなく、そうした身寄りのない独立傭兵は、本懐である主戦力を温存する為の弾除け・露払いとして使い潰されたり、企業機密に関わる重要要件に接近させない(=他勢力に回れば機密漏洩になりかねない)というのも絶対数の少なさを物語っている。
そうした中でも各々の野心・忠義のために生きるのが、ルビコンにおける独立傭兵である。
独立傭兵一覧
C4-621
本作の主人公。「脳を焼かれた独立傭兵」。
旧世代型の強化人間であり、傭兵として多様な勢力に雇われることになる。
強化手術の影響で感情が欠落しており、機体操縦に必要な機能以外は失われているとされる。
複数提示されたミッションを選択、決定しているのはウォルターではなく621らしく、ある程度の自主性はみられるとも言えるか。
トーマス・カーク
ナンバーRb18、ランク26/E。チュートリアルミッションの汚染市街で既にMIAとなっている。
ランク入りパイロットかつ独立傭兵でもあったが、未帰還のまま放置されていたことからライセンスコードは失効済みであり、ハンドラー・ウォルターからは利用価値なしと見なされた。
遺棄された残骸から、彼の乗機はBASHOフレーム一式で構成されたACと推定される。
モンキー・ゴード
ナンバーRb37、ランクは完全な圏外(本物レイヴンは、一応Fである)。
トーマス・カークと同様に汚染市街でMIAとなっている。
曲がりなりにもランカーの端くれであるインビンシブル・ラミー未満とあって、ろくな仕事が受けられないであろう事からウォルターにスルーされた。
遺棄された残骸から、彼の乗機はアーキバスとシュナイダーの混成フレームであることがわかる。
スッラ / エンタングル(CV:綱島郷太郎)
あるミッションに出現する老境の傭兵。
第1世代の強化人間で、彼にも「C1-249」の番号が振られている。
ノーザーク / ビタープロミス(CV:赤坂柾之)
「人の金は俺のもの」を実践する迷惑系多重債務者。
攻略順路から外れた、とある場所で待ち伏せしている。
コールドコール / デッドスレッド(CV:小柳基)
星外企業のルビコン進駐計画を事前に掴み、取引によってルビコンに進駐した裏社会の殺し屋。
企業の暗部を握ることで粛清代行を専門に扱うという、特殊な立場によってビジネスを安定させてきた人物。
六文銭 / シノビ(CV:小西克幸)
ルビコン解放戦線に属する少女リトル・ツィイーに餓死寸前の所を助けられて以来、独立傭兵でありながら同組織に身を寄せるようになった人物。
作中世界では失われてしまった古典芸能への造詣は深く、「ニンジャ」「カブキ」といった日系移民の文化に影響を受けた結果、このような人物になった模様。
キング / アスタークラウン(CV:木内太郎)
ハクティビスト集団ブランチの一人。
ステーション31襲撃計画で惑星封鎖機構の強襲艦隊に単騎で陽動を行ったとされる。
シャルトルーズ / アンバーオックス(CV:大地葉)
ハクティビスト集団ブランチの一人。
ステーション31襲撃計画で惑星封鎖機構に打撃を与えたとされる。
既に型落ちの旧式である第4世代強化人間を「アンティーク」と表現する等、言葉選びにも気配りが感じられる人物。
レイヴン / ナイトフォール
ハクティビスト集団ブランチの一人。詳細についてはリンク先の記事にて。
????オペレータ(CV:園崎未恵)
ブランチのオペレーターを担当する女性。
ブランチの4人目は全く言葉を発しないため、彼らが出現するミッションではオペレーターでありながらもかなりの存在感を発揮している。
ケイト・マークソン / トランスクライバー(CV:潘めぐみ)
ある依頼でレイヴンに共闘を持ちかける独立傭兵の一人…のはずなのだが、傭兵支援システムオールマインドに登録されている傭兵一覧に登録がない謎の存在。
オールマインド製の流麗な高性能パーツで固めたACを駆る上、どこかで聞いたことのある声をしているが…?