キング「この感覚… 戦意を内に秘めるタイプかこれまでのレイヴンと似ているかもしれん」
シャルトルーズ「またそうやって人様を上から評価する…」
概要
CV:木内太郎/英:カイル・エベール
4人組のハクティビスト集団「ブランチ」の一人。
同組織は構成員が常に入れ替わり続けており、彼は「今の1人目」と言われている。
89.6%という極めて高い作戦成功率を誇り、「完成された傭兵」の異名を持つ。
アリーナランクは03/S。
アリーナに登録されているACパイロットの中でも最上位クラスの「特例上位ランカー」に格付けされており、解説文によるとかつてステーション31襲撃計画で惑星封鎖機構の強襲艦隊に単騎で陽動を行ったとされている。
ミッション中のセリフからは良く言えば自信に満ちた、悪く言えばキザな性格である事がうかがい知れ、自分が撃破された直後ですらその態度を崩さないのだから筋金入り。相方のシャルトルーズからはそうした態度を度々窘められているが決して仲が悪いわけではなく、お互いに相方が撃破されれば即座に脱出を促すなど信頼関係がうかがえる。
1周目ではシャルトルーズと同様にミッションで出会うことは無く、アリーナのAランク帯で対戦する機会が与えられるのみだが、2周目以降で解禁されるミッション「多重ダム防衛」にて相方のシャルトルーズと共に交戦する事となる。
乗機「アスタークラウン」
積載に富む重量四脚に中軽量の混成企業フレームを搭載した機体。
脚部以外は中軽量のパーツでまとめられているのでAC本体の耐久力は低いものの余った積載を内装と武器に回し、四脚の高安定と重火力、パルススクトゥムによる高防御を両立させた接近戦重視の構成となっている。
本機で目を引くのは右肩の三連装レーザーキャノン『VE-60LCA』と左肩のパルススクトゥム『VE-61PSA』。
『VE-60LCA』は本作の破壊天使砲枠で通常・チャージ攻撃共に凄まじい威力を誇り、特にチャージ攻撃の火力は生半可な軽量機体なら致命傷になりうる。その分取り回しの悪さと総弾数の少なさが目立つが、NPCの特権としてアリーナ・ミッション共に弾切れを起こさない(ずるい)仕様となっている。
ただし、難易度調整かロジックミスかは不明だがチャージショットを行わずに発砲する傾向があるため距離を取っていれば躱すのは難しくない。
『VE-61PSA』は長時間構え続ける運用に特化した大型のシールド兵装で、シールド系でありながら展開直後よりも展開から数秒後に防御性能を発揮するという変わり種。その分防御性能は破格で、ダメージ及び衝撃値の軽減倍率も非常に高いと高性能。
一方で、「AB・QBや左腕の武装を使用すると構えを解除してしまう」というシールド系全般の欠点はそのままであり、本領を発揮するまでに時間のかかるコレは特にそれが顕著。
戦闘ではパルススクトゥムを構えながらホバー移動で粛々と距離を詰め、破壊天使砲で回避を強要しつつバーストハンドガンでじわじわと衝撃値の蓄積を狙い、衝撃値がある程度溜まったらスクトゥムの裏で安全にチャージしたリニアライフルで一気にスタッガーさせ、破壊天使砲やアサルトアーマーで追撃するという非常に堅実な戦法を取ってくる。このため迂闊に近距離戦を仕掛ければスクトゥムの防御を崩しきれずにじわじわと衝撃値を蓄積させられて大ダメージを受けてしまう。
弱点は防御をスクトゥムに依存しているため碌に回避行動を取れない点。
FCSや武装も近距離戦向きなのでレーザーキャノンを警戒しつつ距離を取り、連装ミサイルやマシンガンなどで衝撃値を確実に稼ぐことを意識して戦えば(時間はかかるが)安全に戦えるだろう。
アセンブル
右腕武器 | MA-E-211 SANPU | BAWS製のバーストハンドガン。射程も短く火力も低いが瞬間的な衝撃力が高く、近距離での衝撃値の蓄積に向く。 |
---|---|---|
左腕武器 | LR-037 HARRIS | ベイラム製の火力型リニアライフル。通常攻撃でも高めの威力と衝撃力を誇るが、チャージ攻撃は威力・弾速・衝撃力のいずれも優秀な一品。 |
右肩武器 | VE-60LCA | アーキバス製三連装レーザーキャノン。本作における破壊天使砲枠で通常・チャージ攻撃共に高い威力を誇り、その分取り回しの悪さと総弾数の少なさが目立つ。しかし、EN補正の高いジェネレーターと組み合わせた場合のチャージ攻撃の威力は圧巻で、その破壊力に脳を焼かれた独立傭兵も存在する。 |
左肩武器 | VE-61PSA | アーキバス製パルススクトゥム。他のシールド系兵装と異なりイニシャルガードが存在せず、展開から数秒後に絶大な防御力を発揮するので常に構え続ける運用に向く。 |
頭 | KASUAR/44Z | シュナイダー製軽量頭部。軽量頭部ながら高い安定性能とスキャン性能を誇るハイエンドモデル。 |
---|---|---|
コア | EL-TC-10 FIRMEZA | エルカノ製軽量コア。全体的な防御力が高めで、ブースタ効率とジェネレータ出力に優れる。 |
腕 | AR-011 MELANDER | ベイラム製中量腕部。反動制御が高く、あらゆる要素が無難にまとまっている優秀な腕部パーツ。 |
脚 | LG-033M VERRILL | ベイラム製の重量四脚。トップクラスの積載量と姿勢安定がウリ。 |
ブースター | BC-02000 GRIDWALKER | RaD製の軽量機体向けブースタ。上昇推力を中心に全体的なスペックが高いがQB性能は低め。 |
---|---|---|
FCS | FC-006 ABBOT | ベイラム製の近接戦闘向けFCS。近距離アシスト適性に特化したモデルで、距離を詰めて相手に張り付く戦法にマッチしている。 |
ジェネレータ | VP-20D | アーキバス製の環流型ジェネレータ。非常に高い重量と引き換えに高出力と大容量を両立しており、これにより長時間のホバー移動を可能にしている。 |
コア拡張 | アサルトアーマー | 弾をかき消しつつ広範囲にダメージを与えることを目的としたアーマー。キングの場合は専らスタッガー時の追撃に用いる。 |
本編での活躍
「多重ダム防衛」
キング「お前がレイヴンか 敵として その名を再び聞くことになろうとはな」
キング「シャルトルーズ 優先順位は分かっているな? まずはこいつを叩く」
シャルトルーズ「相変わらずだね キング その偉そうな口ぶり 友達なくすよ」
2周目以降、Chapter1のミッション「多重ダム襲撃」にてルビコン解放戦線の依頼を受けてミッションを達成した場合、Chapter3でミッション「多重ダム防衛」が新規に発生。「多重ダム襲撃」の舞台だったガリア多重ダムにてアーキバスが雇ったキングとシャルトルーズを迎撃することになる。
一応アーキバスからの依頼としてダムを襲撃しているはずだが、こちらが撃破されると作戦を放棄して戦線を離脱する。
戦闘中の通信から推測すると彼らの狙いは初めから「レイヴン」を名乗っている621の排除だったと思われる。
ちなみに本ミッションでは友軍扱いでルビコン解放戦線のMTが存在するがほぼ戦力にならず、スクトゥムの都合上火力が低めのキングはともかくシャルトルーズの重火力の前にはあっさり掃除されてしまう。友軍MTは弾除けと割り切って得意な方から火力を集中して落としてしまおう。
前述の通りパルススクトゥムにより機動力が低めで武装も接近戦重視のため、距離を取ってレーザーキャノンにさえ気を付けていれば安全に戦える。
また、パルススクトゥムは展開してからの数秒間は防御性能を殆ど発揮しないので、リニアライフル発射後の再展開時などにバズーカやグレネードで一気に衝撃値を稼ぐことも可能。当然ながらパルスガンやパルスキャノンなどのパルス干渉性能が高い武器で攻撃すれば他の武器よりも素早く衝撃値を溜めることができ、アセン次第では一考の余地あり。いずれにせよパルススクトゥムを崩せるか否かが攻略のカギになるだろう。
とは言え、スクトゥムの高防御と四脚AC特有の高い姿勢安定によって倒すまでに時間が掛かることが多く、時間をかけすぎるとシャルトルーズと合流されてしまう。姿勢安定はシャルトルーズの方が低いので、場合によってはキングは後回しにしてシャルトルーズから倒すことも考えておこう。
キング「強いな…名に恥じぬ…戦い…」
シャルトルーズ「キング! 気取ってる場合か! 離脱を…!」
エア「AC アスタークラウンの撃破を確認」
エア「!? 待ってください 新たな機体反応!」
ただし、キングとシャルトルーズの両方を撃破するか一定時間が経過すると「レイヴン」が合流してしまう。
確実に衝撃値を稼いでくるキングや単純に高火力の武装で固められているシャルトルーズにとっつきによる強烈な一撃を持つ「レイヴン」が合流してしまうと苦戦は必至であり、事実上ACを3体も相手取ることになるため本ミッションは
余談
- シリーズの常として容姿は明らかにされていないが、とあるミッションではブランチの構成員を描いたと思われるアーカイブ蒐集要素の「画像データ:STVの画稿(6)」が入手でき、その中で画像の隅に描かれている恰幅の良い男性が彼と推測されている。
- プリセットなどでアスタークラウンを実際に組んでみると兵装が総火力に不安のあるバーストハンドガン、全体的にピーキーな三連レーザーキャノン、多方面からの攻撃に対応しづらいパルススクトゥム、汎用性は高いがスクトゥムを構え続ける都合上頻繁には使えないリニアライフルなので1対1のAC戦ならともかく、複数体の敵を相手取るミッション攻略は中々厳しいものがある。仮にこの機体構成で上記の89.6%という極めて高い作戦成功率を誇るとするならキングの実力は相当なものであると言えるだろう。