破壊天使砲
きぞくのほこり
名前の由来についてはノブリス・オブリージュを参照。
『AC4』『ACfA』に登場する、オーメル製連装レーザーキャノン。
三発同時発射型であり、全弾命中時の威力はハイレーザーキャノンと同等以上。
未使用時には砲身が天使の羽を思わせるような形態を取る。
しかし機体負荷が大きく、さらに肩武器が干渉するため装備不可能という欠点が存在する。
そのため、主にビジュアルを重視するアセンブルに用いられる。
だからと言って有用性が無いわけではなく、『ACfA』にて登場した際には攻撃の演出が大人しくなった一方で、(多少ではあるが)有用性があるように調整が成され、意外な使い勝手の良さを発揮する場合もある。
『ACVD』から長らく音沙汰がなかったアーマード・コアシリーズにおいて、ついに10年ぶりの新作として世界中で大きな話題となったアーマード・コア6。
発売前より、とっつきを含めた近接武器がフィーチャーされていたり、各シリーズ作品の要素が散りばめられた事でファンの期待は高まっていたのだが、蓋を開けてみるとまさかの展開として、ACfAから15年の時を経て、この破壊天使砲までもが再登場を果たした。
序盤に購入可能な単発のレーザーキャノン「VP-60LCS」を単純に三つ繋げたような見た目の、「VE-60LCA」というレーザーキャノン。
今作ではストーリーでも覇権を握っている、アーキバス先進開発局が開発している。
恐らく初めて目にするのは、アリーナ03/Sのキングが乗る「アスタークラウン」の右肩武装だろう。
なんの前触れもなくいきなり現れたそのシルエットに、歴戦のレイヴン達は震撼した。
その性能はまさしくリンクス達の思い描いたそれであり、素敵すぎる見た目と圧倒的な破壊力、そしてそれを差し引いてもあまりありすぎるEN負荷と超重量という、ほぼほぼそのままの性能で復活。
相変わらず、圧倒的すぎる破壊力と壊滅的すぎる機体への負荷から、基本的には片方に積むだけで十分、むしろ現実的に実用するのであれば片方にしか積めない。
なんなら今作はスナイパーキャノン枠の対アイスワーム砲がお手軽すぎる強力な肩武装として台頭している為、AC4・ACfAの頃以上に「見た目専用スタビライザー」扱いの誹りを免れない。
にも拘わらず、何故か両肩に積むリンクスもどきのレイヴンたちが後を絶たない。
なお、一応は両肩に積んでも割と現実的に動ける機体を設計すること自体は可能。
うまくスタッガー状態(いわゆるダウン状態の様なもの、各種攻撃の与えるダメージが非常に高くなる)にできる武装と併用することで、いわゆる「本日の十割」も可能な武装の為、コアな愛用者も一定数存在している。