概要
キャラクター(ここでは個性、特徴という意味を指す)が他の人と被ってしまう事を指す言葉である。現実世界でも用いられるし、創作の世界でも用いられる。大体の場合はネガティブな意味合いを持つ。
現実世界ではグループ内で同じような性格、役割の人物が複数居る状態を指すことが多いが、どこまでがキャラ被りと呼ばれるかは微妙なところである。ただ、実際にはグループの中で同じキャラというのは生じにくかったり、キャラが被っている場合別のキャラに遷移するということも多い為、キャラ被りが明確化するケースというのはそれ程多くは無いように思われる。
一方で創作世界では、同一作品内の主要人物同士で同じような性格や役割の人物が存在する時に用いられることがあり、創作の世界ではあまりキャラ被りというものは起こしたくないものである場合が殆どであり、キャラ被りを起こさないようにキャラクター像を決めていくことが多い。
キャラ被りが起きると片方が空気化してしまうこともあるし、そうでなくても読者等の混乱を来しやすくなってしまうことにも繋がる。サブキャラクター程度であれば構わないだろうが、それが主要キャラクター、ヒロインなどのポジションであると作品そのものの評価を下げてしまうこともある。
しかしながら、一人の作者によって紡がれる創作物だと、やはりある程度は意識しないとキャラ被りを起こしてしまうことは十分に考えられる。こうならないためにもキャラクターシートなどを作ってキャラクターの差別化を狙う事は大切である。
作品によっては、
作者「○○と△△のキャラが被ってるな…。よし、どっちか死なせるか…。」
と、乱暴な解決を図るケースもある。
そんなことにならないよう、
キャラが被ってる→変装、影武者などに利用する。アイドルユニットを組ませる。
などに利用しよう。
外見のキャラ被り
外見のキャラ被りも同様であるが、キャラ被りと言われる場合は多くは性格の被りを指す。とはいえ、漫画などでキャラの差別化を図る上では外見の差別化も行う方が無難といえよう。
ちなみにキャラ被りとは無関係であるが、複数作品での外見被りについてはカップやきそば現象の項目に詳細に書かれているので参考にして欲しい。