「変身!」
<KAMEN RIDE>
<DECADE>
「中々出来るな…だが、俺には及ばない」
CV:井上正大
スーツアクター:中田裕士、浅井宏輔、高岩成二(一部)、岩上弘数(RIDER_TIME_ディケイドVSジオウ、RIDER_TIME_ジオウVSディケイド)
概要
『仮面ライダージオウ』に登場する、門矢士が新たなベルト「ネオディケイドライバー」で変身した仮面ライダーディケイド。正式名称は「仮面ライダーディケイド(ネオディケイドライバーVer.)」。
変更点はネオディケイドライバーにベルトが変わり、変身直後の素体部分が真っ白になった事(以前はグレーだった)。
本編中では、何故この形態になったのか・後述するW以降のカードをどこで入手したのか等、一切のバックボーンが語られなかったが、白倉Pが後にTwitterで明かした裏設定によると平成2期ライダーの世界を旅する中でネオディケイドライバーを手に入れ、この姿になったらしい。
既存のディケイドとの差別化の為か、「ネオディケイドライバーで変身するディケイド」は関連アイテムも含め全て『仮面ライダージオウ』の作品のライダーとして扱われている。
尚、「(仮面ライダー)ネオディケイド」の名称はファンが既存のディケイドとの区別の為に用いている通称である。演者の井上氏はこの名称で呼んでいるので半ば公認扱いである。
能力
スペック
身長 | 192cm |
---|---|
体重 | 83kg |
パンチ力 | 15.8t |
キック力 | 36.4t |
ジャンプ力 | ひと跳び40.2m |
走力 | 100mを3.7秒 |
クウガからキバの平成一期のライダーに加え、新たにWからジオウの平成二期のライダーへの変身が可能になっている。
また、何故かライドウォッチに封じられたライダーの力を無力化する能力も持っている模様(士個人の能力とも取れる)。
士自身の(恐らく10年間の)戦闘経験と実力も相まって戦闘能力は非常に高く、更に嘗てのディケイドよりもスペックが上がっており(激情態よりも高く、ジャンプ力以外はコンプリートフォームを上回っている)、素のジオウやゲイツは元より、彼らの各アーマーの能力にも柔軟に対応しつつ圧倒していた。
自身と同じ力を持っているジオウ・ディケイドアーマーには最初の対決では押されるも、必殺技の打ち合いに負けても変身解除しなかったり、後に士が語った目的を考えるに最初から全力で倒すつもりでは無かった様である(その後すぐにディケイドビルドから通常フォームにカメンライドし、“その状態”でビルドの力も加わったディケイドアーマーを相手に互角以上に渡り合い、ソウゴに「コイツ、強い!」と言わしめた)。
EP16を最後に長らく変身していなかったが、EP42にて久々に変身しジオウやゲイツと初めて本格的に共闘した。
尚、EP47にて力の半分をディケイドライドウォッチに託していた事が判明した。「半分」の定義が不明だが、士の言葉をそのまま受け取った場合、
- 本来は設定スペックの2倍:パンチ力31.6t・キック力72.8t・ジャンプ力80.4m・走力1.85秒である可能性
- 設定スペックが本来の物であり、劇中のネオディケイドはパンチ力7.9t・キック力18.2t・ジャンプ力20.1m・走力7.4秒である可能性
- スペックに変化はないが、能力その物を制限されていた(FFR等の制限や、コンプリートフォームへの変身制限等)の可能性
等が考えられる。(「ディケイドに勝るとも劣らない力」とされるネオディエンドのスペックを考えると3番目の説が有力か?)
どれであるにせよ、力の半分で戦っていたにも拘わらず、複数のアナザーライダーを通常技で同時に倒す、ディエンド相手に有利に立ち回る、等戦闘力自体はかなり高い。
また士の固有能力の“時空を超える力”とは別物だと思われる(力を託す又は奪われたのはあくまでも“ディケイドの力”だけで固有能力自体はディケイドになる以前から所持していた為。一応ディケイド自体にも同じ能力は備わっている)。
詳細は不明だが世界を破壊する能力を有しているらしく、これも士またはディケイド若しくはその両方の力なのかは判らず、今の所詳しい事は明かされてない。(後の展開を見るに滅び行くジオウ世界からツクヨミの世界に人々を避難させる計画の事だと考えられる)
EP43にて、カメンライドしなくても素のアタックライド「ブラスト」「スラッシュ」のみでアナザージオウⅡの召喚したアナザーライダーを撃破していた。
ただしこれはネオディケイド自体にアナザーライダーの撃破能力があると考えるよりも、以下の理由からアナザージオウⅡが召喚したアナザーライダーが特殊なケースである為、対応したライダーの力を使わずとも倒せる理由である可能性が高い。
- そもそもアナザーライダーが無限復活するのは対応ライダーの力か特定の方法でアナザーウォッチを壊す必要があると言う理由であるが、アナザージオウⅡが召喚したアナザーライダーに限り、中身に各アナザーウォッチが無い。
- EP41でアナザージオウⅡが呼び出したアナザーオーズを同様にアーマータイムしていないゲイツが倒していた。また、同じライダーでないハズなのにディエンドのカメンライドで召喚されたライダーですら倒せていた。
- アナザーダブルとアナザーファイズは対応するライダーの力で倒されたにも拘わらず同話にて再び登場しており、これまでのアナザーライダーの法則とは異なるのは確かである。
必殺技
「RIDER_TIME_ジオウVSディケイド」で使用。ファイナルアタックライド ディケイドをドライバーに装填し、ライダーキックを放つ。カートを潜らない以外は強化前とほぼ同じ仕様だが、素のスペックが4倍近く強化されている事を考えると、只でさえ威力が30tもあったディメンションキックも、4倍の約120tまで強化されている可能性が高い。
- ディメンションスラッシュ
EP48で使用。ファイナルアタックライド ディケイドで発動するが、強化前のそれとは異なり、ライドブッカーにマゼンタ色のエネルギーを纏わせ斬撃を放つ。EP49ではCGのミスによりドライバーに浮かび上がる表示がアタックライド スラッシュの物になっていた(カードはちゃんと黄色)。
- ディメンションブラスト
『RIDER TIME ジオウVSディケイド』で使用。ファイナルアタックライド ディケイドをドライバーに装填し、ライドブッカーからビームを放つ。こちらは強化前と全く同じだが、距離が短かったからかカードが6枚に減っている(強化前は10枚)。
登場フォーム
(歴代ライダー順)
ゲイツの前に姿を現した際、最初からカメンライドしていた姿。ドライブアーマーにアーマータイムしたゲイツをファイナルアタックライドで退けた。
アナザーゴーストと交戦中のゲイツをこの姿にカメンライドした状態でかつストライクベントで襲撃。
アナザーゴーストと交戦中のジオウとゲイツを襲撃。音撃棒烈火を使用。
ゲイツと交戦中のカッシーンに加勢。本家ウィザード同様魔法による攻撃が可能。
前述のディケイド龍騎からカメンライド。パーカーゴーストを呼び出して戦った。アナザーゴーストとダブルライダーキックを繰り出しゲイツを退ける。
ジオウとの初戦闘時にカメンライド。ジオウを追い詰めオーロラカーテンで2068年に放り込んだ。
アナザージオウⅡとの交戦時にカメンライド。グランドジオウと共同戦線を張る。
因みに、映像作品に登場していないエグゼイドまでのカメンライドはガンバライジングのバインダー限定GLRのバースト面で使用可能。
強化フォーム
「Rider_Time_ジオウvsディケイド」に登場する、ネオディケイド専用の新たな強化形態。「ケータッチ21」を使用する。
クウガ〜ゼロワンの力を宿している。
活躍
- EP13「ゴーストハンター2018」
初登場。序盤でアナザーゴーストを追っていた天空寺タケルらをディケイドアギトで妨害した。
後日、タケルらと共にアナザーゴーストを追っていた仮面ライダーゲイツの前に再びディケイドアギトで登場。ドライブアーマーにアーマータイムして高速移動からの攻撃を仕掛けようとしたゲイツを完璧に見切って攻撃を与え、最後にアギトのファイナルアタックライドで変身解除に追い込んだ。
その後、アナザーゴーストとの戦闘に入り、優勢に立って必殺技を放とうとしたジオウ・ゴーストアーマーとゲイツ・ウィザードアーマーがウールの言葉で一瞬止まった隙に再度ディケイドアギトで乱入。フレイムセイバーによる「セイバースラッシュ」でゲイツを変身解除に追い込み、アナザーゴーストとの2対1の戦いだった事もあってジオウ相手に優位に戦闘を進め、途中でディケイド響鬼に変身し響鬼のファイナルアタックライドでジオウを初の変身解除に追い込んだ。
- EP14「Go!Go!ゴースト2015」
アナザーゴーストを倒す為2015年にやって来たゲイツ・ゴーストアーマーに対してディケイド龍騎で攻撃を仕掛け、すぐにディケイドゴーストに変身(本人曰く粋な計らい)。
迷いを捨て切れないゲイツに対し、「魔王とやらを助けたいと言うお前の気持ちはそんなもんか!」と発破をかけつつ、アナザーゴーストとのタッグによる2対1で完封し、アナザーゴーストのキックとタイミングを合わせたゴーストのファイナルアタックライドでゲイツをまたしても変身解除させ、ゲイツのゴーストライドウォッチを無力化した後、ディケイドライドウォッチを代わりに落として去っていった(ついでに何故か生身のゲイツに1発追撃で蹴りを入れており士なりの悪役ムーブだったのだろうか…?)。
- EP15「バック・トゥ・2068」
カッシーンと戦うゲイツを追うジオウの前に現れてディケイドに変身(何気にジオウに素のディケイドが登場したのはこのシーンが初)。
当初ジオウはカッシーンと戦うゲイツを助ける為、ディケイドと戦うつもりは無かった事もあり、ここでもジオウを圧倒するが、途中でディケイドビルドに変身した事でジオウに同じビルドの力を持つディケイドアーマービルドフォームへとアーマータイムされ形勢逆転、ビルドのファイナルアタックライドを放つも逆にジオウのファイナルアタックタイムブレークに押し通されてしまう。
だが再びディケイドに変身した後は互角以上に立ち回り、最低最悪の魔王となる未来を直視出来ないジオウに対して2068年の未来へと続くオーロラカーテンを開き、ライドブッカーの銃撃で彼をカーテンの中に送った。
- EP16「フォーエバー・キング2018」
スウォルツに洗脳されたカッシーンと戦うゲイツの前にディケイドに変身して現れ、ゲイツがウィザードアーマーになるとほぼ同時にディケイドウィザードに変身し、カッシーンと2対1で優位に立ち変身解除させる。
しかし、その後のゲイツの言葉で再起し変身したジオウ・ディケイドアーマーエグゼイドフォームには以前の意趣返しとばかりに2対1の戦いを強いられて苦戦してしまい、最終的に「これ以上は分が悪い」と判断し、オーロラカーテンを開いて撤退した(流石に力が半減した状態では残り半分の力+α×2の存在を相手にするのは厳しいか。分身技であるディケイドイリュージョンを使用しなかったのを見るにこれにも力の半減による制限が掛かっていたのかも知れない)。
- EP42「2019:ミッシング・ワールド」
加古川飛流/アナザージオウⅡの命令を受けたアナザービルドとアナザーカブトがツクヨミを捕まえようとしていた所に現れ、久しぶりに変身しアナザージオウⅡと対決する。
ジオウⅡまたはグランドジオウと同じ力を持ったアナザージオウⅡには苦戦するが、そこに駆けつけて来たジオウⅡとゲイツリバイブも参戦。ツクヨミがアナザーライダー達に連れて行かれた事をジオウⅡに伝え、ジオウⅡを先に行かせた後、自身はゲイツリバイブと共にアナザージオウⅡと2対1の戦いに持ち込んだ。ゲイツリバイブの高速攻撃とディケイドスラッシュの同時攻撃でダメージを与える事に成功するも、直後にアナザージオウⅡの薙刀攻撃によって2人纏めて吹き飛ばされてしまった。
- EP43「2019:ツクヨミ・コンフィデンシャル」
戻って来たジオウⅡも参戦し、3対1の戦いになるも、アナザージオウⅡに纏めて圧倒されてしまう。
不利を悟り、オーロラカーテンを展開し撤退。
その後、ソウゴ・ゲイツ・ウォズと共に飛流の城まで乗り込み、一斉に変身。グランドジオウ・ゲイツリバイブ・ウォズギンガファイナリーと共にアナザージオウⅡ率いるアナザーライダー軍団と対決する。
森の中で一部のアナザーライダー達をディケイドブラスト・ディケイドスラッシュで撃破するも、直後に銃撃してきたディエンドと対峙。戦闘自体は優勢に事を運び、これを退けて勝利を確信するも、直後にディエンドがスウォルツから授かった時間停止の力を使用してディケイドの時間を停止。そのチャンスを待っていたスウォルツにブランクウォッチを押しつけられ、「ディケイドの力」を奪われてしまった。
- EP47「2019:きえるウォッチ」
実は上記で奪われたのはディケイドの力の半分でしかなかった事が判明。もう半分の力を移していたディケイドライドウォッチを士が起動した事で再びディケイドへの変身能力を取得し、アナザージオウⅡへと変貌してしまった海東を助ける為に変身(その際ツクヨミは変身能力を失った士を気にしていたので、再変身の時かなり驚いた表情をしている)。因みにこの際のBGMは「ディケイド」。もはや番組乗っ取りである。おのれディケイd(
そして「ジオウにはジオウの力だ」とディケイドジオウに変身する(それを見たソウゴは「何それ…」と困惑し引き気味であった)。戦闘ではグランドジオウの攻撃の隙を埋める形でサポートに回り、アナザージオウⅡ撃破に貢献したのだった。
- EP48「2068:オーマ・タイム」
アナザーディケイド率いる大量の怪人軍団をゲイツリバイブと共闘し撃破。
世界を救う鍵はツクヨミであると告げながらアナザーディケイドに挑むも、激怒したアナザーディケイドにゲイツ共々纏めて圧倒されてしまう。
ゲイツがジオウトリニティにより2068年の未来に召喚された後は「ディケイド同士…互角の勝負だ!」と、単身アナザーディケイドに挑むもディケイドの力に加え、「王家の力」を持つアナザーディケイドに時間停止能力により絶体絶命のピンチに陥る。
しかし、スウォルツによって時間停止能力を与えられていたネオディエンドにより救われ、嘗ての様にに協力してアナザーディケイドに挑む(しかもこの時も前回と同じく、処刑用BGMこと「ディケイド」が流れるファンにとってはニクい演出である)。
だが2人掛かりでもアナザーディケイドには増援さえ呼ばれずに単独で互角に立ち回られ、オーロラカーテンの能力によりアナザーディケイドを取り逃してしまうのだった。
- EPLAST「2019:アポカリプス」
滅び行く世界を少しでも止める為にゲイツ、ウォズ、ディエンドと協力し、怪人軍団相手に奮戦。
ウォズギンガファイナリーとの同時必殺技で怪人達を殲滅するなどの活躍を見せるが、延々と再生する怪人達には苦戦し、最終的にツクヨミの時間停止能力で動きを封じられ、アナザーディケイドの放ったエネルギー波でディエンド諸共何処かへ吹き飛ばされてしまった。
その後の経緯は不明だが仮面ライダーオーマジオウへと変身したソウゴによる世界の創造を海東と共に見届けた。
- Chapter3 「The FINAL Stage」
王様ゲームを終わらせる為にジオウと共に真実のソウゴとの戦いに挑む。
しかし力が衰えているとは言っても相手は腐ってもオーマジオウ。2人掛かりでも敵わず圧倒されてしまう。
ネオディエンド、キバーラ、クウガが救援に加わるも、オーマジオウの圧倒的な力の前に敗北してしまった。尚、この時に腹部を刺されて応急処置もしないままオーマジオウとの戦闘に突入している。
- Chapter2 「戦争前夜」
何故か4WDでキノコヘアのソウゴを追い掛け回しながら登場。
キノコヘアのソウゴが戦いに不慣れな様子だった事もあり、一方的に戦いを優勢に進め、ディメンションブラストで消滅させた。
- Chapter3 「最後のソウゴ」
実は前話でのソウゴAとソウゴCに戦いに割り込みソウゴCを「ディメンションキック」で消滅させていた事が判明。
残りのソウゴ達に宣戦布告し、ソウゴDが変身したジオウを圧倒し「ディメンションスラッシュ」で撃破した。
翌日、ソウゴB・Eも消滅させようとするも、ソウゴAによって阻まれそのままソウゴAが変身するジオウと互角の勝負を繰り広げる。
その後、本性を顕にした真実のソウゴを倒す為、コンプリートフォーム21に変身しジオウ、アナザーディケイドと協力して初級インベス(の姿をしたモンスター)軍団と戦闘。
必殺技でインベス(の姿をしたモンスター)軍団を一掃したのち、ジオウと共にオーマジオウに挑むも、その圧倒的な力には及ばず再度圧倒されてしまう。
必殺技は劇中でオーマジオウに初めてバリアと言う防御手段を使わせたものの、ダメージを与えるまでには届かず、掌底の一撃で変身解除に追い込まれてしまった。
立体物
アクションフィギュア「RKF」シリーズにてラインナップ。パッケージにある番組ロゴは「仮面ライダーディケイド」だが、最初から付いているのはネオディケイドドライバーである(当初は扱いが曖昧だったのだろうか…)。
食玩「装動 仮面ライダージオウ RIDE PLUS」にてラインナップが決定。同時に販売されるオプションパーツと組み合わせることで、激情態に換装可能であり更にライドブッカーとギガントといった装備やカードを構えた手首パーツによりアクションの幅が拡がる他に、ネオディケイドライバーは規格さえ適合すれば、歴代の装動シリーズに装備させてカメンライドを再現する事が可能。
バンダイキャンディスタッフブログでは規格対応の一例として、ディケイドビルド・ディケイドエグゼイド・ディケイドクウガ・ディケイドゼロワン・ディケイドセイバー、ディケイドリバイ、ディケイドギーツのフォトを掲載している(ブログでのフォト記載は無いが、ディケイドガッチャードも可能)。
また、「装動ゼロワン AI 05」のスペシャルオプションセットには装動ジオウや層動オーズなどに対応したネオディケイドライバーが
「SO-DO CHRONICLE 仮面ライダーW~RETURNS / Wは永遠に~(プレミアムバンダイ限定)」には双動ダブルに対応した
ネオディケイドライバーがそれぞれ付属しており、原作再現や妄想フォームライドといった遊び方が可能。
勿論、令和ライダーへのカメンライドは玩具オリジナル要素である。
Figure-rise Standardは発売がジオウ放送後だったのもあり、ネオディケイドライバーも付属しており、ディケイドとネオディケイドどちらにも出来るコンパチ仕様になっている。
また、同シリーズのクウガ・ファイズ・響鬼・カブト・電王・エグゼイド・ビルド・ジオウと組み合わせてカメンライドを再現出来るベルトアダプターが付属。
以降に発売された平成ライダー達(アギト・龍騎・ブレイド・キバ・W・オーズ・フォーゼ・ウィザード・鎧武・ドライブ・ゴースト)にも対応している。
余談
劇中では、ライダーカードを介さずにアタックライドの効果を発動したり、そのライダーに関係する武装を召喚したり、別フォームの力を使用したりする芸当を見せた。一例として
- アタックライドせずにディケイドスラッシュを発動する
- ディケイドアギト(グランドフォーム)でフレイムセイバーを使用し「セイバースラッシュ」も使用する
- ディケイド響鬼でアタックライドせずに音撃棒・烈火を使用する
- ディケイドゴーストでガンガンセイバーを使用する
- ディケイドゴースト(オレ魂)でグレイトフル魂の様に偉人を呼び出して攻撃する
- ディケイドウィザード(フレイムスタイル)で水を操って攻撃する
などの描写がなされたが、白倉P曰く、「現役ライダーでもないのに逐一ダンドリ踏まれては尺ばかり食うので省略しているだけ」との事。
この「省略」はネオディケイドから始まったことではなく、『ディケイド』第20話ではディケイド龍騎への変身と同時にドラグセイバーが出現しており、本編終了後の『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』においてもアタックライドを介さずに音撃棒・烈火やクロックアップを使用したり、カメンライドと同時にファイズエッジやブレイラウザーを手にしていたりする(こちらも白倉P曰く、「過去作の段取りを踏む尺がもったいない」ため)。
実際、EP43ではブラストとスラッシュのアタックライドのカードを使用したため、(少なくとも基本形態に限っては)アタックライドのカードを使用する設定が変更された訳では無い事が確認出来る。とは言え、ディケイドウィザードの水を操る能力は『仮面ライダーウィザード』劇中に登場したどのウィザードリングの能力にも該当しないため、どちらにしても劇中では色々と能力の応用が利く様になった様に見えるのが実状である。
ちなみに、ディケイド響鬼とディケイドゴーストがオリジナルと同じ武器を使っていたのに対し、ディケイドビルドとディケイドジオウはオリジナルの使用する武器ではなく従来のカメンライドのようにライドブッカーをそのまま使っている。
前述の様にネオディケイドライバーを入手した経緯は作中で語られていないが、門矢士を演じた井上正大氏がこの事について聞かれた際は「課金」と冗談気味に答えている。
ディケイド自身はW以降のライダーと映画等で過去にも何度か接触しており、『仮面ライダーウィザード』に至っては本来のウィザードの世界とは異なる魔宝石の世界で「ここがウィザードの世界か」と発言したり、リイマジらしき少年ハルトと遭遇したりしていた為、W以降のリマジ世界もあちこち回っていた可能性がある(ほぼ公式で本編の続編と言える鎧武の後日談小説に彼らしき人物が通りすがっている)。
また、HEROSAGAでもW以降のリマジ世界をディケイドが回っていた様子が一部描かれているが、そちらは東映の公式設定では無い。
また白倉PのTwitterでは各ライダーの最強形態にカメンライド可能との事(但し後に白倉Pは自身のTwitterにて「ディケイドって最強フォームにフォームライド出来るんでしたっけ?」と自身が語った設定が元から存在していないかの様な発言を残しており、真相は不明)。玩具では少なくとも可能。
ディケイド各形態に関して、ファンからのある質問に対して公式設定では無いものの、井上氏はネオディケイドの状態で“激情態”になれるかもと答えている。
EP40にて、特異点の関係で歴史改変の影響を受けない電王もライドウォッチをジオウに継承済であると変身出来なくなる事が判明した。
ディケイドがライドウォッチを継承しても何事もなく変身出来る理由は謎のままであったが、こちらはEP47にて力を半分だけ託していたからである事が判明している。
それでも半分の状態とは言え変身出来たり(※)、その半分の力が入ってるディケイドウォッチはその時点で他のライダーのウォッチを上回る力を持ち、アナザーディケイドはそれにより不完全な存在だがグランドジオウを凌駕する戦闘力(もっとも、残りの半分のディケイドの力はグランドジオウにも含まれている為、グランドジオウの力よりもディケイドの半分の力の方が上、と言う訳では無い。本編での圧倒的な力はスウォルツ自身の実力+王家の力による所も大きい)を発揮したり、ディケイド本人もその状態で高い実力を誇ったりジオウ本編では変身解除の描写が一度もなかったり力を取り戻しても極僅かな時間ではあるが、引き続きグランドジオウライドウォッチが使えたりと他とは一線を画す規格外の存在と言える。
※:そもそも他のライダーも半分に力を分ける事が出来るか不明で、またその状態で変身出来るかも不明だが、少なくとも劇中では白ウォズにディケイドに匹敵すると言われているディエンドですらネオディエンドライバーをそのまま銃としてなら使えるが変身は不可能であり、ディケイドしかこれを出来ていない。もっとも、ディケイドは予め保険として力を分けていたから変身出来たのであって、ディエンドはそんな事をする間も無く力を奪われてしまったのでこれとはまた別の話ではある。だが、それを差し引いてもディケイドのやった事が明らかに他のレジェンドライダー達とは一線を画している事も紛れもない事実でもある。
ディケイドと同じく様々なライダーの力を扱うジオウの最強フォームであるグランドジオウだが、白倉PのTwitterにて「ネオディケイドはグランドジオウにカメンライド出来るのか?」と質問がされた際、「ネオディケイドにとってもジオウは別軸の存在なのでそこまで取り込めるかは分からない」と語られている。
一方で、「グランドジオウは平成ライダー史の申し子なので2009年のディケイドしか召喚出来ない(但し、今後はどうなるかは分からない)」とも語られている。
これはネオディケイドが「仮面ライダーディケイドの歴史(=テレビ放送されていたディケイド)」が1度終了した後に手に入れた新形態だからだと思われる。
似ている様で実は混じり合わない関係である2人を表している様にも思える設定だ。
マゼンタだ!
ボディやネオディケイドライバーも含めてカラーリングが「ピンク」と間違われやすく、児童書でも「(ディケイドのカメンライドと本物のライダーの)見分け方はピンクのベルトだ」と説明されてしまっている(後者については子供への分かりやすさを優先している為仕方ないが)。これについて、士役の井上正大氏からはTwitter上で散々「マゼンタだ」と突っ込まれている。
ディケイド登場後の仮面ライダージオウ 補完計画の第14.5話のサブタイトルが「ピンクの悪魔」になっている上、ソウゴたちからも「ピンク野郎」と言われて「ピンクじゃない、マゼンタだ」と返すのがお決まりのフレーズの様に何度も指摘している。
更に、EP42において歴史改変後の世界のゲイツから「誰だあのピンクの奴」と呼ばれてしまったが、隣にいたソウゴが「門矢士だよ、後マゼンタね」としっかり訂正してくれていた。
関連イラスト
関連タグ
ディケイド ネオディケイドライバー 門矢士(仮面ライダージオウ)
ネオディエンド:後に登場したジオウ版ディエンド。
ネオ1号:2016年の映画で登場した新たな姿の1号に対する通称
ツーカイザー:後の記念作品にて登場した10年前の記念作品の力を持つ存在。ただ、能力的にはジオウに近い上にディケイドとは違い該当戦隊は(今の所)無関係。
レジェンドライダー関連