「私は国王軍第三騎士団”騎士団長”…この程度の”拷問”に…屈するものか……」 (拷問1)
(焼き立てのトーストを目の前にして)「ちっ違うぞエクス!別に私は誘惑されたわけじゃなくて!ただ私は美味しそうという感想を述べただけで、それは人類皆思うことで…」 (同上)
プロフィール
役職 | 王女 国王軍第三騎士団”騎士団長” |
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誕生日 | 3月3日 |
好きな食べ物 | あんパン、中華料理、お菓子 |
特技 | 剣技全般、FPS |
備考 |
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CV | 白石晴香 |
※アニメ版のクレジットでは「姫様」ではなく「姫」表記となっているが、本記事では「姫様」で統一する。
概要
王女にして国王軍第三騎士団の“騎士団長”。周囲からは「姫様」と呼ばれており、本名は不明。
国王軍でも屈指の実力を誇り、その気高さと強固な意志で騎士団を率い、幾多の戦場を駆け死線を潜ってきたが、本作開始時点で魔王軍の捕虜となっている。
……が、戦いを離れたところでの素顔はアホの子。自堕落かつ誘惑に滅法弱く、美味しいもの、愛くるしいもの、心地よいものなど、あの手この手の“拷問”に次々と屈し、国王軍の秘密を話しまくる。
こうなってしまったのは、王族として幼少の頃から厳しく育てられた&騎士団長として戦地に赴くのが当たり前という生活を送った結果、レジャーに買い食いといった年頃の女の子が謳歌しているような楽しいことと無縁な人生を送ってきたため。そのため俗な遊び事に対する欲求が非常に強く、食事くらいしか楽しみが無かったこともあって食い意地も滅法張ってしまった。
人の欲望を巧みに利用する魔王軍の拷問との相性は最悪(むしろ最高?)で、毎回毎回簡単に屈して情報を吐くのがお約束。そして話が進むにつれ屈することを前提に拷問が進んでいたりする。
だが話す内容は王国の最高機密や親族の暗殺・誘拐の危険があるプライベートな事項から、殆ど役に立たなさそうな話までピンキリ。何故かトリビアの類いも数多く知っており、時々魔王様を本気で感心させる雑学を披露することも。
ちなみに結構いいものを持っている(拷問9より)が、注射が大嫌い。また武術の習得の速さからか、拷問で出たたこ焼き等の料理も巧みにこなす。
王国に居た頃は庶民の生活に憧れを抱いていたが、王女としての立場からそれは叶う事は無かった。また、一国の王女ということもあって魔王軍以外にも敵が多く、同じ人間からも命を狙われる過酷な人生を送ってきた。しかし魔王軍に囚われてからは様々な楽しい経験をしていて、何だかんだで幸せな日々を送っている。
……ねぇ……、捕虜って何だっけ?
捕虜生活
捕らわれてからは血も涙もなく卑怯な手段もとる冷たい最高位拷問官が牛耳る牢獄において、拷問だけでなく捕虜生活も陰湿で残酷な仕打ちを受けているのだが……ねぇ……?!
普段の衣服は¥5,500の簡素な白い貫頭衣と、テツノオウ工業製で¥210,000相当のボウリング球より大きい鉄球つきの首枷(アニメでは足枷)。
魔王軍の捕虜ではあるが枷は自分で着脱可能で、“拷問”の時間以外は牢に鍵もかかっておらず出入りも自由でスマホまで用意されている。
牢屋には隠し部屋的に洗面台・シャワー・トイレ付で、石壁に紛れる形で衣類や後述する布団を収納できる押し入れやコンセントも配備されている。
ちなみに初期は石床に直にごろ寝をしていたが、布団は拷問43で風邪を引いて以降支給された(アニメ共々、支給は意外と遅かった)。ほとんどビジネスホテルに近い。
拷問以外の食事もコバヤシ夫妻によりちゃんと提供されており、ほとんどが和食系だが、拷問の内容に合わせたカロリー調整などの配慮もされ、健康管理もしっかり行われている。
申請すれば監視付きで外出も可能で、さらに「とある理由」で一時帰宅を申し出た際には検討までされかけた(結局は本人が口から泡を吹いて倒れ頓挫した)。
また外出の際はTPOに合わせた私服や水着を魔王軍に用意してもらっており、衣装……特にTシャツにはアルファベットで「HORYO」(=捕虜)と書かれていたり原作では首枷のイラストが描かれる事が多い。なお、深夜に牢屋から出るとトーチャーへ連絡が入るようになっており、ちゃんと監視もされている。
魔王軍とのメンバーとも“拷問”という名目で遊びに興じる等友人のような関係を築いており、寧ろ騎士団長時代より悠々自適の生活を送っている。
単行本16巻によると、金銭は基本的に自分のカードで口座から支払っているらしい。
現金が必要な時は魔王軍から毎月貰っているお小遣いから出している。
……あのぉ……、本当に捕虜って何だろう。
身体能力
作中の腑抜けた様子で忘れられがちだが、騎士団長というだけあって実力は本物で常識外れの身体能力や戦闘能力の持ち主。
連載が進むごとにその超人ぶりは増しており、軽い気持ちで崖を登り、コマを回せば竜巻が起こって摩擦熱で軸以外が全焼し、チャンバラでは魔王軍の誰一人として敵わず一対多でも圧倒する。鋼鉄の扉に至ってはパンチ2発で破壊する。本人曰く「大抵の生き物より私の方が強い」。
劇中最強クラスのフィジカルの持ち主であり、普通の拷問が効くかどうかも分からないタフネスを誇っている。そんな彼女を魔王軍がどうやって捕らえたのかは今なお謎である。
……何でだろうなぁ……?
関連タグ
虜囚(?)