概要
半本家(シュローの実家)に仕えている式紙使いの女忍者
シュローの父親で半本家の現当主である半本俊継とは腐れ縁で男女の関係にある。
プロフィール
本名 | イヨ |
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人種 | トールマン |
性別 | 女 |
年齢 | 41歳 |
出身地 | 東方群島・ワ島 |
家族構成 | ー |
身長 | 165cm前後 |
BMI | 21 |
好物 | 里芋 |
苦手 | 外国料理 |
誕生日 | 9月13日 |
CV | 日笠陽子 |
人物
容姿
鶴の羽のような袖の着物を着た黒髪の女性。
眉の下にある黒い点はホクロではなく忍者としての階級を表す刺青。
年齢の割に若々しく美しい顔立ちをしているが、化粧の効果であるようで顔を潰され死亡する前と蘇生後では顔つきがやや変わっている(→第37話-第38話)。
シュローの幼少期の若い頃にはヒエンやベニチドリのものと同じような忍者装束を着ていたようである。(→モンスターよもやま話6)
シュローがやや成長した頃には袖なしの着物とズボンのようなものを履いている(第55話扉絵)。
性格
シュロー父とは愛人関係にあるが子はいないようで、その代償行為なのかシュローのことをことのほかかわいがっており甲斐甲斐しく接している。また、周囲が「地味」「内気」と評価を下しているシュローを父親よりもいい当主になると信じている。
事あるごとに彼の子供時代の繰り言を話すため、身近な人物からは「またか」といった反応があることも。(→第37話、モンスターよもやま話6)
シュローの父とは腹心の部下という関係であったがいい加減で突飛な人柄を苦々しく思っており、本人のいない所で「あの馬鹿」と吐き捨てることもあり気心知れた仲ではあるようである。長年の愛人関係でもあり、強く迫られると絆されてしまうことも。
そういった関係のためシュローの母には目の敵にされている(敷地内にマイヅルの立ち入りを禁じられた場所があるほど嫌われてる)が、逆にマイヅルはその芯の強さに好感を持ってるらしい。
また、シュローからは両親よりも慕われていたほどであったがこの関係を知った彼からは心理的な壁を作られてしまったようである。(→冒険者バイブル)
能力
様々な種類の式神を操る式神使い。式神は妖怪モチーフであることが多く、お気に入りは牛鬼。
イヅツミにかけられた呪いの一つである忍法・ベビーシッターは一定時間マイヅルが触れないと山姥が出現し、包丁を振りかざして対象を追い回す恐ろしい呪術。迷子防止用として編み出されたが幼いシュローにトラウマを与えて呪いを解こうとしたイヅツミも殺されかける事態になった(→第41話)が、逃げ切られることもあったようだ(第58話)。
治癒や蘇生術、帰還の術なども出来る優秀な人材。
本業が忍者であるため術師ながらも身軽であり、ひと跳びで民家の屋根に飛び乗るなど身体能力にも優れる。
動向
長い間半本家に仕えていて若い頃から(恐らくシュロー中心の)教育係を任せられていた(→モンスターよもやま話6)。年齢のためか現在は諜報活動といった一線からは退いている。
後継者を決めるため、シュローが家を出て修行することになるとシュローに同行して島までやって来た(→第32話)。
イヅツミの教育係も務めており、スパルタ気味の厳しい教育を行っていたようである(第58話、冒険者バイブルほか)。かなり手を焼いたようであるがその甲斐もあって忍者の技はイヅツミに身に付いたようだが、食事のマナーなどは不完全に終わった。
シュローがライオスのパーティに加入後はしばらく待機か別行動をしていたようだが、ファリンがレッドドラゴンに食べられると彼から助力を求められてダンジョンに潜ることになる(→第32話~)。
その後、下へ下へと降りて行った際にライオス達と合流。センシと共にシュロー達のための料理をすることになる(→第35話)。
しかしその調理の最中レッドドラゴンと一体化したファリンが来襲。迎撃に出るものの、ファリゴンに踏み潰され圧死。撃退後はシュローとライオスの喧嘩を見届けて彼の判断を受け地上に戻ることとなった。
地上に戻ってからは、シュローの護衛として迷宮の異変調査のため再訪したシュローを遠巻きに見守っていた。(→第53話)
第66話では迷宮への立ち入りを制限するため、カナリア隊入場を阻むシュローの側に立ち睨み合っていたが揉み合いの末にシュローが下の階層に落下、叫び声を上げている。
その後、崩落した床の穴から落ちたシュロー捜索のため地下3階まで歩を進めていると思しき描写がある(第77話扉絵)。第77話では迷宮構造の混乱によって偶発的ながらシュローと再度合流を果たした。
第96話では「肉の味」のみを「土産話」とすることと決めたシュローの沈痛な面持ちに涙を見せた。
本編終了後の後日談である『シュローとファリン』(ワールドガイド完全版収録)ではライオス一行とは別口で、一歩引いた様子で二人の様子を傍聴。デフォルメされ小さく2コマほど登場し、シュローの恋の行く末に滂沱の涙を流した。この後はシュローやマイヅルと共にワ島へと帰還したようである。
余談
- マイヅルという名前は忍者としての通名。
由来は「舞鶴草(マイヅルソウ)」であり、他の忍者も動物の名前が入った植物を通名としている。
- リンシャとは同郷というわけでもないが、「おリン」と愛称で呼んだり第66話での再会時には親しげに声をかけたりといった他のキャラとの絡みでは見られない様子が見られた。