概要
名前の通り、硬くて非常に細長い虫である。
体は植物の表皮にもみられるクチクラで覆われており非常に硬く、また内部の乾燥を防ぐ。色は黒が一般的だが、種類によっては黄色や褐色をしているものもある。
寄生虫として有名な生物であが、それは主に幼生段階に限るものであり、成体は自由生活の水生動物である。
幼生は主に昆虫などの体内に寄生する。水中で孵化し、カゲロウなどの幼生に食われることで寄生し始める。宿主が羽化してカマキリなど陸上の昆虫に食われ、それを最終宿主にする。成熟するたび、宿主の肛門から脱出して水へ戻る。
水場に辿り着く手段として宿主の行動をコントロールして水に飛び込ませる事例が知られており、具体的には脳に作用するある種のタンパク質を放出するとのこと。それが宿主の異常行動を誘発するといわれるが詳しいメカニズムは不明。