CV:無し
データ
全高:52.5m
全長:105.7m
体重:82.8t
得意能力:蟻地獄、8本首の巨体締め
ニックネーム:土喰らいのワーム
+α情報:獲物を捕食する時の口は無気味な花びらのように大きく開き、長い首は喜びで妖しく揺れ動いている
概要
まるで八岐大蛇かヒドラの如く、8本の長い首と巨体を持ったミミズと言う非人間型の姿の冥獣。胴体に当たる部分は無数のドラゴンの骨の寄せ集めの様な形をしている非人間型の怪人である。
ミミズらしく地中を自在に掘り進むと同時に振動に敏感な性質の持ち主で、地上に獲物の動きを感じると蟻地獄の様に地面ごと一瞬で捕食するプレデターである。また、穴を掘る以外にも8本の首に付いた口から光線を放つ攻撃手段も併せ持つ。
本能だけで生きている為に知能は低く、普段は冥府伍長ハイゾビルのムチから発せられる、自身にしか聞こえない嫌な音で操られている。そして音が聞こえなくなると自由になる為、喜んで地上に這い上がり、人間を捕食すべく襲い掛かるのだ。
活躍
ハイゾビルのムチによる遠隔操作で次々と人々を捕食していくが、ハイゾビルがレッドとグリーンの連携に倒された為に晴れて自由の身となり、好き放題に獲物を狙おうとその巨体を現す。
巨大戦ではマジフェニックス以外のマジマジンが魔竜合体した事でマジドラゴンとなって自身に応戦して来た為、マジフェニックスとマジドラゴンを8本首の口からの光線で迎え撃つ。
しかし、マジフェニックスのドラゴンランサーで首を数本切り落とされた上、マジドラゴンの口からの火球に怯んだ所へ止めの「マジカルドラゴンシュート」を喰らい爆散した。
パワーレンジャー・ミスティックフォース
第3話にてヒドラワームの呼称で登場。ダークネス(インフェルシア)の巣穴を掘った冥獣であり、レンジャーの本拠地であるブライアーウッドの森を地下から崩落させるべく送り込まれた。
ハイゾビルのムチの設定が無く、同時進行でミュコールが派遣されている。そのため、上記の通り御大層な出自の割にはエピソードの始めと終わりの方で出てきて、地上に姿を現したとたんにレンジャーに倒されているという微妙な役回り。
余談
モチーフはミミズの他にもイソギンチャクも含まれている。この事に関しては『百化繚乱[下之巻]』にてデザイナーの篠原保氏も「触手はミミズ風だが、全体は巨大なイソギンチャクをイメージした」とコメントしており、同時に「触手に関しては考えて描いたのではなく、何となく全体を塊で描いた」とも述べている。
ミミズをモチーフにした怪人はスーパー戦隊シリーズにおいて『大戦隊ゴーグルファイブ』のミミズモズー/ミミズコング以来、イソギンチャクをモチーフにした怪人は『超新星フラッシュマン』のザ・ズルルク以来の登場となる。
関連タグ
デスワーム(キュウレンジャー):12年後に登場するワーム繋がりの戦隊怪人。こちらは非人間型の姿の他にも人型の形態も存在する。
ワーム(仮面ライダーカブト):翌年の『仮面ライダーカブト』に登場する同名の怪人群。