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アルカナブラッド

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あるかなぶらっど

アルカナブラッドとはミリオンアーサーシリーズの2D格闘ゲームである。正式名は「ミリオンアーサー アルカナブラッド」

ミリオンアーサー アルカナブラッドとは、スクウェア・エニックスの「ミリオンアーサー」シリーズの流れを汲む対戦格闘ゲームである。

開発は「アルカナハート」シリーズで知られるチームアルカナ。NESICA Live対応。

概要

2017年1月21日に開催されたリアルイベント”御祭性ミリオンアーサー”でその存在が明らかになった、アルカナブラッドとはミリオンアーサーシリーズのアーケード向け2D格闘ゲームである。

正式名は「ミリオンアーサー アルカナブラッド」(以下、『MAAB』)

2017年11月21日稼働開始。2018年11月29日PS4版発売。

2019年6月21日にはWindows(Steam)版も配信開始。

ストーリー

文化交流の名目で交換留学に来ていた主人公。観光で訪れたアーサー王の遺跡の1つ『時空の歪み』に巻き込まれてブリテンに飛ばされてしまう。

謎の妖精に導かれるままエクスカリバーを抜いてアーサーとなったが、持っていた観光用ガイドブックを神の歴史書『アカシック・レコード』と間違われてしまう。

そのため、周囲からは「未来から来た歴史家」と誤解され、『血聖』を溜めて元の世界に戻るべく、大武道大会に参加することに…

ゲーム内容

比較的オーソドックスな2D対戦格闘ゲームである。NESICA LiveおよびPlayStation Networkによるオンライン対戦に対応。

特徴的なシステムとして、キャラクター毎に対応した特性を持つ「属性攻撃(エレメンタルブレイド)」と、発動する技を自由に組み替えて使用する「騎士召喚(ミリオンナイツ)」がある。

属性攻撃はその名の通りの三属性のいずれかが乗った特殊攻撃であり、火属性攻撃はスリップダメージの付与、氷属性は凍結による拘束、風属性はダメージの一部を吸収する効果を持つ(なおこの手の属性の概念があるゲームの一般的な実装と違い、属性による耐性・弱点化はない)。

騎士召喚は後述する「サポート騎士」のカードを自由に3種類選び、対戦中に「コスト」を消費して攻撃を行わせることができるというものである。特にコスト3のカードは強力な範囲攻撃を持っていることが多く、うまくコンボに組み込むことで大ダメージが期待できる。

登場キャラクター

プレイアブルキャラクター

二刀アーサー

CV:ランズベリー・アーサー

異世界より現れたアーサー。

本名不明。属性攻撃の属性は火。文化交流の名目で日本からイギリスに交換留学に来ている高校生。 観光で訪れたアーサー王の遺跡の1つで『時空の歪み』に巻き込まれてブリテンに飛ばされる。二刀流キャラ特有の高速ラッシュによる制圧力が売り。

絶対王剣(ミリオンエクスカリバー、いわゆる超必殺技)は「聖拳エクスカリバースマッシュ」。

居合アーサー

CV:上坂すみれ

異世界より現れたアーサー。

本名不明。属性攻撃の属性は氷。二刀アーサーとは幼い頃から同じ剣道場に通う幼馴染み。 交換留学生としてイギリスに訪れていた際に、ブリテンに召喚されてしまうことに。

交通事故で弟が重傷を負っており輸血が必要な状況であるため、元の世界への帰還を焦っている。

絶対王剣は「乱れ雪月花」。

盗賊アーサー

CV:佐倉綾音

属性攻撃の属性は風。『乖離性ミリオンアーサー』の主人公の一人である訓練城ヘヴリディーズのアーサー。本名は不明だが姓が「アーサー」であることは示唆されている。

キャメロットの宮殿にある財宝を盗み出すために忍び込んだものの、内部にあったエクスカリバーを誤って抜いてしまった事から『王』の候補に選ばれた。王としての自覚はゼロであるが、元々仁義に厚い性格であり、国民に危害を及ぼすであろう存在には容赦がない。

「神の歴史書」を入手すれば高く売れると思い大武道大会に参加する。

絶対王剣は「結束剣=翆電一閃(ユナイテッドエクスカリバー)」。

アーサー-剣術の城-

CV:宮野真守

属性攻撃の属性は火。『拡散性ミリオンアーサー』に登場していた主人公の一人。キャメロットのアーサー。

ブリテン王の候補者として、エクスカリバーに挑戦した者の一人。政治を学び武術の鍛錬も欠かさないが、剣を抜くまでは実戦を経験した事はなかった。

ちなみにアーサーとしては983067人目。「二刀」「居合」が2154781/2番であることから、当時からかなり時間が経過しているようである。

絶対王剣は「拡散性」でお馴染みの「戴冠剣=三十光弾(オフェンシブエクスカリバー)」。

ゼクス・ジークフリード

CV:梶裕貴

『デッキメイクミリオンアーサー』(後述)の主人公。

『外敵』である帝国がブリテンのアーサーに対抗するために生み出した人造英雄。 魔竜ファブニルの血液を浴び、その身を魔法資源と化した実験体である。

属性攻撃の属性は風だが、その他にも特定の技を当てることで相手の属性を吸収し波動として発射することができる。

絶対王剣は「魔眼暴装(アンドヴァラノーツ)」。

帰化型ニムエ

CV:小倉唯

属性攻撃の属性は氷。『拡散性ミリオンアーサー』の登場人物(?)。当時ある人物が人間と妖精(「ミリオンアーサー」世界観における妖精とはオーバーテクノロジーの産物である超生物である)の通訳とさせるために作り出した「人間に近い妖精」であるが、人間に近づけすぎたため妖精とコンタクトを取ることも、妖精としての力を振るうこともできなくなっている。

矛盾した言葉を並べるしゃべり方は相変わらずだが、これはあくまで対人インタフェースの問題であるため、作中ではニマーヌ・ニニューとの会話で普通に喋る姿も見せている。意外と熱血型。

絶対王剣は「術癒/生死帰換(ライフアンドデス)」。「倒します、癒します」のセリフ通り、フィニッシュ直前に相手の体力がわずかに回復する。

特異型スノーホワイト

CV:雨宮天/大塚明夫(こびとさん)

属性攻撃の属性は氷。白雪姫がモデルの騎士。

この騎士は限りなくオリジナルに近い騎士になっている。

ゲーム内でも、スノーホワイト自身に戦闘力は無く指示を出すだけで、七つの影が代わりに戦う。

本人は戦う気はないのだが、「神の歴史書」の話を聞きつけた「こびとさん」達が「美しさを永遠に語り継いでもらうため」に無理やり参戦させた。重量型キャラで、このため唯一ダッシュができない(ステップになっている)。

絶対王剣は「術掴/七影宇宙(セブンスシャドウギャラクティック)」。「術掴」の名前の通りのコマンド投げ。

第二型ビスクラヴレット

CV:井澤詩織

属性攻撃の属性は火。シリーズに通して登場する騎士の一人。呪いの力によって人狼と化した少女であるが、その代わりに怪力を得ている。強者との戦いを求めるという、ある意味最も真っ当な理由で大武道大会に参加した。

なお『拡散性』ではNORMAL+のレアリティであったが、何故か下手な高レアリティカードよりも出現率が低かったことで知られている(具体的な出現率は不明であるが、イベント報酬やら正月限定ガチャやらにわざわざ含まれていたことがあること等から意図的な調整であったと思われる)。

絶対王剣は「劫火槌=月下埋葬(ダブルハンマーデストラクション)」。

虚無型エターナル・フレイム

CV:長妻樹里

シリーズに通して登場する騎士の一人。「エターナル・フレイム」(永遠の炎)の名前の通りカグツチの因子と龍の因子により両腕から炎が上がっている、とされているが実情は不明、当人も炎の出自については全く気にしていない。「神の歴史書」をプレゼントすればアーサーが喜ぶと考えて大武道大会に参加した。

属性攻撃の属性はもちろん火。絶対王剣は「龍炎双掌=天魔滅灼(ワールドブレイザウト)」。

異界型リース

CV:小松未可子

属性攻撃の属性は風。コラボ聖剣伝説3から参戦。

リース本人ではなく、その因子から作られた騎士(「ミリオンアーサー」世界観では因子を元に騎士を作るという形で人のコピーを作ることができる)。記憶どころか性格すら変わることも多い複製騎士には珍しいことにオリジナルの記憶が強く、「盗賊団によって壊滅させられた祖国の復興と拉致された弟の救出」を目指している。「神の記録書」なら弟の居場所が記録されているかも知れないと期待し大武道大会に参加することになった。

絶対王剣は「百花光弾槍」。原作におけるフェンリルナイトの「百花乱舞」とヴァナディースの「光弾槍」を合成したオリジナル技で、技モーション中に姿がフェンリルナイト→ヴァナディースと変化する演出が入る。

Ver1.2/PS4版追加キャラクター

2019年5月現在、ストーリーモードでは使用できない(敵としても出てこない)。

山猫アーサー

CV:竹達彩奈/東山奈央(妖精クーピー)

叛逆性ミリオンアーサーの主人公。100万本のエクスカリバーを破壊するために未来世界プリドヴェンからやってきたエージェント・アーサーの一人。任務に忠実でストイックな性格だが、己の素性については一切語ろうとしない。重火器型の大型"エクスカリバー"を操る。

属性攻撃は無属性だが、騎士召喚中に特定の技を使用することでその騎士の属性をストックして属性攻撃の属性と性能が変化する。

絶対王剣は「神禍/天姫一体(エンジェリックディザスター)」。

異界型 咲山小梅

CV:悠木碧

LORD of VERMILLION IVの主人公。見ての通りの看護師だが、壊滅的に粗野な言動から本当に看護師なのか不審がられている。「異界型」とあることから本人ではなく複製騎士と思われる。

表示上の属性攻撃は無属性となっているが、実際には使用する技で火・氷・風の全属性の属性攻撃ができる万能タイプ。

絶対王剣は「わだつみ召喚」。

異界型 八神庵

CV:星野貴紀

SNKTHE KING OF FIGHTERSシリーズからのコラボ参戦(余談だがSNK側では「SNKヒロインズ Tag Team Frenzy」にDLCキャラとして盗賊アーサーが参戦している)。「オロチ」に抗う「三種の神器」の一人である、紫色の炎の使い手。「異界型」とあることから本人ではなく複製騎士と思われる。

言うまでもなく属性攻撃の属性は火。絶対王剣は原作でもお馴染み「禁千弐百拾八式・八咫烏」。

サポート騎士

前出の通り、騎士召喚で呼び出すことができる騎士達。

【火属性】

複製型フェイ

複製型クーホリン

第一型ガウェイン

第一型モードレッド

複製型傭兵アーサー

支援型クレア

第二型ベイリン

弱酸型エル

異界型ホークアイ

コラボ聖剣伝説3から参戦。

ミリアサ従来で騎士に属するのであれば「異界型

【氷属性】

複製型アーサー -魔法の派-

複製型エル

第一型ランスロット

王位型コンスタンティン

第二型ペリドッド

複製型ファルサリア

炎夏型エヴェイン

第二型トール

複製型アーシア・クリームヒルト

【風属性】

複製型アーサー -技巧の場-

複製型リーフェ

第一型ガラハッド

複製型歌姫アーサー

複製型スカアハ

複製型ウアサハ

複製型オイフェ

支援型エニード

姫憂型輝夜

【無属性】

統御型グィネヴィア

複製型富豪アーサー

特異型リトルグレイ

その他主な登場人物

ニマーヌ/ニニュー

CV:高橋未奈美(一人二役)

二人一組の妖精。ある目的のために時空を歪めて「二刀」「居合」を召喚した張本人であり、「血聖を集めて再度時空の歪みを開き、元の世界への帰還を願った二人を元の世界に帰還させるため」に大武道大会を開催した。

なお普段はニマーヌは「二刀」、ニニューは「居合」と行動している。これはニマーヌが「居合」と行動するのを(体型のコンプレックスから)嫌がったため。またニニューは少年に見えるが、実際には女性型である(そもそも妖精には男性型は存在しないとのこと)。

グィネヴィア

CV:伊瀬茉莉也(サポート騎士「統御型グィネヴィア」として)

『拡散性』に登場。カメリアド領の王女。エクスカリバーと円卓、そして騎士達の同調を改善するために招聘された「円卓の管理者」である。ニマーヌ、ニニューが大武道大会を開催したことでブリテンが混乱を来しているため、円卓の管理者として放置できず行動することになった。

なお本作では剣術の城で生活している模様。また前出の通りサポート騎士として「統御型グィネヴィア」も登場しているが、これは属性を持っていない(効果がデバフのため)珍しいサポート騎士である。

関連動画

ローンチトレーラー

余談

「デッキメイクミリオンアーサー」:2014年1月に発表された、スマートフォン向け『ミリオンアーサー』シリーズの一作。琢磨氏プロデュースのもと開発が進められていたが、「拡散性」と大してシステム面も変わらない為、2014年12月に開発中止が発表された。

・AC版では弱酸型エルのナイスちんちん!が原作同様に登場し(技名は「エラーf78af83」。地面を走って接近→ヒットすると相手の股間を鷲掴みにし、その場で硬直させる)

対戦では非常に大ウケしてたのだが、PS4/PC版は規制されたせいで全く別のモーション(いわゆる「腹パン」)になってしまった・・・

ところが、PC版は「Nice Chin Chin MOD(俗称)」が海外有志の手によって(勝手に)作られたため「改変が気に食わない方はMOD推奨」とまで言われている。

賛否両論点

  • ミリオンアーサーシリーズの格闘ゲームとして登場した割に「拡散性」からは剣サーのみ、「乖離性」からも盗賊のみと複数の主人公で展開するゲームであるミリオンアーサーの格闘ゲームとしては各作品の主人公の扱いが悪い。ただし、開発中止で終わった「デッキメイクミリオンアーサー」の主人公ゼクスの参戦については奇跡の復活とも言える。
    • 例えば剣サーをプレイアブルに、サポートとして技ーサーと魔ーサーを使うことで拡散性チームを組むこともできるが、「設定上、騎士はオリジナルのそれとは別人(クローンみたいなもの)」であるため、「主人公本人」が登場していないことには変わり無い。
    • 盗賊アーサーについてもそれ以前からもそれ以降も「乖離性ミリオンアーサー」は主人公が4人いるのに彼女ばかり依怙贔屓されていると言わんばかりに扱いが良く、本作でも彼女だけがプレイアブル参戦したことへ非難するユーザーもいた。もしも続編が出たならば他の3人もプレイアブルできたのだろうか?
  • 逆に何故か豊富すぎるコラボキャラクター。プレイアブルキャラ13人中、コラボキャラが3人もいる。稼働開始当初のプレイアブルキャラ10人中コラボキャラ1人でいきなりリースが参戦したことにも上記の主人公なのにプレイアブル参戦していないキャラばかりの中で参戦していることへ賛否両論だったが、アップデートで増えたキャラが3人中2人がコラボキャラであり、もはや何の格闘ゲームを作ろうとしているのかわからないレベル。
    • プロデューサーの琢磨尚文は2019年に行われた『乖離性ミリオンアーサー』5周年記念座談会の中で、『聖剣伝説3』のリースを参戦させた理由について、「『ミリオンアーサー』っていろいろな作品とコラボをしていて、もはやなんのゲームなのかわからないということですらもアイデンティティだったりするじゃないですか。それは生かしたいなって思いました。」と語っており、上述の「もはや何の格闘ゲームを作ろうとしているのかわからない」という状況はプロデューサー自らの意思で意図的に作られたものであったことが明らかになっている(結果的にはそれがユーザーからは受けなかったのか続編が作られることは無かったのだが)。
    • 八神庵はSNKとスクウェア・エニックスで裁判沙汰レベルで揉めていた件が和解したことのアピールも兼ねていると思われる(サポートキャラとして、ミリオンアーサーとコラボしたことが無かったにもかかわらず件の作品のキャラがゲスト参戦していることもそう考えられる理由のひとつ)。
      • 逆に近い時期にSNKが出した「SNKヒロインズTag Team Frenzy」にもこちらからのコラボ参戦として盗賊アーサーが出張している。なお、どちらも「他に出すべきだろうと言われるキャラを出さずに少ないプレイアブルキャラの枠に複数人のコラボキャラを入れた(さらにSNKヒロインズは元男性の女体化キャラまでいた)」「本作独自の特殊過ぎるシステムを導入した」「続編が作られることなく終了した」という点が共通しており、色々な意味で惜しい作品となっている。
  • 山猫アーサーは追加参戦キャラであるが、彼女が登場した作品は悉く終焉に向かっていっており、ある意味で曰く付きと言えなくもないかもしれない。具体的には彼女が主人公のひとりである「叛逆性ミリオンアーサー」ではサービス開始から1年未満でサービスが終了。本作でも彼女の参戦したver.1.20のあとは彼女らが持っていたバグの修正などを行ったver.1.21を最後にアップデート等は行われていないため、不具合修正であるver.1.21を除けば彼女の参戦がアルカナブラッドにおける最後の更新であるとも言える。
    • 「乖離性ミリオンアーサー」は彼女の参戦後もサービスこそその後も暫く続いたが彼女達がコラボ参戦したときからインフレが大幅に加速することとなった。デッキ内に入っているレア度毎等に設定されたステータスの合計がアーサーのステータスとなるのだが、「叛逆性ミリオンアーサー」からのコラボ組はそのステータスがそれまで出ていた最強クラスのものよりも2回りは高く、かつカードの効果も低コストかつ超高性能というぶっ壊れなカードばかりであり、過剰なインフレを招いた「叛逆性ミリオンアーサー」コラボのカードへのヘイトも攻略wikiやネット上の掲示板等でそれなりに見受けられる程であった。

開発

ストーリー監修:鎌池和馬

プロデューサー:琢磨尚文

シリーズ総合プロデューサー:岩野弘明

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