解説
スターランサーと双璧をなす人気を誇るクラス。こちらは見た目が凄い。
公式画では、SFC版もToM版もおへそが見えそうで見えず、撫で回したいお腹は二次創作のみで解禁されている。
クラス4でもこの特徴は受け継がれており、クラス1のアマゾネスの時点で手がおへそをディフェンスしている。体の線が出る服を着ている為、でべそである可能性はまずなく、おへそのみをガードすることで元のリースの清楚さを表現しているのだろう(なぜ胸の谷間やパンツではなく、おへそなのかは不明)。
公式絵で十分激しい衣装のせいか、R-18絵はヴァナディースよりもずっと少ない。
簡単に言えば、ケモミミ&尻尾つきのビキニアーマー(ウールフヘジン)の姿であり、アンジェラのメイガスと並んで、潜在紳士達は衝撃を隠せなかった。元々リースは大人しい絵が多いのに、この最終クラスとのギャップが凄いのである。
初期クラスと比べると、若干頭身が上がり、赤いリップでメイクアップしているので、大人びた姿なのも特徴。
尤も、元ネタである北欧神話のベルセルクを知っているなら、狂戦士と言う基本的なイメージを踏襲しているのでそれほど驚くほどでもない(詳しくはバーサーカーの項を参照)。
というか冷静に考えたらSFC原作時点でリースは狂戦士っぽい言動が多く(特に主人公にした場合)、大人しめな印象は原作イラストと25年にわたる二次創作の影響が強い。
余談ながら『聖剣伝説 LEGEND OF MANA』はフェンリルの別名を持つ魔獣グランシェが登場している。
おへそ解禁
SoM版のキャラクターデザインによるHACCAN氏により、『聖剣伝説3』25周年祝イラストが寄贈され、フェンリルナイトリースのドアップ画像が描かれ、念願のおへそが解禁された。ついに見えた!
https://www.jp.square-enix.com/seiken3_tom/25th/
しかも、クラス1の時よりも胸が成長しており、SFC版に近い衣装を着ていて、背景には、メイガスのアンジェラとナイトブレードのホークアイが描かれている。
このイラストは、公式サイトで行われた、聖剣3主人公人気投票でリースが一位になった記念イラストでもあるのだ(二位はアンジェラ、三位はホークアイで、この二人がリースの背景にいるのはその為)。公式サイトでは、この寄贈イラストの右下で、クラス1のリースがウィンクしながら親指を立てていた(このリースは、LINEスタンプ、壁紙の流用で、6人全員が二頭身に描かれている)。メイガスアンジェラはアングルを利用してパンツが隠されており、SFC版の衣装なのかが確認できないままであった。流石はディフェンスに定評がある聖剣3…!
性能
原作版
能力ダウン魔法の全体掛けが可能になり、魔法カウンターのない相手であれば戦闘開始時に全体掛けして一気に攻めるなどで効率を上げることができる。
召喚魔法ラミアンナーガ
リースの召喚で唯一追加効果を有していない上、フェンリルはおろか、北欧神話とも全く無関係(前作『聖剣伝説2』からのゲスト出演か?)。 ただし威力自体は召喚魔法の中で一番高い。
長い間使い道が見いだされずにいたが、近年では追加の状態異常のない魔法でしかできない強力な連携テクニックが発見され、カウンター持ちや強力な必殺持ちの相手にも力を発揮できるようになっている。また、アップ系魔法は同効果のアイテムがショップで買える(ダウン系魔法は非売品)のでフォローできる。
必殺技『百花乱舞』
爆発を伴う槍の連撃、エフェクトとサウンドは『影潜り』に結構似ている(いわゆる「カボチ技」サウンドは『バラの舞』や『ホットショット』あたりも恐らく流用)。対象が単体だが、攻撃力は充分高いので攻撃役も可能。
その他
SFC版では「フェンリルナイトの装備アイテムを倉庫に預けると消滅してしまう」というバグがある(リストで最後のキャラクターの最後のクラスの最後のアイテムになるため倉庫に入れると溢れるからだと言われている)。
リメイク版
バトルシステムの大幅改訂、アビリティシステム実装により方針が変わり、ステータスダウンの効果が戦闘終了まで続く『魔狼の災禍』、確率次第だがダウン効果を増幅する『ラッキーダウン』のアビリティが有力である。必殺技の仕様変更などもあり、リメイク版のRTAやボス撃破タイムアタックはこのクラス一択と言われている。
ステータス面
リースクラス3ではドラゴンマスターが近接アタッカーに最適なステータスバランスとなり、フェンリルナイトは攻撃力高めながら全体デバフもありややサポート向きにシフトした。特にHP・物理防御・魔法防御は大差ないものの全て最下位な点は注意(ある意味ビジュアルに忠実だが…あのウールフヘジンで守りが堅いワケがない)。
ちなみに何故か知性はリース中ダントツに高く、アイテムを別にすれば召喚にしか知性を活かせないクラスであるにもかかわらずシャルロットクラス3知性最高のイビルシャーマンに匹敵するほど。一見無意味に思えるが、本作の必殺技は魔法攻撃力も参照するため『百貨乱舞』の威力を高めている。
ステータスダウン魔法
システム変更によりスピードダウン廃止はあるが、全体化することは原作と共通。ステータスアップ/ダウンやセイバー魔法が1分で切れるシステムになったため、店売りの無いダウン付与を魔法にて、かつ全体化できる点で重要度は増している。敵のカウンター廃止、ダメージ計算式もダウン付与に有利となりサポート役としての使い勝手は良好となった。
一方で雑魚敵が総合して弱体化しステータスアップ/ダウンの出番は基本的にボス戦になった。全体化にデメリットはないものの、ボスだと単体対象で割と充分なケースが多いため、アップ付与の全体化に比べると恩恵は小さめ。そう言った点からはリメイクでは攻撃・防御の両面で勝るドラゴンマスターに軍配が上がりそうになるが…。
召喚魔法ラミアンナーガ
リース中心の円範囲4Hit無属性攻撃となった。
美獣の青ゲージ技としても登場するが、美獣の召喚は発動すると全体必中…だが、リースは召喚魔法発動中無敵になるため、阻止出来ずとも美獣と同時に発動させると技をすり抜けることが出来てしまう。
必殺技『百花乱舞』
約8秒間敵単体をボスだろうが完全拘束して攻撃する、見た目19Hitダメージ表示1回のいわゆるロック技。高威力な上CSswap(必殺技リレー)にも組み込み易く、ボス戦の要。
原作同様に咲き乱れる花をイメージした爆発を伴う槍の連撃だが、3D化に伴い格闘ゲームの超必殺技における「乱舞技」らしさもより強く表現され、『百花乱舞』という名により相応しい演出となった。
※「乱舞技」っぽい演出はケヴィンのロック技も同様の傾向。
専用アビリティ『魔狼の災禍』
敵に付与したステータスダウンが永続化するアビリティ。敵にステータスアップ付与されると流石にキャンセルされるが、そういった敵はかなり少ないため一度付与したら魔法を掛け直す手間が無くなる。
『ダウン強化』系
ドラゴンマスター共通アビリティで、クラス2で『ダウン強化』+5%、クラス3で『ダウン強化II』+7%を習得しいずれもリンクアビリティ、更にフェンリルナイト固有の『ラッキーダウン』で30%の確率で+7%になる。併用するとステータスダウンが20%→32%、『ラッキーダウン』発動なら39%にまで強化され、プロテクトダウンやマインドダウンで与ダメージ倍率を125%→147%→ラッキー発動なら164%にまで向上。ボス撃破タイムアタックに効果的。
『ダウンSP+』
敵にダウン付与した際にSPゲージを15%アップするアビリティ。何と全体化で対象の数×15%となるため、ニンジャマスター同様に反則的なSP回収が出来てしまう。惜しむらくはダウンが永続する『魔狼の災禍』と噛み合わせが悪いことだが、最悪SP回収目的にダウン魔法を重ねがけしても良い。
ボス戦で『百花乱舞』を連発できる点でRTA・単発タイムアタックいずれにも有用。またリースのクラス1必殺技『旋風槍』が広範囲を巻き込んだ上に雑魚をノックダウンできるため、ダウン付与→『旋風槍』→ラミアンナーガあたりのリース単騎コンボで難易度ノーフューチャーでも雑魚スピード撃破・連戦レベリングが達成可能な水準になっている。
『アタッカー』
攻撃力+30として防御力-30とするリンクアビリティ。単純な攻撃力数値ならドラゴンマスターを超える可能性が出るが元々弱い耐久力が更に下がるという、製作陣の意図は不明ながらフェンリルナイトの狂戦士っぽいフレーバーが意識されたような性質を持つ。必殺技の回転率が高いフェンリルナイトが使う分にはデメリットを小さくできるため、意外と実用的。
基礎攻撃力が上がる程に攻撃力+30の重要度が落ちてはしまうが、攻撃力300を超えるまではリンクアビリティ『獣の咆哮』ダメージ+10%より打撃面では勝りうる。『アタッカー』自体がリンクアビリティであるため、周回持ち込みした上での初期レベルには割と強力な火力強化手段。
『聖剣伝説 CIRCLE of MANA』
ソーシャルゲーム『聖剣伝説 CIRCLE of MANA』においてもクラスチェンジ後(いわゆるクラス3)で、リースを初めとして、女戦士達だけでなく男戦士もフェンリルナイトにクラスチェンジが可能。
条件として、初期クラスが女性はアマゾネス、男性はバーバリアンで"DARK"の属性でないとならない(リースは"LIGHT"と"DARK"の双方のカードがある)。
リース SR
容姿
新たに書き下ろされたリース。もちろん大人気のフェンリルナイトの姿で、赤い毛皮のビキニアーマーを装備。重い金属の鎧は纏わない。
狼のフェンリルの姿と一緒に描かれている。
エリオット N
容姿
本編では頼りないリースの弟。
狼の毛皮付きの兜に、金属の鎧をまとい、重装備の勇ましい戦士になっているが、台詞がマザコン&シスコンのまま。しかもレアリティはノーマル。
ナターシャ N+
容姿
勝ち気な印象のお姉様っぽい女戦士。出身は不明。グリーンの髪と毛皮付きのドレス姿が印象的。リースの姿とは対照的に、青い毛皮を纏っている。
ソランジュ R
容姿
アマゾネスであるという女戦士。露出が高い衣装が野性的。フェンリルナイトでもビキニ姿だが毛皮や角などを装備している。
ロザリー SR
容姿
ボクッ娘だがお姉様な女戦士。出身は不明。深緑の髪になり、毛皮や角などを装備している。