概要
「ファ・ザード大陸」北西部一帯に広がる「山岳地帯ローラント」の上部に建造した「ローラント城」を本拠としており、山の麓には「漁港パロ」が存在し、事実上の城下町となっている。また、城の付近には「風のマナストーン」が安置されている「風の回廊」と呼ばれる難所も存在する。
文化的な特徴として『捕虜の概念は有っても、奴隷の概念が無い』と言う点が挙げられる。
敵を捕まえた場合も情報源や取引の為の人質に使うと言う発想は有っても、労働力にすると言う考えには思い至らず、奴隷市場を見たリースが「人間を売り物にするなんて許せない」と激怒している。
経歴
本編前
バストゥーク山には大昔から守護神が住み、それに仕える女性だけの軍隊「アマゾネス軍団」が平和を保っていた。かつて山に外敵が侵入した時、戦士ジョスターが身を呈してこの地を守った。彼が勝利した後、初めて守護神「翼あるものの父」が民の前に姿を現し、建国の神託を与えた。ジョスターはアマゾネス軍団長ミネルバと結婚し、この地にローラント王国が築かれた。
本編中
「翼あるものの父」、それを守るアマゾネス軍団、そして城内から制御可能な強力な風に守られており、難攻不落の城塞として世界的に名高い。
しかし、「王族の鍵」を持ったエリオットをナバール盗賊団に利用された為、防御壁の風を止められ、ナバール盗賊団の襲撃を受けて滅亡した。
リースは軍も王城詰めの家臣達も壊滅したと当初は誤解していたが、軍の主力はエリオットを囮にしたナバール盗賊団に釣り出された挙句、眠り花の花畑の風下に誘導されて爆睡しており、眠り花に耐性が有ったアルマ達古参家臣は王の戦死を悟ると手近な仲間を連れて逃亡に転じており、意外と生き残りは多かった。
その後は王国を名乗るようになったナバールの本拠地となり、生き残ったアマゾネスと主人公達による奪還作戦が中盤の山場となる。
奪還後は独立を取り戻し、物語が進むと漁港パロも落ち着きを取り戻している。
聖剣伝説 HEROES of MANA
19年前は、「空中城塞ローラント」として登場。
この時代のローラントは複数の勢力が入り混じっており、ローラントも国家としての体制が整っていない有力部族の様に描かれている。そのため、3本編の6大国ではもっとも若い国家でありという意外な一面が描かれた。
リースの祖母にあたる族長ガルラがローラント勢力を率いており、本編でも敵対関係となった砂の城塞都市ナバールと緊張状態にある。