概要
ゲームのクリアなどの時間を競うことである。ちなみにタイムアタックは和製英語であるため、英語ではスピードランと呼ぶ。
ゲーム用語としてのタイムアタック
元々はレースゲームなどで1コースをどれだけのタイムでクリア出来るかというのを競うモードである。多くのレースゲームに於いてゲームモードとして登場する。通常のモードと異なり、
- アイテムなどが存在する場合、排除される
- 他の車などは存在しない(自分のみ)
- やり直しなどが可能
という風にストイックに記録に挑戦することが可能である。マリオカートなどのようにキノコが最初から与えられ、それを使うタイミングも記録向上のポイントの一つである場合もある。
近年ではゲーム開始からクリアまでどれだけの時間で出来るか、というのを競う遊び方も増えており、格闘ゲームなどのように数十分でクリア出来るものだけでなく、RPGなどのように数時間~数日レベルの時間を要するものでもタイムアタックがなされる場合がある。
多くの場合は、実際のプレイ時間を競うことになるが、純粋にゲーム開始からクリアまで掛かった時間を競う場合はRTA(リアルタイムアタック)と呼ばれる。また、エミュレータなどを用いて行う場合にはTAS(ツールアシステッドスピードラン)と呼ばれる競い方もある。
これらはインターネットが大衆化したことで登場した遊び方だとみなす事も出来る。特に、ネットなどで大々的に行われるタイムアタックの場合には厳格なルールが決められている場合もあるため要注意。
RTAやTASは自分で時間を計測したり、エミュレータを用いたりしなければいけないため、若干やりづらいが、タイムアタックの場合はゲーム内にプレイ時間のカウンタがある場合が多いため、どれくらいの時間が掛かったかは確認出来る。但し、エンディングにプレイ時間が表示される場合はあまり無いかも知れないが……。
RTA
実際にプレイ開始からプレイ終了までに掛かった現実の時間を競う。タイムアタックと比べると、セーブやロードなどの行為やリセットなども全てロスになってしまうのが特徴である(食事などももちろんロスになるが、実際にRTAに挑戦する人はプレイ中に食事などしないだろう)。
その為、タイムアタックでは可能な「運任せで素早くクリア出来る方法」というのも実行しにくい。途中のリセットも極力避けなければならないため、効率的なプレイが要求される。
結構海外でも人気が高いらしくRTAで通じる。
TAS
エミュレータなどを使ってプレイする。要するに本来人間では出来ないような超反応などが行える状態で時間を競う。当然基本的には通常のタイムアタックより早いタイムが出る事になる。
ピクシブでのタイムアタック
ピクシブでは時間制限を設けて描かれたイラストのことを指す場合が多い。(30分絵や60分絵などと近い使われ方である。)
そのため、「時間を競う」という意味合いはあまりなく、「時間内にどれだけのものが出来るか」というスコアアタックに近いだろう。