性能
闇闇クラス
必殺技:でかでか(単)
専用武器:ジャガーノート
クラスチェンジアイテム:血のこびん
闇クラスにチェンジしたシャルロットは、モンスターを召喚して敵にダメージを与える特技を修得する。
召喚されるモンスターは魔法生物や悪魔など、闇クラスの特色が表れている。
能力値は精神は4クラス中最低だが20をキープ。代わりに力(物理攻撃力)と知性が伸びる。知性を伸ばせば「デーモンブレス」の威力を高められ、物理攻撃力は最大で283となりリースに迫る数値となる。オマケで運も19まで上昇する。
「デーモンブレス」は火属性で威力はそこそこ。魔法効果、魔法防御ダウン効果もある全体攻撃。
これを主力に雑魚を掃討するというには少々威力不足だが、前述のダウン効果を生かしてアンジェラとタッグを組んで攻撃するのが有効。近年ではこの魔法発動後にとある手順を踏めば簡単にカウンターの回避が可能であることが判明したため、アンジェラとのタッグはさらに盤石となり、他にはデュランやナイトブレードの必殺技の後に組み込む連携なども編み出された。
終盤の強敵「グレートデーモン」に火属性は吸収されてしまうが、これは「アンティマジック」で解除可能。
さらに「???の種」から「灰のこびん(ブラックカース)」まで生成できてしまう。
正にオールラウンダーと呼ぶにふさわしいクラスと言えるだろう。
デザイン
他のシャルロットがぶかぶかな服だったローブを着ていたりしていたが、こちらは体のラインが出る黒いボディスーツ調。
光クラスのハイソックスもいいが、こちらの色気に引き込まれた人もいるとかいないとか。
敵モンスターとしてのイビルシャーマン
ダークプリーストの上位種で幻惑のジャングルやダークキャッスルに登場する。基本的にシャルロット版と同じ特技を有するが、幸いと言うべきかデーモンブレスは使用してこない。
リメイク版
原作ではデーモンブレスによるダメージ+マインドダウン付与効果と前衛キャラ並の物理攻撃力でシャルロット随一のアタッカーだったが、アビリティ新設はじめとしたシステム変更の影響でクラスの性能面は激変した。具体的に言うと『ダウンオール』系アビリティの大家という独特なサポート能力保持者である。
ちなみに腕力はシャルロットクラス3ではネクロマンサーが突出する形に変わっている。
必殺技:でかでか
どこから取り出したのか謎の巨大フレイルを叩きつける単体技。10秒ほど敵をロックできるため動き回るボスに強い。
特技
エンチャントレスに引き続き召喚魔法は雑魚をロックできるため、グレムリンやグレートデーモンもダメージリソースよりは足止め目的になりがち(なので、MPコストの少ないユニコーンヘッドが引き続き続投しがち)。
全体攻撃(ほぼ)廃止に伴いデーモンブレスは扇状の範囲攻撃となり、アンティマジックによる吸収属性解除のバグっぽい効果も無くなったため火属性吸収の敵に通用しなくなり、全体としてダウングレードされてしまった感が否めない。
代表的なアビリティ
『ダウンオール』系
『防御ダウンオール』『攻撃ダウンオール』『魔防ダウンオール』の三種を習得可能、それぞれの項目につき全ての敵のステータスを-7%とする(ちなみに魔攻ダウンオールというものは存在しない)。カオスメイカーでは各種上位アビリティも習得する。
『アップオール』系アビリティがスターランサーはじめロード、セージ、ワンダラーやその上位クラスに上位アビリティが多数並ぶのに対し(内容は殆ど『攻撃アップオールII』、『防御アップオール』だが)、『ダウンオール』系はイビルシャーマンとカオスメイカーを除けばナイトブレードの『魔防ダウンオール』のみで、専売特許に近いアビリティとなっている。
計算式からはセージの『攻撃アップオールII』より僅かに与ダメ倍率が優れるが、光クラスの方が各種セイバーに『アタックセイバーII』まであるので、物理攻撃のサポートはどう考えてもセージに軍配が上がる。
が、リメイク版の一部ボスには「『ダウンオール』系の効果が倍になる」という、制作側の設定ミスなのか作為なのか判断がつきかねる仕様が存在する。この効果が出るボスは『ダウン強化』系と『ラッキーダウン』系アビリティの効果も出るという特性があり、ナイトブレード経由アヴェンジャーとフェンリルナイト経由フレースヴェルグの編成だと、運が良ければデバフ類だけで魔法ダメージ33倍に到達する。ダウン強化が倍化しないボスは『ダウン強化』系も無効な上にパーティ編成も固定なのでかなり場面を選ぶロマン砲だが、『アンリミテッド』『裁定者』などで強化したラミアンナーガ一発でブラックラビを撃破といったことは可能になる。尤も『ラッキーダウン』以外のダウン強化アビリティはリンクアビリティなので、周回持ち越ししてシャルロット・ホークアイにアンジェラを起用してデバフで10倍ダメージに伸ばしたエインシャントの方が最終的なダメージ伸びるかもしれない。アンジェラもナイトブレードも外した編成なら素直に『防御ダウンオール』系の倍化に期待した方が良いだろう。
なんにせよ、攻略というより極大ダメージのロマンを追求する目的のアビリティと言っても過言ではない部分がある。本作は6桁という文字通り桁違いなダメージまで表示されるため、まずカンストはしないという仕様にも沸るプレイヤーが居るだろう。
ちなみに『ダウン強化』無効・『ダウンオール』倍化無しのボスは一般には「多数のダメージ部位を持つボス」で、神獣ならゼーブルファー以外は無効である。多部位持ちにはニンジャマスターの方が有効なので、神獣討伐まではセージとスターランサー/アークメイジで進めてクラスリセットした方が効率は良くなる…かもしれない。
『ファーストショットII』
HP100%の敵にダメージ30%アップ。10Hitするエインシャントだと初撃にしか適用されず、ダメージ表示が一回のロック技や飛天槍、10tの様な攻撃手段がないと真価を発揮しにくい。上記の『魔防ダウンオール』と重ねて無意味ではないが、魔法はHit数が多いものが多い点でネックになる。
『弱点特効オール』
味方全員、弱点属性を突いた場合に与ダメ7%アップ。基本的には全体セイバーを用いるソードマスター、光アンジェラ、ニンジャマスターとの相性が良い。神獣戦でも有効で、どちらかというと『ダウンオール』戦法との併用より通用しないボスをカバーする役割があろう。
『バッドカウンターII』
ステータスダウン効果を65%の確率で反射するリンクアビリティ。ストーリー後半に多数飛んで来るデバフを防げる点で有用だが、敵に『ダウン強化』etcが上乗せされたデバフが既に付与されている場合、通常のステータスダウンで上書きされてしまうのは痛し痒し。
『ランダムダウンII』
強攻撃時に20%の確率でランダムなステータスダウンを付与。AIに任せて殴らせ機能しやすいアビリティだが、こちらもパーティの方針で『ダウン強化』を活かすなら通常のステータスダウンでの上書きが生じるリスクがある。
総評
AI操作任せの置物でも力を発揮するアビリティを備えるが、その特異性からは作中でも随一の玄人向け・やり込み向けのクラスと言える。上記の他、ブラックラビにヘヴンマリアージュと『防御ダウンオール』『ファーストショット』系を併用といった戦術もあったりするので、火力サポートの応用の幅は大きいと言える。