概要
聖剣伝説3のリメイク版 TRIALS of MANAにて新設されたクラス4の一つで、ホークアイの闇ルートでの最終クラス。ニンジャマスターもしくはナイトブレードの状態で信頼のオーブを所持しているとクラスチェンジできる。
必殺技は『鎖縛斬』。
AvengeにはRevengeと違って、単なる復讐だけで無く「神罰を与える」といったニュアンスが含まれる。ホークアイにとってはイーグルの仇である美獣や黒の貴公子が対象だろうが、クラス4にチェンジする頃には倒してしまっていることをツッコむのは野暮だろう。
MARVELコミックスにもホークアイという名のヒーローが複数登場しアベンジャーズにも出演、歴史も長いためホークアイとアベンジャーのタグとしても検索ヒット数もこちらが多い。本クラス称号と制作者の意図は不明だが、元々弓使いでもないし投擲はローグ→スプリガンの方が得意、全体的なクラスデザインも似ておらず恐らく関連性は乏しい。
容姿と装備
専用頭防具は「嘆きのレガリア(正当な君主の象徴、特に兜や冠などを指す単語ではない)」、身体防具は「アビスシュラウド(深淵を包むもの?)」という設定で、どことなく闇クラスらしい響きだが、名前から形状を想像はできない。専用武器「アグニ」は炎を象った波型の刃を持つ二刀のダガーで、アヴェンジャーを神罰代行者と考えるならインド神話の一柱が由来だろう。
公式デザイン画は、右前髪に四部休符のような髪飾りとサークレット、紫色のボディスーツ状というかタイツ状スーツに黒地にグレーのシックな装飾を伴うタイトなジャケット、紺色ので腰までのマント、ロングブーツを身につけている。
ボディスーツ状といってもMARVELヒーローズといった感じではなく、体型の兼ね合いかイビルシャーマンにも似た感じでは無く、男子フィギュアスケーターの方がまだ近いかもしれない。他クラスだとナイトブレードが雰囲気は1番近いとは言える。
性能
ホークアイはクラス3段階での特技が非常に特徴的に分岐するが、クラス4はそれと比較すると上位互換アビリティが並ぶ割に華々しさに欠ける。
また、クラス4の項目にも記載があるが、クラス4はアニス戦(+アニスミッションというタイムアタック)とブラックラビ戦くらいしか活躍できないのだが、アベンジャーのアビリティは雑魚戦向きが多めという問題もある。この点もクラス3までの能力・特徴をどう活かすか、という点にかかってくるだろう。
ちなみにクラス4アビリティ8つ(スペルキャスターのみ9つ)のうち光闇で3つも共通なアビリティがあるのはホークアイのみである。
ステータス
スプリガンより知性と精神が少し上、運は低い他は完全に横並び。クラス4全体から見ても運が突出している以外は大体真ん中くらいである。
こうなったのは、ホークアイ自体が前衛でも後衛でもないという特性もあろうが、力の最強がナイトブレードなのに最弱がニンジャマスターであったりして、他のステータスもクラス4で統合するとどうしても突出した数字にしにくかった事情もあるかもしれない。
必殺技:鎖縛斬
「裁きを下してやる」「そこを動くな」
5箇所の亜空間らしきから1本ずつ巨大な鎖が伸びて敵一体を拘束、紫色のオーラを伴う斬撃の後に爆発まで起こる7回Hit拘束技。「裁き」というセリフからすると、やはりアヴェンジャー=神罰代行者といった意味合いかもしれない。まさか「砂漠」と引っ掛けたわけではないとは思うが…。
鎖の演出を意識したのか拘束時間は約12秒と長く影潜りの1.5倍に相当、発動から拘束までも速い。ワープで逃げ回るアニスやブラックラビを捕まえて殴るなり必殺技リレーなどに効果的。
代表的なアビリティ
専用アビリティ:『ダークゾーン』
戦闘開始時、敵全員に「パワーダウン」効果を付与。クラス4の時期的に雑魚の殲滅は容易く、大魔女アニスもアニスドラゴンもブラックラビも魔法攻撃が主体で、ブラックラビの「でかでか」などは威力が半端では無く焼石に水、残念ながら有用な場面は限られる。
『逆襲II』
HP30%以下の際に魔法攻撃力・魔法防御力を40%アップする、ナイトブレード『逆襲』の上位互換。ただしナイトブレード自身には魔法攻撃力依存の攻撃は乏しく(ちなみに『逆襲』はリンクアビリティでアンジェラに渡したりできる)、ニンジャマスターの全体忍術との併用の方が効果的。一応必殺技のダメージ計算上、その威力にも反映はされるが…。
『受け流しIII』
被弾時に60%の確率でダメージを50%にする、ややこしい記載のアビリティ。割合カット系なので2つ同時に発動すると「回避扱い」でダメージ0になる仕様なので、『受け流し』『受け流しII』と併用すると2割くらいの確率で実質回避ができる。ノーフューチャーでの被弾の保険として成立するレベルである。
尤もデュエリストの『見切りII』とほぼ同じ回避率であり、アビリティ3枠使ってまでやることかと言うと微妙だろう。
『状態異常特効III』
状態異常の敵にダメージ+60%のリンクアビリティ。当然ながら雑魚敵にしか通用せず、周回で持ち越しても序盤はホークアイ以外は状態異常付与の手段も乏しいので使い道に困る。
『弱点特効III』
弱点属性ダメージを+30%アップ。アニスドラゴンのみ弱点はあるが、光属性弱点なのでホークアイではセイントセイバーかパーパポトの爪が無いと活かせない。ただ必殺技にも効果があるのでダメージリソースとしては強力、タイムアタックになるアニスミッションではかなり有効。
『ダメージMPII+』
被ダメ時にMP5回復。ノーフューチャーでAIで不死身化している場合には運用しやすい。
『隠密II』
敵に狙われにくくなる『隠密』の強化版。ホークアイをマニュアルで操作するには強い味方。
『天誅』
アヴェンジャーが天誅を下すことを意味すると考えればクラスの代名詞と言えるリンクアビリティ。強攻撃時に10%の確率で敵を即死させる。ボスには通用しない。
周回持ち越しとしてはこの上なく強力に思えるが、次周でホークアイを起用すると消滅するため真価を発揮しにくいという問題がある。というのも、強攻撃のHit数が多いほど有効なアビリティなのだが、Hit数はホークアイが最多、次点はケヴィンである。ケヴィンだと攻撃力が高くあまり有り難みが無く、他キャラだと決して無駄ではないが1/10の確率をどう考えるか、序盤の少ないアビリティスロットとの相談になってしまう。
ニンジャマスター経由の場合
全体忍術が強過ぎるため、そもそもあまり困らない。正直ニンマスのアビリティと比較するとアヴェンジャーのアビリティは霞んでしまう。
特にアニスドラゴン戦は7部位同時に忍術で叩けるため弱点を突かなくても7倍ダメージ、忍術を強化して必殺技で回避も兼ねればゴリ押しできる。セイントセイバー付与+『弱点特効』系の多重併用も有効で、必殺技の火力も上がるが、直接斬り付けても普通に強力。アニス戦でも4属性忍術で各属性の結晶の弱点を叩き機能停止できる点は強みである。
ブラックラビは基本一体で出現であり火水風土が半減されてしまうことからも相性はイマイチたが、それでもSPゲージは貯めやすいクラスなため充分活かせる。
ノーフューチャーの場合、AIにしてHP1のまま『ダメージMP+II』『逆襲II』を発動させ全体忍術を撃たせるという運用も可能になる。使用不可能なアビリティがある中でも全体忍術でレベリングしやすい点も優秀。
ナイトブレード経由の場合
他クラスとの差別化が状態異常付与にあるナイトブレードなので、固有の特技やアビリティをアニス戦やブラックラビ戦で活かすのは難しい。クラス3までは数値上ホークアイ最強だった攻撃力が平されてしまったことは痛い。『逆襲』『逆襲II』で必殺技の火力を上げることもできるが、『魔防ダウンオール』あたりでアンジェラのサポートしつつ『逆襲』を貸した方がパーティ火力は安定するだろう。
アンジェラが居ないならアニスの結晶を忍術で叩け、ステータスダウン役も兼ねるので有能ではあるのだが…器用貧乏ポジに拍車がかかっていると言わざるを得ない。
関連項目
ニンジャ(聖剣伝説) ニンジャマスター(聖剣伝説3) ナイトブレード