概要
「FF外伝」でシリーズ初出。ジャパニーズ忍者がモチーフの人型モンスターとして登場したが、「3」では味方クラス(ジョブ)の一つにもなっている。
聖剣伝説 ファイナルファンタジー外伝
マナの神殿に登場するモンスターで、ジャンプ移動をしながら手裏剣を投げてくる。最強の鎧である「げんじのよろい」をドロップする事がある。
聖剣伝説2
ヴァンドール皇帝の城で初出、皇帝のボディーガード兼間者かと思いきや、光の神殿などにも出現する。軽鎧を重ねた忍び装束に、片手両刃剣を持つモンスター。カラーリングが真っ赤で剣を振り回すため忍ぶ気がないように見えるが、一応風呂敷を広げて壁に擬態しようとしている。他には忍術らしい行動は無く、フレイムセイバーで火だるまにされることが脅威となる。
作中には上位種モンスターにダークストーカーとマスターニンジャが登場する。
聖剣伝説3のモブキャラ及び敵キャラとして
砂の要塞ナバールの忍者義賊と、ナバール盗賊団が敵キャラとして登場する際のニンジャが存在する。前者は街中で話しかけるNPC、後者はモンスターとして動き回ることもあってか別々のグラフィックが用意されている。
ナバールのモブ忍者
ファ・ザード大陸南東灼熱の砂漠を根城にする、強きを挫き弱きを助ける義賊たる忍者の集団。物語開始時点で美獣に乗っ取られ、ストーリー中盤には脱出したホークアイを除いて全員洗脳されるか殺されてしまっている。ホークアイのオープニングでは要塞の中にいる各モブ忍者から話が聞けるが、ローラントを占拠して以降は城下町にあたる漁港パロに配置されているものの洗脳のため殆ど言葉を発しなくなっている。
白地のゆったりした服に胸当てや手甲・具足を重ねており、頭は白いターバン風の布を額当てで巻いている、アラブファッションと忍者コスチュームの折衷のようなデザインとなっている。作中にはスクエニが誇るエースモブ兵士が居ることもあり目立たないかもしれないが、「砂漠の忍者」という本来存在しないモブをきちんと描写している。
敵モンスターのニンジャ
ホークアイ及びリースのオープニング、ローラント城奪還イベント、マナの聖域での3勢力衝突(リメイク版)、ナバール要塞でのフェアリー奪還イベントなど、当然かもしれないが基本的ナバールが絡んだ戦闘のみに登場する他、幻影が絡んでいるフィールドでも登場。
デザインは上記聖剣2のニンジャに準拠で思い切り人型モンスターだが、カラーリングは白ベースで一応ナバールモブらしさもなくはない。武器はダガー二刀流。
ホークアイの闇クラス2同様にデバフ付きダメージ技の各種忍術を放ってくる鬱陶しい敵。火水風土を半減という微妙に厄介な属性耐性まである。リメイク版でも忍術詠唱で赤範囲が追尾してくるが、発動直前に追尾が止まるので走り続けたりローリングで回避したい。
色替えの上位種にクラス3ホークアイ同様ニンジャマスターとナイトブレードが居る他、難関ボスとして有名なビルとベンもグラフィック使い回し。
ホークアイ(聖剣伝説3)の闇クラス2について
各種ステータスダウン効果を伴う忍術を習得するため、基本的に店売りアイテムで代用不能なデバフ役が務まる点が強み。忍術のダメージは手裏剣以外は知性に依存する点に注意。また、ステータスダウン効果は当該忍術の属性に対して無効や吸収があると付与できないという欠点がある。
必殺技は「残影斬」。
容姿
頭はバンダナからサークレットに変更され、上半身は青のノースリーブに緑の前開きベストを重ね、ズボンはカーゴ風。申し訳程度に首に額当て、トゲの付いた手甲・具足を身につけてはいるが、全く忍ぶ気が感じられないオシャレさん。忍者には到底見えない上、上記ナバール兵にもニンジャにも似ていない…。
ちなみに光クラスにカラーリング・デザインが似ており、本作のクラス2ではやや例外的。
原作
知性はあまり伸びないクラスなので忍術はダメージリソースとしては期待できず、カウンターに気をつけつつのデバフ付与が主な役割。忍術習得には各属性の精霊を味方につけないといけない。アンティマジックやスペクターの瞳で属性吸収を無効化できるため、付与できる対象は割と多い。
一方で力はケヴィンのモンクより数値上僅かに伸びる(ただしケヴィンには獣化があるが)。タフネスに不安はあるが2連撃もあって前線の火力も期待できる。
残影斬は単体技。わかりやすくダガーの連撃で、敵のニンジャやビルとベンも使用してくる。
リメイク版
光クラスより力が弱く知性が高い後衛型のステータスバランスに変貌した。なんなら知性はクラス2シャルロットよりちょっと高いくらいである。
リメイクのシステム変更で魔法アタッカーとして大躍進したアンジェラには遠く及ばないものの、カウンター廃止もあり忍術をダメージリソースとして一応計算できるくらいにはなった。ちなみに忍術習得に精霊の力は不要になり、風のマナストーン段階でも火遁や水遁を習得できる。
なお、ステータスアップ/ダウンが1分で切れるシステム変更のため、繰り返しデバフ付与ができる忍術の戦術的価値も上がっている。ただしアンティマジックに属性吸収を取り除くバグ紛いの性能が無くなった点は注意。
必殺技については、威力に魔法攻撃力も参照されるため与ダメージは他に見劣りしないものの、残影斬は「拘束性能が無いのに攻撃範囲がほぼ敵1体程度」となり、全必殺技の中でも格段の低性能になっている。
アビリティ
HP100%時に魔法攻撃力+10%となる専用アビリティ『集気法』や、同属性連続使用で忍術の威力が上がる『忍び連撃』など、光アンジェラに似たアビリティが並び、魔法使い系クラスという方向性がより強く出ている。
弱点属性がある敵なら『弱点特効』も有用で、忍術の威力を上げるだけでなくセイバー魔法併用で打撃役としての火力も期待できる。『強気II』も打撃のサポートに有効。
特筆すべきアビリティは『忍術SP+』で、忍術1Hit毎にSPゲージが5%溜まるもの。これは火遁や水遁の3Hitなら15%もアップする上、ニンジャマスターの全体忍術なら敵の数だけSPが回収できてしまう。ニンマスをリメイク版最強クラスと評価する声が出る要因のアビリティで、残影斬の性能がイマイチなのはこのアビリティに対してバランスを取ったのかもしれない。
打撃役としては前衛3人に大きく水をあけられたが、後衛としては優秀なクラスになった。アビリティ次第では打撃含めた様々な局面で活躍可能でもあり、様々な戦略が組めるホークアイらしさが良く出たクラスとも言える。