『聖剣伝説 HEROES of MANA』は、2007年3月8日にスクウェア・エニックスから発売されたニンテンドーDS用ゲーム。
ジャンルはストラテジーRPGで、リアルタイムストラテジーシステムを採用している。
概要
聖剣伝説シリーズのひとつ。「聖剣プロジェクト」の一環として開発されている。
聖剣伝説3の19年前の世界が舞台。
3では既に滅んでいた「いにしえの都ペダン」にまつわる物語が展開される。
上記の通りリアルタイムストラテジーシステムを採用しており、
カリスマユニット(主要人物)とMOB(汎用ユニット)を操作して各ミッションに与えられた勝利条件の達成や高評価を目指すことになる。
3の外伝的な位置付けだが、3をプレイしなくても楽しめるようになっている(矛盾点を突っ込みながらプレイしているプレイヤーも多く、4とcomとpomの関係性に似ている。3の世界との関係性も、プレイヤーによって解釈に差があるようである)。なお、聖剣伝説シリーズ特有の童話のような世界観は健在である。
BGMは聖剣伝説LEGEND OF MANAと同じく下村陽子氏が担当しており、評価が高い。
タイトルの長さ故タグもかなり分散してしまっているが、「HOM」が一番ヒット数が多い。
ストーリー
ペダン軍に所属している主人公・ロジェは、数人の仲間と共に「獣人王国ビーストキングダム」へ偵察部隊として派遣されることになる。
そんな彼らを突如激しい爆撃が襲い、さらに次々と不穏な出来事が起きる。
それらはロジェを抹殺しようとする、ペダン王国の策略であった。
ロジェたちは、母国ペダンに反旗をひるがえすことになる。
キャラクター
味方カリスマ
- ロジェ:主人公。21歳。ペダンで兵役についている青年。正義感があり明るい性格。
- ユリエル:偵察部隊の隊長。頭脳明晰で冷静沈着。
- キュカ:偵察部隊の一員。二年前からペダンに雇われている傭兵。ローラント出身。
- ジェレミア:偵察部隊の紅一点。ペダン大臣の姪。怒りやすい性格で根に持つタイプ。
- テケリ:偵察部隊の一員。「森の人」最後の生き残り。世間知らずで天然。
- ガウザー:ビーストキングダムの王。聖剣伝説3のケヴィンの父親。3にも獣人王として登場。
- アルマ:ローラントの女戦士。20歳。キュカとは幼馴染。聖剣伝説3のリースとエリオットの乳母。3にも登場しているがそちらではグラフィックが老婆だった。3のリメイク作『TRIALS of MANA』ではHOM準拠になり若返った。
- ベルガー:ウェンデルの闇の神官。聖剣伝説3のヒースの父親。
- ファルコン:ナバールの元部隊長。サンドアローと共に離反。聖剣伝説3のホークアイの母親。
- ロキ:フォルセナの白銀の騎士団団長で、「黄金の騎士」との異名を持つ騎士。聖剣伝説3のデュランの父親。
- ヴァルダ:アルテナ王女で第一皇位継承者。聖剣伝説3のアンジェラの母親。3では「理の女王」として登場。
味方サブ
- ガルラ:ローラントのリーダー。ミネルバの母、リースとエリオットの祖母。
- ジョスター:ローラントの歴戦の戦士。リースとエリオットの父親。
- ミネルバ:族長ガルラの娘。リースとエリオットの母親。pixivではリースと共に描かれたイラストがいくつか投稿されている。
- 光の司祭:ウェンデルの司祭。聖剣伝説3のシャルロットの父方の祖父。
- サンドアロー:ファルコンの夫。ホークアイの父親。
- リチャード:フォルセナ王子で第一皇位継承者。本作でアンジェラの父親だということが判明する。3では「英雄王」として登場。
- アルテナ女王:アルテナの現女王でヴァルダの母親。ペダン軍と戦い戦死。
敵方
- バジリオス将軍:ペダン軍女将軍。フルネームはセシリア・バジリオス。高い指揮力とカリスマ性を備えている。
- ペダン国王アナイス:ペダン国王。自由奔放で責任感が薄い。戦争を楽しんでいる風でもある。
- セレスタン:ペダン軍将校。いい加減な面もあるが職務は忠実にこなす。
- エレナ:ペダン軍兵士。ロジェの恋人。自国を裏切ったロジェを恨んでいる。
- ユハニ:ペダン軍兵士。エレナの弟。ペダンを離反したロジェを憎むようになった。
- フレイムカーン:ナバールの大戦士。ファルコンの父親(=ホークアイの祖父)。3のイーグルとジェシカの父でもある。離反した娘のファルコンを処罰しようとする。3ではナバールの族長として登場。
- オウルビークス:ナバールの族長。ペダンと手を組み、世界に戦争を仕掛ける。
- 幻夢の主教:ペダンにあるミラージュパレスの主。ロジェの双子の兄。Ψ計画の立案者。
関連イラスト
関連タグ
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