概要
聖剣伝説シリーズのいくつかの作品において登場し、それぞれの作品世界で何らかの災いを引き起こした元凶とされる悪しき大魔女。
聖剣伝説4、レジェンドオブマナ、ヒーローズオブマナ、聖剣伝説3TRIALS of MANAに登場する。
作品別のアニス
聖剣伝説4
声:小松由佳
魔界の扉を開いた、千年前の大樹の巫女。その時は思いとどまり、封印したらしいが…。
モチーフは「アネモネ」。
ちなみに、守護植物はヒロインのリチアと同じイチリンソウ属である。
聖剣伝説4の世界では彼女はタナトス化した影響により邪悪な存在になってしまい、大魔女として知られるようになる。
レジェンドオブマナ
マナの7賢人の一人、アニュエラの母親であり、900年前に存在した人物としてその名がかたられている。
ヒーローズオブマナ
アニスの鏡を通じて別次元から顕現した滅びの女神。セシリアの心の隙に付け込み、ペダンの科学力を利用してアニスの鏡を設置し、破滅をもたらそうとした。
聖剣伝説3TRIALS of MANA
CV:小島幸子
マナの女神の存在する世界に遍在する大魔女。魔界の扉を開き世界を滅ぼそうとする。ピンク色の髪に樹木を思わせるドレスや装飾で飾ったクール系美女。上から目線で語りかける割に表情はキツめで硬く、同じく悪女ポジの美獣と比べて落ち着いた印象。
たとえ倒したとしてもマナの女神ある限りアニスもまた不滅であり、いずれまた復活するという。
本編クリア後の裏ボスであり、彼女を撃破することで強くてニューゲームが可能になる。
強くてニューゲームに移行する前に「アニスミッション」にて何度でも戦うことができ、一定タイム以内に撃破することで特典リンクアビリティを得ることができる(会話イベントがなくなりいきなり戦闘になる)。ミッション3で得られる『マナの奇跡』は、戦闘中にアビリティ装備者に限り「アイテムを使用しても消費しなくなる」という反則級の性能で、周回でも持ち越しが可能である。
なお『聖剣伝説3 TRIALS of MANA』のファイナルトレーラーでも大魔女アニスが登場している。
アニス戦
アニス本体の他に火・水・風・土のクリスタルが登場、アニスのHPが減るとアニスの分身も一定サイクルで出現する。戦闘開始時点でアニスはバリアを有していて無敵であり、クリスタルを一つでも破壊するとバリアは解除される。破壊されたクリスタルは一定周期で復活される。
アニス本体は任意のパーティメンバーの近くにワープし、火を放ったり木のツタのようなものでの攻撃を繰り出す。行動パターンはある程度決まっている様子。弱点属性は無く半減・無効・吸収もない。
クリスタルは反対属性が弱点で、それ以外は無属性でしかダメージを与えられない。一つでも良いので破壊しないとアニスにダメージを与えられないため、速やかな破壊が望ましい。クリスタル自体は移動しないが攻撃性能を有するギミックで、該当する属性の魔法を乱発してきて、2つ残っているだけで本体そのものより遥かに攻撃頻度が高くなる。
分身は色味の違いで判別可能だがうっかり(AIあたりが)攻撃するとこちらを煽った上にダークフォース+で反撃してくる。
位置関係で一つずつしか破壊できないギミックからの激しい遠隔攻撃が飛んでくるため、正攻法ではかなりの強敵。しかし気付かれにくい仕様として「クリスタルを一度でも弱点属性、もしくは必殺技でダメージを与えると、攻撃が停止する」という抜け穴的攻略法がある。一度機能停止すると、破壊され復活するまでギミックはただの置物に成り下がる。アンジェラか闇クラスホークアイの忍術なら四属性は全てカバーでき、立ち位置も気にする必要が無くクリスタルを叩けるため、本体と分身にだけ集中すれば戦える状況になり攻略難度は格段に低下する。他キャラは属性攻撃手段が限られるが、四属性をアイテムで全て揃えるとそれなりにアイテム欄を圧迫するため、クラス1必殺技を活用するのが現実的だろう。
アニスドラゴン戦
アニスを撃破すると変身、アニスの髪同様のピンク色メインのワーム型のドラゴンとなる。というか頭部こそ西洋ドラゴンだがそれ以外は東洋の龍と言った方が良い。弱点は光属性で、闇属性は吸収。
フィールド上だけでなくフィールド地下やら空中まで激しく行き来しながら多彩な攻撃魔法・状態異常魔法・神獣の必殺技などにダイレクトな噛み付きなど次々連発してくる強敵。
一方で防御面には隙があり、光属性弱点に加えて攻撃可能部位が頭部+身体6カ所にも及ぶため、広範囲魔法や広範囲必殺技で巻き込むと比較的簡単に大ダメージを与えられる。
この仕様にてグランデヴィナ・アークメイジ(を経由したウィッチクィーン)アンジェラのセイントビーム+の連発は単純にして有効で、ニンジャマスター(を経由したアヴェンジャー)ホークアイの全体忍術も7ヶ所必中でダメージを与えられSPゲージも一気に貯められるためゴリ押しできる。他キャラでも幾つか有効な戦術があり、ぴょこぴょこ動き回って攻撃をスカりやすく『半減特効』くらいしか有効な打開戦術がないブラックラビに比較すると「わかっていれば与し易いやすい隠しボス」となっている。