概要
聖剣伝説3主人公の1人デュランの聖剣伝説3ToMにて新たに新設されたクラス4の一つ。ソードマスターもしくはデュエリストの状態で勇気のオーブを所持しているとクラスチェンジ可能となる。
前衛キャラの闇の最終クラスということもあり攻撃力強化アビリティに恵まれているが、リンクアビリティが特に優秀なためパーティ全体のカスタマイズや周回持ち越しアビリティで恩恵が大きいクラスでもある。
由来は北欧神話の狂戦士にして剣と魔法のファンタジーではお馴染みの称号バーサーカーの読み方違いベルセルク。闇ケヴィンクラス2のバシュカーも単なる読み方違いで由来は全く同じ。
流石にARPGなので操作不能・攻撃だけとかになったりしないが、クラス4アビリティはそれなりに狂戦士っぽくはある。
容姿
「北欧神話のベルセルク」の原典に忠実なウールヴヘジンを模したショルダーアーマーを左肩に身につけている。他に額当てや小手・具足は黒い金属製だが、それ以外は毛皮にタトゥーとデュランの中でも一際軽装備である。
全体としてフェンリルナイトとは左右鏡合わせの様なデザインとなっている。ちなみに体防具「ウルフヘズナル」はウールヴへジンの読み方違いでしかなく、フェンリルナイトの専用装備も「ウールフヘジン」だったりして事実上丸かぶりしている。闇ケヴィンクラス2との称号被りもあり、流石に手抜き感が否めない…。
性能
素の「力」ならデストロイヤーに次ぐ値だが、習得ポイントの補正でビーストキングやフレースヴェルグにまで追い抜かれてしまう。武器の性能でこの二者は抜き返すが、最終攻撃力は数値的にデストロイヤーに50以上もの差をつけられての2位である。
しかしベルセルクにはクラス3までに『剣聖』『攻乃型』もしくは『憤怒』『ペインアタック』、ここに専用アビリティ『バーサク』や『ペインアタックII』『集中II』『一閃II』とさらなる攻撃力強化手段が加わるため、アビリティ枠との相談ながら地力の攻撃力ポテンシャルは高いと言える。SP回収能力についてはケヴィンやリースどころか光デュランにも劣るため総合火力はまた別の話だが攻撃力は実質一位と言っても過言ではない。
この他、『バーサク』は30%も防御力も上げるため、他の防御系アビリティ併用でノーフューチャーでも通用するくらいの耐久力も得られる。
経由元に多少左右されるが、セイバー魔法によるサポート性能も引き続き健在である。『集中II』を習得できるため『◯◯ブレイク』系アビリティ併用でデバフ係も務まる。
以上から攻撃役・被弾役・サポート役のいずれも務まる、狂戦士らしからぬカスタマイズ性の大きい柔軟なクラスと言える。
必殺技:煉獄斬
「途中でブッ倒れるんじゃねーぞ」
満を持して登場した闇デュラン初にして唯一のロック技、約11秒間・13Hitとなっている。大魔女アニスもブラックラビもワープで逃げまくるボスなので、その点でも効果的。
初撃は剣をブーメラン式に投げ、命中したターゲットに急接近し紫色のオーラを纏ったデュランの拳が炸裂する。この最終局面に於いてまさかの拳の連打を浴びせ、フィニッシュだけまた斬撃を加える。よりによって何故拳なのか、何故剣を使わないのか、違う意味で衝撃を与えた剣技になっている。
代表的なアビリティ
専用アビリティ『バーサク』
通常攻撃ヒット時、攻撃力・防御力が2%ずつアップし最大累積30%まで伸びる。ボス戦なら常時130%を達成可能で、常設になる専用アビリティとしては破格の性能とも言える。
これに匹敵する専用アビリティはデストロイヤーの『羅刹』のみ。単独でボスにまで通用する30%以上の攻撃力強化に繋がるのは『攻乃型(ソードマスター)』『憤怒(デュエリスト)』『憤怒II(ベルセルク)』『ピンチアタックII(パラディン)』『ピンチアタックIII(セイヴァー)』『裁定者II(ウィッチクィーン)』『強気III(ハイプリーステス)』くらいである。ベルセルクには『集中II』などもありデストロイヤーよりアビリティ面で攻撃力向上の選択肢が充実しているため、結果的にこの二者がクラス4の中でも突出した攻撃力を得られる。
地味に防御力強化の幅も大きいため、セイヴァーには流石に劣るがノーフューチャーの最終局面でも通用する耐久型にシフトすることにも役立つ。
『憤怒II』
HP20%分の被ダメージ蓄積毎に、攻撃力と防御力を10%ずつアップ(最大30%)するリンクアビリティ。デュランにセットすれば攻守とも160%まで引き上げられる上、攻撃役がケヴィンあたりならそちらに渡しても大活躍する非常に優秀なアビリティ。
周回持ち越しでもこれほど強力なものはそうそう無く、ノーフューチャーに挑む際にデュランを入れるとクラス4段階までお預け確定であり、編成を悩ませる主因の一つとさえ言われる。
『撃破SP+III』
敵撃破時にSPを30%増加するリンクアビリティ。闇デュランで唯一大量と言えるSPを回収できる手段にしてレベリングの要である。ボス戦での活用は少々限定的に思えるが、アニスの結晶体やアニスドラゴン・ブラックラビの青ゲージ技のゲージ破壊でも発動するため、取り巻きのシャドウゼロやグレートデーモンも含めて意外とボス戦でも発動機会は多い。
こちらもノーフューチャーの周回引き継ぎで一際輝くリンクアビリティであり、『サボテンソウル』が使えないノーフューチャーでも必殺技狩りでのレベル上げが容易くできる水準となる。
『ペインアタックII』
強攻撃時、HP5%を消費、与ダメージを40%アップ。この時点でデュランの攻撃力のベースはかなり上がっているため、十文字斬りより強烈な斬撃を叩き込める。『攻乃型』あるいは『ペインアタック』とも併用可能だが後者では残りHP管理に注意。
『弱点特効III』と『弱点特効オールIII』
いずれも『弱点特効』系最強アビリティで弱点属性ダメージを大幅に増大させるわけだが、実はアニスドラゴンに対する光属性の強化くらいしか出番がない。『マナの奇跡』入手前ならアニスミッション(タイムアタック)もあるため出番は割と多く効果的ではあるが。
『集中II』と『一閃II』
『集中II』はクリティカル確率を40%アップ、『一閃II』はクリティカル時のダメージを40%アップする。内容としてはウィッチクィーンなどの『クリティカルアップIII』『クリティカルダメージII』と同一である。
『集中II』が特に重要でデュエリストには特にありがたいクリティカル率アップアビリティ。最低でも45%のクリティカル率は非常に強烈で、『一閃』『一閃II』の土台となるだけでなく、リンクアビリティである『プロテクトブレイク』系や『マジックブレイク』と併用すればボスを常時ダウン付与にできる水準となる。
ソードマスター経由の場合
『アタックセイバー』系があまりに優秀であるため、自操作でも充分強力だが『憤怒II』『撃破SP+III』は他キャラに渡し、引き続き火力サポート役となり『挑発』の被弾役を引き受けた方が活きるだろう。
デュエリスト経由の場合
『見切りII』を活かさないと何のためにデュエリストを選んだかわからないという部分があり(特に高難易度)、必然的にマニュアル操作向けである。幸い『ペインアタックII』『集中II』『一閃II』とマニュアル操作で活きる火力アビリティも習得するため、他キャラと競合することなく他キャラには無い『見切りII』の本領を発揮できると言える。
…普通にプレイするならソードマスター経由の方が攻略上は楽、というだけで。