概要
デュランの闇クラス2、火水風土4属性のセイバー魔法を習得する。
グラディエーター自体は古代ローマの闘技場で戦った剣闘士を指し、本クラスもビジュアルなどそれに準じたデザインになっている。
だが性能はファンタジー職業なら魔法剣士に該当するもので、脳筋っぽい見た目に反し割と技巧派なクラスになっている。
容姿
額当てはクラス1ファイターを踏襲、左に肩当て・右に胸当てがあるが体幹部は割と服に覆われていて史実のグラディエーターに較べると(そのグラディエーターにも様々分類があるが)割と肌の露出は少ない。デュランの剣はかなり大型で、光クラスと違い盾も装備できないためグラディウス+盾という古代ローマの剣闘士とはところどころでデザインが異なる。
が、臙脂に差し色の薄紫、モスグリーンのズボンの落ち着い配色と、鎧でカバーされる部分も控えめなあたり、全体的な雰囲気は剣闘士らしくなっている。
原作版の性能
単純な攻撃力数値ならクラス2最強である。なお防御力は最終的に全キャラ全クラスほぼ同値(クラス3も全員300で同値)であり、光クラスの盾が機能していないこともあり防御面で劣るわけではない。必殺技の威力もありセイバー魔法も使える優秀なアタッカー。
ただ純粋なダメージ効率はケヴィンが上だったり、魔法剣を操るという面も含めると見た目や称号の割に「脳筋」「剣術バカ」とは言えない性能になっている。
必殺技:旋風剣
「画面内を飛び回る回転斬り」で、旋風脚とほぼ同一エフェクト。単純な基礎与ダメージは全体必殺技としてはクラス2最強である。
ローラントエリアの各所に登場するアーマーナイトも特定条件のカウンターとして旋“風”剣を放ってくるが、何故か風属性が弱点だったりする。
特技(魔法)
ダイヤセイバー・サンダーセイバー・アイスセイバー・フレイムセイバーを習得。特技や必殺技で敵を攻撃する場合と異なりカウンターを誘発しにくい補助魔法なので雑魚戦でも有用だが、基本は神獣戦はじめとしたボス戦で真価を発揮する。これら4属性のいずれかが弱点属性であるボスは多く、弱点与ダメ倍率は150%とパワーアップ付与を軽く凌駕しており、クラス2以上の必殺技には反映されないが非常に強力なバフとなる。
リメイク版の性能
リメイク版でも高い攻撃能力を有するが、アビリティシステムの影響もあり「回復できるタンク」のナイトとは異なる攻撃サポートも兼ねる前衛になった。光クラスに劣るとは言え耐久力も高く、引き続きクラス1アビリティ『挑発』で囮役としても機能する。
火力特化のケヴィンやアンジェラとは異なり、むしろ彼らを活かしやすい特性を持つ見た目に反しテクニカルな魔法剣士という傾向が更に強くなっている。
必殺技:旋風剣
全体必殺技の廃止もあり、巨大な竜巻をデュランの前方円範囲に発生させる11Hitの技に変更された。原作に引き続き旋風脚(こちらは10Hit)とほぼ同一エフェクトではある。
ダメージ倍率は拘束型の必殺技より劣るが、全必殺技の中でもトップクラスの広い当たり判定を有しており、セイバー魔法をクラス2以上の必殺技にも付与出来るため汎用性が向上した。雑魚を散らすにも有効だが、ダメージの入る部位を多数持つボス(ただしあまり動かないボス)にも大ダメージを期待出来る他、技の角度を気をつければゼーブルファーの青ゲージを3つ纏めて破壊もできる。
ちなみにアーマーナイトの旋風剣はこれよりかなり攻撃範囲が狭くなっており、規模感はリースの旋風槍に近い。明らかに風を操っているが、何故か原作に引き続き風属性弱点。土属性弱点の雑魚が多いローラントでデュランがダイヤセイバー付与した旋風剣を放っても、アーマーナイトだけ土属性半減で微妙に邪魔である…。
特技(魔法)
4属性セイバーの基本的なダメージ倍率などは変わらないが「クラス2以上の必殺技にも付与できる」「弱点セイバーで叩くとSPのジェムが余剰に発生する」という性能が加わった。例えばアイスセイバーを付与した旋風剣を3体のファイアドレイクに浴びせればパーティ全体に33%のSPアップをもたらすので、実質99%アップという優れたSPゲージ回収手段に応用できる。
代表的なアビリティ
セイバー魔法の補助を中心に戦略の幅を拡げるアビリティが並び、剣闘士の名に似つかわしく無い器用さが光る内容。
『闘志』
戦闘開始後10秒間攻撃力10%上昇。単に攻撃的なだけでなく、経験値ボーナスを得やすいという強みがある。
『弱点特効』
弱点属性の与ダメージを更に15%upする。セイバー魔法の他、魔法アイテムでも効果は得られる。
『アタックセイバー』
セイバー魔法の消費MPを4上げて、セイバー魔法に攻撃力15%アップ効果も上乗せする。弱点属性なら当然強力だが、等倍セイバーでも他のパーティメンバー含め+15%攻撃力を伸ばせるようになる。曜日セイバーなら+24%に、更にパワーアップ効果の上乗せ可能という点も優れている。
『ガードセイバー』
付与されたセイバー魔法と同属性の被ダメージを15%減少するリンクアビリティ。原則的に敵の使用する属性は敵にとって吸収か無効の属性である場合が殆どなので、このアビリティを活かそうとすると打撃や必殺技でダメージを与えられなくなってしまう。尤も特技やアイテム使用には問題は無いが。
このため活用に難があるが、ナイトの盾装備と異なりパーティ・周回メンバーに貸し出せる属性防御というメリットはある。例えばアンジェラに渡して神獣リング併用という手もある(当該属性被ダメージは42.5%になる:残念ながら35%ではない)。グランデヴィナ・ウィッチクィーンなら『全属性軽減』系まで上乗せすると特定属性のみノーフューチャーのボスの火力にも生存が見えるレベルになる。
『プロテクトブレイク』
クリティカル発生時に30%の確率で敵に防御力ダウン効果を付与。ケヴィンもクラス2で習得、ナイトの『パワーブレイク』とはある意味対極のアビリティ。ソードマスターにクラスチェンジしないとクリティカル率を上げるアビリティが身に付かないため、一撃あたり付与率1.5%で攻撃回数が少ないデュランは一見活用が難しい。
が、旋風剣が広範囲11Hitなので、全撃命中ならリンクアビリティ『クリティカルアップ』だけでも付与率が15.3%→39.7%に伸び、かなり実用的なレベルになる。プロテクトダウン付与は「ビーの瞳」「シャドウゼロの瞳」など店売りの無いアイテムが必要なので、闇リース、闇ホークアイが居ないパーティなどでのダメージアップのリソース問題を解決できる。
『サヴァイブ』
戦闘不能になるダメージでも20%の確率でHP1残して耐えるリンクアビリティ。ナイトと共通だが、ノーフューチャーでも一撃で倒れるリスクを減らすアビリティをパーティに供給できる点はありがたい。